厳選!E級電影・第三回 チョウ・ユンファINワイルド・ギャンブラー
チョウ・ユンファINワイルド・ギャンブラー

おすすめランク    

出演
チョウ・ユンファ (周潤發)
パイ・イン (白鷹)
ロイ・チャオ (喬宏)
監督:デニス・ユー  
1980年度作品
 

ユンファファンであるボクがこの作品をEにしてしまうほど「なんじゃいそりゃ」と思ってしまった作品。

この作品は、問題のあるところがたっくさんあるので文章がいつもより長いですが、まあゆっくり読んでください..。

まず、ビデオのパッケージ。「男たちの挽歌U」(87)ぐらいのころのユンファがかっこよく写っていて、「あれ?こんなの見たことないで」と思って借り、ワクワクしながら再生ボタンを押してみた。

オープニング。何かほんとふるーい香港musicって感じのテーマ音楽(だけど聞いてるとなんだか笑えてくる...)が始まり、直感的に「やばそうだなあ..」と思った。すると、陽気にバイクで登場する青年。「誰だコイツ...」と思ってよく見てみると、痩せほそったユンファだったのだ。パッケージとは全然別人。

まあ、ビデオを返しに行ったときにパッケージの裏を見てみると、ちゃんと昔の細いユンファがうつっとりました。つまり、通信販売とかを買うのと同じようにちゃんと細かいところを見て借りるようにと教えられたような作品であります..。

内容もシリアスっぽく撮っているが、やっていることはコメディっぽくジャンルがわからない作品。

まず、バイクでツーリングしているグループをユンファがからかい、バイクで競走する事になる。ユンファVS男3人。一人ずつユンファがバイクを蹴ったりして、倒していく。でも、バイクがよろけてしまうほど、つよく蹴り飛ばしているようには思えない。おまけに全然迫力がない。

この後、このからかわれた三人のうちの一人Q(あだ名らしい)が、いいかげん許せばいいのに根に持ってユンファに仕返しをしてくる。(大人げない....)

ある日、この三人が偶然にもユンファの働いている自動車修理工場に、「誰かいるか?」とやってくる。そして、「またお前か」 などといってけんかが始まる。どう考えても、ユンファが働いている場所を知っていて来たわけでもなく、車を修理しに来たわけでもなく(車に乗って来ていたが、たとえ修理しに来たしてもすごい偶然!)非常に都合のいい展開。

そして、その修理工場をつぶそうと次々といやがらせをしてくる。工場長もなんだか貧相で「やめてくれー、やめてくれー」と嘆くところがみじめ。

Qは組織に通じていて組織のボス、クオの策略もあってユンファはギャンブルで負けて、借金を負うことになる。ユンファには、ギャンブルを教えてくれた師匠がいて、この師匠カンは、かつて上海で友人のチュ・トンシュンとともに有名なギャンブラーであった。チュ・トンシュンは、今、占い師をしているという。カンはユンファを助けるため、トンシュンにクオを倒してくれるよう頼む。しかし、トンシュンはクオに銃によって殺されてしまう。

クオはモーという投資家たちから集めた資金を使ってベトナム人の男とある取り引きをすることになる。取り引き場所はビルの建設現場。カネの入ったかばんをどういうわけか窓ぎわに置く。すると上から、カギ状のものをかばんにひっかけてユンファが盗んでしまう。なんだかわざとらしく、置き方もひっかかりやすいようにクオが置いているので見ていて、このあとどうなるか予想がついてしまった。

ユンファはクオの車に追われながらも走って逃げ、途中にとまっていた車に乗りカー・チェイス。(とてもカー・チェイスと呼べる代物ではない..)追いつめられたユンファは、いきなりその大金を工場の腐食剤が入っているところいれて逃げ去る。クオはあわてふためき、カネを取りだそうと手を腐食剤の中に突っ込んでもがき苦しむ。(なにやってんだか...)

クオはモーに殺されそうになるが、「カネを取り戻せる方法が一つだけ残っている」という。なにをするのかと思ったら、銀行強盗..。それに銃も持ってないで..。おまけに「失敗しても逮捕されるだけだ」なんて言ってる(あたりまえだ!)。
こんな男がボスになれちゃうっていうのがすごい!ボスなら、もっと銀行強盗するんでも計画してやれよ..。ついてくる手下も手下だなあ..。

そして、さっき溶けてしまったはずの大金がなぜかユンファのものになる。このカラクリも信じられない。ユンファが車で逃げる途中、車のトランクに死んだはずの占い師チュ・トンシュンが隠れていて、ばれないように偽札と交換したというのだ。

ちょっとまてい!ユンファはだいぶ走って逃げてきてから偶然あった車に乗って逃げていた。つまり、その車にユンファが乗るという確率は非常に少ないのだ。反対側に走って逃げていたら絶対乗るはずがないのだ。おまけにカー・チェイスしてたのだからトランクの中だったら死んじゃうか大ケガしてるはずなのに、ひょこっと、何事もなくユンファの前に現れてる。(すごい人やなー!)

結局、最後はクオは捕まり、刑務所に入る。そして、ユンファのほうは大金持ち。何かよく考えてみたら、ユンファがはじめにからかったりしなかったら、いやがらせはなかったけど、金持ちにはなれなかったわけだし、ボスのクオのほうも、Qがあんなにユンファに対して根に持たなかったら、結局はユンファとは関係がなくなるから、カネを盗まれるってこともなくなるわけで、おまけに刑務所に入ってしまうことはなかったわけで...。なんかクオってかわいそう!って思ってしまった。Qはどうなったんだ?この作品、人とのつながりって、誰かが何かすると巡りめぐって他人の運命を変えてしまうって考えると奥が深いかも...。


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