厳選!E級電影・第十回 ロボ道士 エルム街のキョンシー
ロボ道士 エルム街のキョンシー
おすすめランク E以下
出演
シンシア・ローズ
製作:トーマス・タン
監督:エドガー・ジェール1998年度作品
この作品は、今までに紹介したE級電影作品と比べたら、比べものにならないくらいヒドイ作品!というか、はっきりいってEよりも下のランク外になってしまう、どうしようもない作品!映画じゃないですよ..この作品は...。
邦題見ただけで、E級と予想できるこの作品、日本の配給会社もヒドイ作品とわかっていたから、こんな邦題をつけて、ビデオをレンタルする人にそれとなく「申し訳ありません。邦題でE級作品だと予想し、それを承知したうえでお借りください..。」と伝えたかったのかもしれない。(笑)
ボクはこの作品、3回もみたが、理解不能!もうストーリー展開がムチャクチャ!おもしろくないし、訳わからんし、なんでこんな作品がビデオ化されているのか、ほんと謎!
この作品の製作会社FILMARK INTERNATIONALって会社、あの「クローン人間ブルース・リー」も製作しているのだが、ヒット作なんかあったのだろうか??それに、ボクの知っている香港の俳優なんかほとんどでないで、全然知らない白人ばかり使うことが多い。
では、ストーリーに従って、ダラダラと書いてましょう..。
映画のストーリーでよくあることだが、全然違う2つの場所で並行してスト−リーが展開していき、最後にその2つが1つになって事件が解決したりして、エンディングというモノが多い。
この作品も、どうやらそういうことをしたかったらしいのだが、もう、最悪!
ストーリーは大きくふたつある。まず一つ目のストーリーから書いてみよう。
ある日、映画の脚本家ジョイスは、助手のシンディと、映画会社のディクソンに頼まれたシナリオを急ピッチで仕上げるべく、別荘に行くことにする。道中、墓の前を通ると道士がいた。ジョイスらを案内したドライバーは「霊を呼び出しているときに近づけば、悪霊が乗り移って、死の苦しみが待っているから、道士には近づくな。」と言ったが、ジョイスたちは興味があって道士と会話をする。すると道士は「死相が出とる。必ず不吉なことが起きる。」と言う。どうやらこの時点で悪霊が取りついてしまったらしい。
別荘に着いたジョイスはドライバ−に、執筆のジャマになるからと別荘の電話を持って行ってもらう。ドライバーが電話を車に乗せて帰ろうとすると、なぜか突然、電話線もつなげていないのに電話が鳴り、恐る恐る受話器を取ろうとしたら、なぜかコードが首に巻き付き、ドライバーは死んでしまう。
その日、ジョイスはシンディと夕食を食べようとすると、シンディがいなくなったので、探し始める。シンディは「エルム街の悪夢」のフレディが装備している鉄の爪を持ったキョンシーに襲われ、殺されてしまう。それを見たジョイスは気絶するのだが、次のシーンで目が覚め、シンディが「大丈夫?あなたはずっと気絶していたのよ!」などという。どこでどういういきさつで気絶したのかは謎だが、どうやら監督はこの後、悪夢が再現されるという展開に持っていきたいらしい。
その夜からジョイスとシンディのまわりには、奇妙な現象が起きていた。ホラー映画のパターンで一人が怪しいものを見かけたら、「気のせいよ。」とか「目の錯覚よ。」とか言っておいて、後から襲われるというパターンネタの始まりである。ジョイスとシンディがプールで泳いでいると、キョンシーがプールを泳いでいたりする。(このシーンはキョンシーが泳いでいるシチュエーションがおかしくて、ちょっと笑ってしまった。)
プールで泳ぎ終わって、その後も電気がピカピカついたり消えたりという、素人でもやりそうな奇妙な現象などがあり、シンディが「おかしいわ..」と思っていると、いきなり鉄爪キョンシーが現れ、シンディは背中を引き裂かれるのだが、痛がりもせず、ジョイスに「幽霊がいたの!」というと「ウソ言わないで。」といわれ、ケガをしている証拠を見せるでもなく、納得してる。(あー!訳わからん!)
ついにジョイスの前に鉄爪キョンシーが現れる。鉄爪キョンシーは、「人間の女とやりたい!それ以外に再生の道はない!」とほざき、ジョイスが「何の怪物なの?」と聞くと、「俺の名は腐霊泥(フレディ)!中国最後の悪夢男だ!ハハハー!」とか言ってる。(バカか..)
そしてジョイスの体に乗り移って、シンディを殺してしまう。その時、ジョイスはどうやら、妊娠したらしく、鉄爪キョンシーとの子供を産んでしまう。(わーけわからん)
で、次にもう一つのスト−リー。
謎の電話器に殺されたドライバーの死を知った映画会社のボスはジャッキーという調査員に、ドライバーの死の原因を突き止めるよう命じる。ボスは他の映画会社が、ジョイスがシナリオを書いている「中国最後の皇帝」という作品とテーマが同じものを製作する予定があり、どうやら、その映画会社が製作を阻止するために、いやがらせをしていると思っていた。
ジャッキーはある夜、車を運転していると、女の叫び声が聞こえて、男が女を追いかけながら「まちやがれ!殺してやる!」
と言っている現場を目撃する。それを見たジャッキーは、なんで女が追いかけられていたのかも知らないくせに、いきなり銃で男を殺してる(おいおい..)。その後、このシーンがこれからのストーリーにつながっていくと思いきや、何の関係もなかったのである。(なんなんだ?)
ある日、ジャッキーは友人のファニーと食事をしていると、ライバルの映画会社のプロデューサー、ウォルトンを発見し、トイレでいきなり殺す。
ジャッキーがウォルトンを殺したことは、知るはずもないのだが、なぜかそのプロデューサーの手下のリッキーが「ジャッキーが殺したんだ!」と何の根拠もなく断定し、ファニーを誘拐してしまう。ジャッキーはリッキーに会いに行くと、ここでも
いきなり、ジャッキーはリッキーを殺してしまい、ファニーを救出する。
ウォルトンの死んだ今、また別のプロデューサー、ジャクソンが香港一のプロデューサーとなる。で、これまたよくわからんうちにジャクソンが部下にファニーと美術監督を誘拐するよう命じる。ジャッキーはジャクソンを自殺に追い込み、ファニーらを救い出す。
で、ここで、二つのスト−リーは述べたのだが、共通点はドライバーが殺されたってことぐらいで何の関連性もない。
この二つを最後はむりやりつなげるのである。
ジョイスとシンディが心配になったディクソンは彼女らが暮らしている別荘に向かう。すると、ジョイスに乗り移ったキョンシーがディクソンに襲いかかり、「これで脚本は完成せず、ジャクソンが一番だー!」と言う。何?この鉄爪キョンシーはジャクソンに雇われていたのか??そんなこと今まで、どこにも説明がなかったのに、いきなりこのセリフで二つをつなげているのである。なんじゃいこれは!!!
で、題名の「ロボ道士」は今までのストーリーにはどこにも登場していない。さてこのロボ道士の正体とは!?
なんと、ディクソンがロボ道士に何の説明もなく変身するのである。それももう、エンディングに近い、1時間22分後に!ロボ道士に変身する前にも理由もなく忍者に変身してもいる。このディクソンなる人物が何者なのかは、ただジョイスに脚本を頼んだ以外に何も語られていないのである!こんなんでいいのか!!
このロボ道士もそのまんま消防服っていう銀色のスーツを着ているだけで、“ロボ道士”と言われなければ「なんだこれは!」といいたくなる物体。
主人公のジョイスやシンディ、誰やねん!二人とも白人の女性なのだが、俳優とは思えない演技!素人投稿ビデオ見てるんじゃないんだから、もっとがんばって演技しろよー。
ただの調査員、ジャッキーがなぜ、簡単に人を殺せるのかも説明がない。殺し屋でもないのに映画界の大物を2人も殺している。どういうことやねん!
ディクソンが忍者に変身するシーン。はじめにキョンシーと闘い、そのあと謎の怪力男が登場する。怪力男が歩くと、歩いた跡に地中から火花が噴出するのだが、最悪!踏んだ跡から噴出してないで、踏んでもいないところから噴出している。あー!頭がイタイ!
この作品が最悪な理由がまだある。ストーリーの舞台になっているのは香港である。ジョイスや、映画会社のボス、ディクソンが登場しているシーンは香港で撮影されているが、ジャッキーのシーンは全て、誰が見たってタイで撮影されているにもかかわらず、そんなことは無視して、香港で撮影しているようにしている。おまけに、映画会社のボスとジャッキーが会話したりするシーンでは、どう見てもボスのシーンは香港で、ジャッキーのシーンはタイで撮影していてそれを同じ場所で会話しているようにムリヤリつなげている。うまくつながっていればいいのだが、編集がヘタクソ!つながりが悪い悪い!
この作品のプロデューサー、トーマス・タンがプロデュースしている他の作品も題名だけでかなりあやしい。「ロボハンター霊幻暗黒大戦争」「必殺!ムーンウォーク拳 キョンシーマン」。なんかこの二つも「ロボ道士」に負けないくらいヒドそう...。もしこの二つを見たことがある!って人はメールくださいませ...。
なんかこの作品を見終わった後、他のどの作品もこれからは楽しく見れるような気がしてしまった....。
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