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今回は、今世紀最後の正統派アクションスター、ドニーイェンの作品を紹介する。
ドニー・イェンって誰?って人もいると思うが、「天地大乱」でラスト、リンチェイと死闘を見せてくれた人といえば、分かる人も多いはず。
ある村に、マンヒン(ドニー・イェン)がやってきて、村人のワイ(黄子華)に七聖廟という場所を尋ね、案内してもらう。マンヒンは記憶喪失になっているが、戦前、誰かと七聖廟で「戦争が終わったらここで会おう..」と約束したことは、覚えていた。
道中、山賊に襲われるが、ここはドニー・イェンアクションでボッコボコに倒し、七聖廟に着く。その近くに、小屋を建て、住んでいる女性、ウェイ・イー(カルメン・リー)がいた。彼女が、まさにマンヒンと約束した女性だったのだ。マンヒンとウェイ・イーは戦前に結婚していてマンヒンが出兵の際、七聖廟で会う約束をしていたが、マンヒンはそのことを覚えていなかった。ウェイ・イーはショックで苦悩するが、やがて、互いに愛を確かめあうようになっていった。
ある日、村に盗賊がやってくる。そのボスはかつて、マンヒンとともに“7人の狼”として恐れられたものの一人だった。彼はマンヒンが自分たちの兄貴を殺したことを恨んでいて、彼を殺そうと村にやってきたのだ。ウェイ・イーは盗賊にさらわれたあげく、マンヒンの目の前で殺されてしまう。マンヒンは怒りに燃え、戦いを挑むのであった!!
ストーリーは単純すぎ。だけどアクションがすごい。ドニー・イェンのアクションはリンチェイやジャッキーのアクションとはなんとなく違う。ほんとにボコボコに殴ったり、蹴飛ばしてるって感じ。バシバシっていう効果音使わなかったら、鈍い生音が聞こえそうなアクション。まわりのスタントマンはケガ人続出だっただろう。
この作品は、歳をとったマンヒンとワイが回想するというストーリー展開なのだが、この部分は必要なかったように思う。
この作品にも“それはないやろーアクション”はあった。敵が投げたナイフを竹筒で受け止めて、くるくる回転させてから、敵に投げ返して敵を倒すってシーン。このシーンはブルース・リーの「ドラゴン危機一髪」のラストシーンの真似だと思うが、どっちもどんな原理でそんなことできんねん..。まあ、そんなこと言ってたら香港映画自体、それはないやろーの宝庫なのだが..(笑)
この作品には、以前ヒット記念の「日本人俳優」ってところで紹介した、香港でスタントマンとして活躍している谷垣健治氏が出演しているが、とにかくやたらでてくる。山賊ででてきたのに、こんどは村人。盗賊との乱闘シーンでは、黄子華にスローモーションになりながら、倒され殺されるのに、次のシーンでまた戦ってる。谷垣氏を知るまでは、全く気にならなかったが、知った後は気になりまくりだった。彼はドニー・イェンのスタントも担当していて、ラストのシーンで強くアタマを打ち付けて記憶がなくなるって事もあったそうだ。
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邦題はあたかも「ドラゴン危機一髪97」の続編っぽく思うが、原題と製作年を見れば分かるとおり、全く関係ない。作品のほとんどがフィリピンロケ。知っている俳優さんがドニー・イェン、ロイ・チョン以外、全くいなくてフィリピンの俳優さんばかりだった。
なんか、香港映画でフィリピン人が主役級に扱われる作品って珍しいから、ちょっと異質に感じてしまった。フィリピンの町の雰囲気って、ベトナムやカンボジアに似ている気がするから、ハリウッドのB級ベトナム戦争モノとダブってしまった。
ストーリーは簡単に言って、香港警察でムチャばかりして厄介者扱いされている刑事が、証人の護衛のためフィリピンに向かい、フィリピン警察の刑事と事件を解決するというもの。
途中、フィリピン警察の刑事、エドゥの部下がバスケットボール爆弾で殺されるシーンがあって、観客に涙を誘わせようとしているのだが、どうも知らない俳優だし、作品中そんなに活躍していたわけでもなかったので、そこらへんが作品として甘いなーと思った。
ラスト、ドニー・イェンとロイ・チョンの一騎打ちはなかなか見応えがあったが、画面の暗いシーンが多くて、アクションがよく見えないところが多かったのが残念だった。
この作品、香港映画にはよくあるのだが、フィリピン人までペラペラと広東語を話していた。吹き替えであることは分かっているのだが、実際、撮影の時はどうやって会話しているのだろう。俳優同士、広東語とフィリピン語で意志疎通してるんかなあ。
ビデオのパッケージに“ジョン・ウー的銃撃戦!”って書いてあったが、ただの銃撃戦だと思うけど..。
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