ミラクル・カンフー阿修羅
ミラクル・カンフー阿修羅

おすすめランク 判定不能   

原題:THE CRIPPLED HEAVEN
出演
シェン・スンツェン
カン・チャオミン
監督:ロー・ツェ
1980年度作品


噂に聞いていた伝説の作品をついに見ることができた。って、この作品、ビデオはすでに廃盤で、なかなか見かけることのない 激レアビデオのためショップでもかなり高い値段で売られているもので、ボクもかなりの額を支払って入手いたしました(笑)

なんで激レアかというと、マジで両腕のない人と、足の筋肉がなくて歩くことができない人が、合体してカンフーしちゃうという 問題ありありの作品だからなのであーる!!こんなん、DVD化もされるはずもないのだが、81年に日本でも劇場公開しちゃって るのであーる!

ストーリーはいきなり、リーが街を牛耳る悪党リンに逆らったということで、リンの手下チャンによって両腕を切り落とされる シーンからはじまる。

リーが街の食堂に向かい、食べ物を注文すると、店員が鳥のもも肉を持ってくる。両腕のないリーが食べようとすると、「食べさせないよーん!」と 食べれないようにしてからかって、客のみんなも「がはははは!」と爆笑する・・・。(←笑うに笑えんわい!陰湿きわまりすぎるー!)

リーはボッコボコにされて食堂をつまみだされ、倒れているところを棺おけ屋のじいさんに助けられる。そして、じいさんから 「強く生きるんだ!!」(←言われなくても強く生きてる)と言われ、街から逃げ出すのだった。道中、水を飲もうと川に向かうが マジで溺れてる・・・・。

おなかがすいて、民家のアヒルの餌、豚の餌をむさぼり食うリー(←みじめすぎる・・・)。それを民家のじいさんが見つけ、 「幽霊か?両腕がなくてどうして生きていける??」などと問題発言を連発するが、リーを家に置いてくれることになるのだった。

一方、リーの腕を切り落としたチャンは、リンの怒りをかい、両足に毒をかけられ、歩くことができなくなってしまう。山に捨てられ、 ゴロゴロ転がりながら川辺にやってきたチャンは、偶然、リーと遭遇する。リーはチャンをなぜか洞窟に連れて行き、両腕をなくされた 恨みを晴らそうとボコボコにする。すると、どこからか人の声がして小さなカゴに向かい、ふたをあけると軟体じいさんが登場する。 軟体じいさんは、「話は全部きいたわい。互いに憎みあうのはやめて、リンへ恨みをはらせ。2人が1人になれば、倒せる はずだ。わしが拳法を教えてやる。」と言う。

それから二人は修行に励む。ある日、軟体じいさんはリーとチャンにある命令をする。それは以前、自分の持っていた“八名馬” というヒスイをリンに奪われたので、取り返してほしいというものだった。この時、「わしはあのヒスイを取り返すために お前たちに拳法を教えたのじゃ。」と言い、拳法を教えたことが善意ではなく、おそろしく私的で動機が不純だったことが発覚する(笑)。

3人はリンの屋敷に向かい、ヒスイを盗みだす ことに成功すると思いきや、用心棒に見つかりしばし格闘する。すると、その用心棒は「今のままではリンに勝つことができない。」 と2人に告げるのだった。その用心棒はリンの悪行を調査する潜入捜査官だったのである。

ヒスイ“八名馬”は、拳法の極意を形どっていて、それを極めればどんな拳法にも勝るということで、二人はさらなる修行に励み、 “合体カンフー”を完成させ、リンのもとへ向かうのだった・・・・。

原題の「THE CRIPPLED HEAVEN」、訳すと“手足の不自由な人の天国”・・・。おいおい!

“腕なしドラゴン”リーが、竹の棒をまわしてリンと戦うシーン。カットカットでやたらつなぎあわせているのを見ると、 何十回もうまくまわせなくて撮り直したんだろうなあ・・・と思ってしまった。そりゃ、大変よ。

だけど、この二人の動きはマジで強そう。体も障害があるとは思えない鍛え方。

軟体じいさん、この人、ただ体が柔らかいだけでカンフーなんか絶対できないはず。風貌的に素人っぽいし、体も鍛えられてない。 水曜スペシャルとかでやってた“世界の超人大集合”とかに普通に登場しそうな人。

ラスト、唐突に「ドリフ大爆笑」でアイドルが歌わされるセットもない殺風景なドライアイスのたかれたスタジオのようなところで ひとつの小さなカゴが置かれているシーンになる。予想通り、ふたを開けたら軟体じいさんの登場。じいさんのパフォーマンス のはじまりはじまりー!その後、リーとチャンも登場して、しばし“見せ物”カンフーを繰りひろげる。もう、ええやろー!と 思うくらい見せられてTHE END・・・。あーーー疲れた!(笑)もう、すごいとしか言いようがないやんけー!

ビデオのパッケージの説明文が「おいおい!」って感じ。いきなり「やればできる!!」って書いてる(笑)。 おまけに「まさに本物だけがもつ鬼気迫るド迫力シーンが展開する!!」とか書いてる。“本物”って・・・どうなん?(笑)

これを見た香港の人たちはどう反応したのかなあ。「少林サッカー」で、頭をビンで殴られたり、パンツかぶせられたりする シーンで爆笑する人もたくさんいただろうから、笑い転げて見た人もいるのかもしれない。ボクは、ただ「すごいなあ・・・。」 「いいのかなあ・・・。」「こりゃあかんやろ・・・。」とつぶやいて見ることしかできなかった。

香港ではヒットしたらしく、何作か続編が作られたが、当然と言うか日本では劇場公開、ビデオ化もされていない。

ま、ボク的に死ぬまで忘れることのできない1本になってしまったことは間違いない。
死ぬ寸前に「阿修羅が見たいのじゃあ!ミラクルが見たいのじゃあ!」とのたうちまわる可能性は・・・ない(笑)



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