アンディ・ラウ 武闘派烈伝
アンディ・ラウ 武闘派烈伝
おすすめランク D
原題:再戦江湖
出演
アラン・タン
サイモン・ヤム (任達華)
メイ・ロー (羅美薇)
エリザベス・リー (李美鳳)
アンディ・ラウ(劉徳華)
キャリー・ン(呉家麗)
ゴッ・フォン(谷峰)
メルヴィン・ウォン
監督:張同祖
脚本:ウォン・カーウァイ他
撮影:クリストファー・ドイル他1990年度作品
日本のタイトルは「アンディ・ラウ・・・」となっているが、アラン・タン主演の作品。これ見た人で「何で、アンディが主演ちゃうねん。
あのアラン・タンっておっさん誰や?」って人がほとんどだったと思うが、アラン・タンは16歳の頃から役者をやっていたスターで、
製作者としても、あのウォン・カーウァイや、クリストファー・ドイルを見出し、「欲望の翼」や「いますぐ抱きしめたい」などを
プロデュースした大物なのである。
おそらく、アラン・タンのことだから当然、「映画はビジネス」と考え、自分はちゃっかり主演しておいて、アンディをエサに観客を
呼び込み、日本でもビデオ化させたのだろう。まあ、どう考えてもアンディが出演してなかったら、こんな作品、日本でビデオ化なんてされる
はずないしなあ。
ストーリーは黒社会のボス、アラン・タンがカナダでマフィアとの抗争で警察に捕まり、20年後、刑務所から出てきた後、
産まれてすぐに別れた娘に出会うため香港に向かい、娘の知り合いであるメイ・ローと娘の居場所を探すことになる。
メイ・ローには親はなく、長年、アランの娘とともに孤児院で育てられてきたのだった。
しばらくして、メイ・ローはアランに娘が数年前に失恋が原因で自殺したと告げる。「なんで早く言ってくれなかったんだ!」
と責めるアラン。メイ・ローは、それを告げるとアランは去り、またひとりぼっちになってしまうからと言うのだった。二人は
次第に、互いを娘、そして父親の存在と重ねあわせるようになるのだった・・・。
香港にはアランを命の恩人と慕う組織のボスがおり、アランを後継者にしたいと思っていたが、それを快く思わない男(サイモン・ヤム)
がいた。
もう、ここからはご想像の通り、サイモン・ヤムがボスを殺し自分がボスにのしあがり、邪魔と思うアランを殺すため、アランが
世話になった女性(エリザベス・リー)を誘拐し、アラン(+アンディ)VSサイモンという壮絶なバトルになだれ込む展開。
ストーリーの中にアンディが全くといっていいほどでてこないが、ほんとこの作品のアンディの役はどうでもいい役。
劇中の初めと終わりにアラン・タンを尊敬するチンピラ役で登場し、ラスト、アランを助けるためにいっしょにガンバトルを
しちゃうだけ。
アランとメイ・ローのストーリーがこの作品にはもったいない。あれだけで一つの感動モノがつくれるはず。黒社会ネタは
展開が丸わかりだから、せっかくいいストーリーになりかけてるのに完全にブチ壊してる。
銃撃戦もただ撃ちまくっているだけなので、迫力が全くない!重要なのはどのように撃ってるシーンをかっこよくみせるかで
あって、数十人の奴らが、一斉にマシンガンぶっぱなしてるの見たってすごくもなんともない。ただ銃と銃弾を買った制作費が
ムダなだけ。ほんと、監督でいいものも悪くなっちゃうなあ。
このビデオの解説文、“ウソ、大げさ、まぎらわしい”がすごすぎ!
「この作品の前にすべてのアクション映画はひれ伏す!!」
(↑これを書いた人、この作品しかアクション映画見てないのでしょう・・。)
「2人VS1000人!!炸裂する銃弾10000発以上!」
(↑2人じゃないし、1000人もおらんかったし、10000発って数えたん?)
「演じるのは、今やあのチョウ・ユンファすらも完全にこえたアジアNO.1スター、アンディ・ラウ」
(↑コラコラ!こえてない!こえてない!よくも“完全に”などと断言できるな・・・。)
「今ここに観るもの全てを圧倒するアクションの新次元“香港ネオ・バトル・ノワール”が誕生した!」
(↑なんか新しい用語考えたかったんやろうけど、“香港ノワール”をパクっていじくってるだけやんけー。)
この当時のアンディはおそろしい数の作品に出演していた時期で、この作品のような“エサ”的な出演作もかなりあるので、
アンディファン初心者の方は、ご用心を・・・。ボクはアンディとジョイ・ウォン出演作には“悪質商法”された頻度が
かなり高いです(笑)。
TOP