ファイナル・プロジェクト
ファイナル・プロジェクト
おすすめランク B
原題:警察故事4 簡単任務
出演
ジャッキー・チェン (成龍)
アニー・ウー
ジャクソン・ルー
トン・ピョウ (董驃)
ロー・ワイコン (廬恵光)
監督:スタンリー・トン1996年度作品
公開当時、香港が中国に返還される直前であり、またジャッキーのハリウッド進出もあったので、おそらく配給会社はどうしても“ファイナル”をつけたかったんだろうけど、原題を見ればわかるように「ポリスストーリーシリーズ」の
4作目。原題の“簡単任務”ってのが、ストーリー的に重要なはずなのに邦題にはどこにも表現されていないのが、どうかなと思った。
ロケ地は、ウクライナ、ロシア、オーストラリア。オーストラリアロケは政府から絶えず頼まれていたそうだ。撮影に使用されたミサイル、秘密基地、原子力潜水艦は全て本物で、
ジャッキーは潜水艦の潜水シーンも撮影しようと思っていたらしいが、許可されなかった。
雪山のシーンでスノボに乗ったジャッキーを追ってくる人たちは、オリンピックのメダリストだったそうだ。
ヘリコプターにぶら下がっていたジャッキーが凍った湖に落ちるシーンはすごかった!このシーンはさすがに監督も撮影協力の山岳救助隊も猛反対だったそうだが、
ジャッキーはその反対を振り切って挑戦、成功させたのだ!ほんまに薄着で氷の張った湖に飛び込んだジャッキー、あんたはすごいよ!映像からも寒さの限界に達した
ジャッキーが伝わってくる。
今回もモップ、はしご、脚立、ほうきなどを使ってのスピーディーなアクションを見せてくれている。NGシーンではほんとに何度も
NGだして、ジャッキーもケガをしていた。まあ、どう考えても1発でできるほうがおかしいアクションだから当然か。
高下駄を履いてのアクションはおもしろかったなあ。ああいうのを思いついて見事にやってしまうジャッキーは天才ですよ・・・。
作品として大きな問題だと思ったのは、BGM。BGMほど作品を左右するものはないとボクは思っているのだが、いっくらジャッキーがすごいことしてても、BGMがダメだった。1つあげれば、オースト
ラリアのホテルでのでっかい白人2人とジャッキーが闘うシーンとかね。
見たあと思ったんだけど、別に「ポリスストーリー」シリーズにしなくてもよかった気がした。この作品に欠けているのは、恋人とのやりとりが全くないこと。ジャッキーの恋愛模様もこの
シリーズの魅力の1つのはずだ。電話かなんかでマギー・チャンに「あんた、何してんのよ?」「あ、あ、あ、ごめーん」くらいのシーンでもあれば、前3作につながったのに。それがないもの
だから、劇中のジャッキー自身の内面が見えないから、すごいことやってるんだけど、何か物足りない。
水族館での水中アクションは、ジャッキーのアイデア勝ち!酸素ボンベの取り合いから、人食いサメネタ、血が指からでちゃってサメに襲われないよう、ボンベと指を交互に口に入れるってネタまでよく考えられてた。
体が浮かないようにおもりをつけて撮影したというから、けっこう少しの動きでも大変だっただろう。まあ、水中でのアクションということで、動きは当然、スローになるし、声もないから、
やってる人はとんでもなく大変なんだけど、ラストのバトルとしては、「すっげー!」と熱くなることはできず、消化不良の感はあった。
なーんかね、しっかり撮影してるところばかりなんだけど、手を抜いた感じのシーンもあった。警察署のシーンが特に。トン・ピョウの警察署での電話でのやりとりや、オーストラリアでの警察署の
シーンもカメラアングルが定位置のままで動かないし。もっとやり方あるやろーと思ってしまった。
パンフレット。買った時から気になっているのだが、なんで、「レッド・ブロンクス」のジャッキーや、電車が写ってるんだ??デザインする時にどうしようか苦心したんだろうなあ。・・・って
こういうところ気付く人ってボクくらいだったりして(笑)
ラストの潜水艦上でのシーン。トン・ピョウとジャッキーのシーンのみ、別撮りバレバレ。おんなじ場所のはずなのに、天気が曇りと晴れ・・・。こんなところでE級電影的ツッコミしたくない!(笑)
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