チャンスのご飯W

2004年8月中旬より昨年同様「かゆみ」が気になるようになりました。
自分で掻いて両前足を脱毛させてしまいました。
今年も虫の検査をしてもらいましたが、やはり陰性でした。
それで「ひょっとしたら・・・」としていただいたアレルギー検査で
93項目のうち25項目にアレルギー反応が出ました。
その内、食品は陽性、擬陽性を合わせて下記の10項目でした。

鶏肉
羊肉
七面鳥肉
コーン
玄米
じゃがいも
ナマズ
ビール酵母

蛋白源はドッグフードの時も定期的に変えていましたし、
手作りの食事にしてからは自分なりに勉強して
チャンスに合った食事を作ってきたつもりでしたので
正直言ってショックでした。

当然、獣医さんにはドライの療養食を勧められました。
アレルギー検査と同時に行った血液生化学検査の結果、BUN・クレアチニンがやや高値でしたが
これも獣医さんに腎臓病の療養食を勧められました。

「手作り食は栄養が偏りがちです。
私たちでも栄養学は難しいんですよ、
こんな分厚い本を勉強しないといけないんですから」
厚さ10センチほどの本を指差さしながらその獣医さんはおっしゃいました。

チャンスの健康のために始めた手作り食だったのですが、
こういう事態になってしまい考え込んでしまいました。
「私は毎日せっせとアレルギーを作っていたのではないか?」
「自分自身が頑なになって「手作り食」に執着しているのではないか?」
と自問自答してみましたが、

ドライのドッグフードが「手作りのご飯」に勝っているとは
どうしても思えませんでした。


そんな時、「わんのホームページ」
「もう迷わない!ペットの健康ご飯」の著者で獣医師でもある本村伸子先生
による

愛犬愛猫の健康の為の第3回関西セミナー
が開催される事を知り、参加させていただきました。
感想は「行って本当によかった」です。
「もっと早くこの方の本に出会っていたら」とも思いました。
そして
「愛犬を病気、肥満から守る健康ご飯」
「アレルギーと皮膚疾患」
の2冊の本も購入しました。

本村先生の本を読ませていただいたのは初めてでしたが
私が今まで他の本を読んだり、栄養の勉強をしたきて
たどり着いていた所の一番近くにあった本という感じがしました。

そしてこれはとても重要なのですが
私がまだ知らなかった大切な沢山の事を
教えていただく事が出来ました。

それは
酵素の重要性
チャンスの食事には「酵素」が不足していたと思います

(これは、生食を与えていなかったからでしょう。「酵素」とは考えずに
納豆、ヨーグルト、生のフルーツはよく与えていましたがやはり不足していたと思います
加熱したものばかりを与えていると、当然酵素は死滅してしまっています。)

塩分の重要性
(ドライのドッグフードと違い手作りのご飯の場合、むしろ塩分は不足する傾向にあるようです。
塩分制限をした場合としない場合の犬の胃液のPHの違いによる
骨の消化にかかる時間の違いをデータとして示して下さっていました

塩分制限→胃液のPH値が上昇→骨・肉(たんぱく質)の消化能力が低下

つまり適度な塩分を摂取し適度な胃液のPHを保たないと
消化能力が低下し、尚且つ酸度の高い胃液が自らの胃粘膜を刺激する事になります。

今まで生食は感染症が恐くて与えていませんでしたが
「酢をかける」「塩水で洗う」など工夫して少し与えていこうと思っています。
そして幸い今のところ牛乳にはアレルギーが出ていないので
今までどおり「カスピ海ヨーグルト」や「納豆」も。
それと酵素の補給に火を通していない「味噌」がいいらしいので
今年手作りした味噌が沢山有るのでそれも与えてみようと思っています。
(味噌は塩分も強いのであくまで少量)