ジャッキー・チェン特集 VOL.6
A計劃(プロジェクトA)
おすすめランク A
出演:ジャッキー・チェン/サモ・ハン・キンポー/ユン・ピョウ/ディック・ウェイ/マース/タイ・ポー/クワン・ホイサン/イザベラ・ウォン/リー・ホイサン/
監督:ジャッキー・チェン
1983年度作品
【ストーリー】
20世紀はじめの香港。極悪非道な海賊たちに警察は頭を悩ませていた。数々の海賊壊滅の作戦に失敗してきた水上警察に新たな作戦が言い渡される。その作戦前夜、水上警察隊長ロン(ジャッキー・チェン)たちは明日の成功を祈って酒場に出向くがそこに、互いにいがみ合っている陸上警察もいた。ちょっとした口論がきっかけとなり陸上警察隊長ジャガー(ユン・ピョウ)も加わって大乱闘になる。
翌日、ついに海賊退治に出発しようとしたところ、いきなり船が海賊の手により爆破される。計画がまた失敗し意気消沈した水上警察に追い打ちをかけるように水上警察の解散が言い渡され、陸上警察に吸収されることになる。
ロンたちに高級クラブに潜伏中のサムを逮捕するよう命令がだされジャガーとともに出向き、サムの手下と乱闘を繰り広げる。そこに司令官が現れ、手入れを中止するよう命令を出すが、ロンは警察手帳を床にたたきつけ、「これで命令を聞くことはない!」と隠れていたサムを見つけだし司令官に見せつけ無言のままそこを立ち去るのだった。
無職となったロンの前に現れたのは、顔見知りの泥棒フェイ(サモ・ハン・キンポー)だった。フェイは海賊から警察のライフルを100挺盗み出すよう言われ、ロンをだまし見事盗みだすことに成功する。ロンはフェイに騙されたことにすぐに気づき、隠してあったライフルを警察に戻したことで、フェイとともに海賊一味から狙われることになるのだった....。
【感想などなど..】
ジャッキー作品の中で、絶対にはずすことのできない傑作!!この作品に関しては文句の付けどころがはっきりいってない!
誰もが知っている時計台のシーンはほんとーーにすごすぎ!スローで2回落ちてるが、落下してる格好が2回とも違うし、落ちたあと、カメラをそのままアップしてジャッキーにセリフを言わせるところまで撮しているところがほんまにすごい!
このシーンだけで3週間の準備をして4800万円もかかったらしい。これって、ちょっとゲスい言い方したら、それってこのシーンだけのジャッキーのギャラ??(笑)ま、あのスタントはそれくらい払ってもいいでしょう!
高級クラブでの乱闘シーン。ジャッキーがサムを見つけだし、2階から蹴り落とすところ。スローになってすごいフケ!(ちがうか(笑))
海賊首領役のディック・ウェイ。この人はほんと強い印象に残っているキャラ。あの目つきといい、マジで強そうやもん。今、どうしてるんやろう...。ジャッキー、外国人や台湾人ばかり使ってないでそろそろこの時期にお世話になった俳優さんをもう一度出演させたらどう?
パンフレットには“ジャッキー・チェンの全て”っていうページがある。これがかなり興味深い。
ジャッキーの理想の女性は「ロング・ヘアーでさわやかでつつしみがあって思いやりのある人」らしい。(←注文が多いな(笑))。愛車のメーカーがポルシェ、ベンツ、オペル、シビックだって。(←えらい金持ちやな。自慢か?(笑))。身長173cmで体重66kg(←普通?)。嫌いな食べもの・魚介類(←肉好き?)。妹が2人いるらしい。
A計劃 続集(プロジェクトA2 史上最大の標的)
おすすめランク A
出演:ジャッキー・チェン/マギー・チャン/ロザムンド・クァン/カリーナ・ラウ/マース/タイ・ポー/クワン・ホイサン/レジーナ・ケント/イザベラ・ウォン/ラム・ウェイ/トン・ピョウ/レイ・ロイ/チャーリー・チェン/リー・ホイサン/リッキー・ホイ/ウォン・サン/ケニー・ビー/アンソニー・チェン
監督:ジャッキー・チェン
1987年度作品
【ストーリー】
ロン(ジャッキー・チェン)は海賊退治の功績により、陸上警察のサイワン署署長に抜擢される。サイワン署の元署長ザン(ラム・ウェイ)はその地区を牛耳る黒社会のボス、フー(チャーリー・チェン)の仲間となり、犯罪を見逃したり、犯罪をでっちあげて自分の手柄にするなどやりたい放題していたため、他の部署に転属になったのだった。ロンは、まずフー一味逮捕に乗り出す。死闘の末、彼らを逮捕し署に戻ると、今まで組織と癒着し腐敗していた署員たちも、うって変わって仕事に励むようになった。
ロンは保安長官の娘の誕生パーティーの警備を任せられる。そこに資金の足しにするため、長官のダイヤを盗みに革命派一味が忍び込み、ロンは彼らを逮捕しようとするが、逆にダイヤ泥棒の濡れぎぬをきせられることになる。
一方、革命派に清朝政府から弾圧の手がのびていた。ある日、清朝の密偵が、革命派で花売りをしている娘、チュウ(カリーナ・ラウ)を誘拐し彼女の家に忍び込んでいた。そこにチュウの友人で同じく革命派のイー(マギー・チャン)とマン(レイ・ロイ)がやってくる。またそこに逮捕されたロンが警官とともにやってきて、おまけにトン・ピョウ司令補佐までやってくるというドタバタがはじまり、その時にロンが密偵を捕らえ、革命派を助けることになる。
その後、ロンはザンに見つかり、ザンに手錠をつながれ連行されるが、その時、海賊の残党でロンに恨みを持つ男たちが襲いかかる。ようやく難を脱したロンだったが、今度はザンのたくらみにより、いきなり全身を袋詰めされ、川に投げ込まれたのだった....!
【感想などなど..】
この作品は何度見たかわからないくらいハマった作品。主題歌は当然、ビデオを一時停止しながらカタカナでノートに書いて覚えたし、今でも歌えるし、アクションシーンのBGMのパターンも把握してるし、ボクが香港映画好きになる大きな影響を与えた作品。
ジャッキーとチャーリー・チェンとの闘いはスピーディーでテンポもよく、興奮した!最後、「アイリヤー!」と2階からデカイ壺を割って落ちるシーンは「おいおい、頭っからまともに落ちとるで。」と何度もスローで見た。チャーリー・チェンはご存じだと思うが、昔、カンフースターだったのと、マジ黒社会の大物。パンフレットの俳優紹介にもそれを秘かに分からすためなのか“全身に見事な鷹のいれずみを持つ。”とよく考えたらゾッとすることをわざわざ書いてる。
ジャッキーが署長としてサイワン署に初めて出向くシーン。リッキー・ホイいいわあ。ジャッキーにアクションでもてあそばれて、テーブルの上から椅子ですべって床に落ちるときの「たすかったー!」っていう顔の表情がいい!
ジャッキーとラム・ウェイ(元署長ザン役)が手錠でつながれ、海賊に襲われるシーン。ラム・ウェイがヘボでそのためにジャッキーが、斧が顔スレスレをかすったりと危険にばかりあうという設定がハラハラしておもしろい。テーブルクロスを敷いた上に食器があって、そこに敵がのった途端、堺正章のかくし芸のごとくクロスだけパッと取り去って、敵が「アイヤ!」と床に落ちるっていう、ちょっとだけど見せる小ネタもあいかわらず満載。
邦題の副題「史上最大の標的」っていったい....。パンフレットには「巨大な謎に包まれたジャッキー生涯最強の敵それが−−<史上最大の標的>だ!」と書いているが、で、その敵はなんなわけ??
ではここでパンフレットに書かれていた気になることをいくつかあげてみましょう....。
@ジャッキーのカーキチぶりは有名!(←いきなりまずいやろ。いいのか?)
Aジャッキーズアクションチーム全員稼働!(←そんなこといばられても..この時稼働しなかったらいつするん?)
B「A2計画」は秘密体制で8年近くも製作を進めてきた。(←パート1(83年)よりも前からこっちを製作してきたわけ?)
Cタイ・ポー(太保)は明石家さんま似。(←似てるか?)
僕は劇場ではこの作品を見ていないのだが、日本公開時のストーリーとビデオ化されたものでは若干違うところがあるらしい。ボクがビデオで見て記憶していたものと今回DVDで見たものは同じだった。どこかというと、ジャッキーが袋詰めされて川に投げ込まれるところが、日本公開分はジャッキーが刑務所に収容されて、銃殺される!大ピンチ!っていう展開になっているのだ。こっちのバージョンってどうやったら見れるんだろう...。
DVDにこの作品の予告が入っていたが、主題歌に中国語と英語で字幕が入っていたので、かなりうれしかった。
怪餐車(スパルタンX)
おすすめランク C
出演:ジャッキー・チェン/サモ・ハン・キンポー/ユン・ピョウ/ローラ・フォルネル/ベニー・ユキーデ/ペペ・サンチョ/リチャード・ン/ジョン・シャム/ウー・マ
監督:サモ・ハン・キンポー
1984年度作品
【ストーリー】
スペインでトーマス(ジャッキー・チェン)とデビッド(ユン・ピョウ)は車でファーストフードを売る仕事をしていた。デビッドの父親が精神病院で入院しているため、ある日二人で見舞いに行くと、父親はグロリアという女性と恋に落ちていた。そこに現れたグロリアの娘、シルビア(ローラ・フォルネル)に二人は「うおー!いい女やないかい」!と思ってしまうが、あいさつ程度で別れてしまう。
二人はある夜、ストリート・ガールがいる裏通りで、車をとめて営業中、スリをして逃げてきたシルビアに偶然出会い、彼女を助け、家に泊める。次の朝、彼女は二人が隠していた金をパクり、トンズラする。トンズラ中、トーマスとデビッドの友人で探偵事務所をしているモビー(サモ・ハン・キンポー)と車で事故り、ここでも金をパクって立ち去る。モビーはある男から依頼され、14日以内にグロリアという女性とその子供を探すよう言われ調査中で、トーマスとデビッドに協力してもらおうと思っていた。
ある夜、またまた偶然にトーマスとデビッドはシルビアがスリをして追いかけられている現場に遭遇し、彼女を助け、もうこれからスリはしないということを約束し、彼女をウエイトレスとして雇うことにする。勤務中、シルビアはいきなり正体不明の男たちに誘拐されかかる。いったんは彼女を助けることができたが、男たちは執拗に彼女を狙ってきたのだった。シルビアが狙われる理由とは.....!
【感想などなど..】
中学生の時に見て以来、10年ぶりにアクションシーンだけ見るんじゃなくて全編まともに見たけど、このストーリーはいかかがなものだろう...。通常のジャッキー作品であれば、正義感に燃える男が社会の不正を正そうとし、その間に自分の恋人がさらわれたりして大きな敵と闘う!って感じだが、この作品ではシルビアのことがどうしても好きで好きでたまらないっていうシーンもなく、シルビアが誘拐されたのは彼女の父親の遺産相続を巡って父親の弟が誘拐しているわけで、ジャッキーやユン・ピョウが別にかかわらなくてもいい問題で、「なんでそんなに首つっこむほどやさしいわけ?」と思ってしまった。なんか美人だからなんとなく助けたくなっちゃった...って感じに思えてしまう。
っていうかはっきりいって美人は何してもOK!っていうお話やないかい!だって、シルビアがスリをしている理由が「14歳の時から自力で生きてきたわ。チャンスをくれるって言った男は、みんな結局は私の体が目的だったの。だから全ての男たちに思い知らせてやると思ったの。」って..。そこで「知るか!ボケ!さっさと金返せ!」って言うのが普通やろー。許しただけじゃなく仕事まで与えちゃうんだから、ジャッキーもユン・ピョウもかなりお人好しすぎ!
まあ、ストーリーは置いておいて、アクションはやっぱり釘付けになって見てしまった。特にラストの城に攻め込むところ。ジャッキーが2本の杭を使って、軽々城壁をのぼるところなんて、「スゲー!」と思ったし、あのベニー・ユキーデとのガチンコファイトはこの人にはさすがのジャッキーも負けちゃうやろうと思い、「ジャッキー!ジャッキー!」と応援したのを覚えている。ベニーが回し蹴りしてジャッキーが避けたら、そこにあった数本のロウソクの火がパッと消えるっていう細かいところもなかなかいい。
ユン・ピョウのラストバトルはちょっと物足りなかった。最後、跳び蹴りなんかしてかっこよく終わってくれたらいいのに、卑怯にも瓶を敵の頭にぶちつけて終わり。ユン・ピョウってほんと、3人揃うと、いいところで物足りなく終わってしまうんだよなあ。もうじき公開される「無問題2」にボクはかなり期待!ユン・ピョウ、ひさしぶりやなあ....。
サモ・ハンはボス役ペペ・サンチョとフェンシング対決。ここでサンチョだけマスクをつけて闘うから、すぐにボクは「あ、サンチョやってないわ。マース?」などと思ってしまった。(笑)
パンフレット、嘘、ハッタリが多すぎ!邦題がまるで意味のない「スパルタンX」ってタイトルだから、勝手にシルビアの父親の弟のことを“巨大な組織X”とか言ってるし、解説者が書いてるところのタイトルが「スパルタンな魅力と面白さ」って..。これ意味わかる人います?で、この解説者、解説の最後に「「スパルタンX」という邦題は実は内容とはあまり関係がない。」と身もフタもないこと書いてる。(笑)
サモ・ハンのこの当時の身長と体重が判明。168センチに94キロ。ボクの身長も同じくらいだから...やっぱりデブ。しっかし、サモ・ハンのパーマ姿、いつ見てもなんか違う。(笑)
これもDVDで見て、日本で発売されていたビデオは英語版だったから、やっと広東語版が見れたからうれしかったけど、エンディングのNG集はなかった。なんかどこかで、ジャッキー作品恒例のNG集は日本の配給業者の人の提案でできたって聞いたことがあるけど、ってことは香港の人たちはこの作品のNG集って見たことないのかも...。
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