チャウ・シンチー マイ・ヒーロー
おすすめランク D
原題:一本漫畫闖天涯
出演
チャウ・シンチー (周星馳)
アン・ブリッジウォーター
シン・フイオン (成奎安)
ウィルソン・ラム
ユエン・ウーピン(袁和平)
レオン・カーヤン (梁家仁)
監督:レオン・カーヤン(梁家仁)
1990年度作品
長年、未公開だったチャウ・シンチー作品が最近、続々リリースされるようになり、16年前(!!)に製作された
本作品をついに見ることができた。16年前かよーーー!!その時からこの作品の原題を頭の片隅に置いていて
いつ見れるか見れるか待ち望んでいたボクっていうのもすごいと思うが・・・。(笑)
なんで記憶に残るほど見たかったかというと、きっかけは何かで入手した新聞広告。シンチーが「男たちの挽歌」の
マーク(チョウ・ユンファ)の格好しているイラストが意味もなく強烈に頭に残っていて、勝手にシンチーがパロディみたいな
ことをしてくれるのかと思っていたから。
ということで早速見てみたのだが・・・・。いやあ、ひさしぶりにいきあたりばったりストーリーを見たわ。(笑)
クラブのボーイとして働いていたシン(チャウ・シンチー)は、漫画が大好きで特にハードボイルド系が好きだった。ある日、
シンは客としてやってきていた組織のボスの命を救い、それがきっかけで組織の一員になることになる。組織にはシンが漫画で憧れていたような
男、ジュン(ウィルソン・ラム)がいて彼とつるむようになっていった。
ボスの命令でタイに麻薬の交渉に行くジュンとビル(シン・フイオン)に同行することになったシン。彼らに待ち受けていたものとは・・・!!
シンとジュンがアン(アン・ブリッジウォーター)と出会った途端に仲良くなっちゃってたり、麻薬の取引量が50キロなんてムリだとボスに言われて、
それをどうにかしようと動いていたのに、いきなりボスの後継者問題ネタになっちゃって、麻薬の話なんてどうでもよくなっちゃってたり、ストーリーが
唐突だったり、一貫性がなかったりして、とにかくいいかげんだから、「おいおい!」「コラコラ!」とブツブツ文句言いながら見てしまった。
ボスの後継者問題に関しても部下の多くがボスの息子がいいって言ってて、誰もボスに反旗を翻すようなヤツもいなかったのに、ジュンもビルもボスの
雇った殺し屋に殺され、挙句の果てにそのボスは息子に殺されちゃってる。なんなんだ、この展開は。シンがボスを殺さなあかんやろ。こういう展開では。
で、ラストシーン。アンがシンに「ジュンはどうしたの?」と聞き、「ジュンたちは南極へ行ったよ。長い旅になる。俺も今から行くところさ。」と言って
THE END。・・・・南極ってなんだよ!!!(怒)意味わからん!!!
この作品は、デビューして以来、シリアスな役柄だった多かったシンチーがコメディアンとしての資質を発揮するきっかけになった作品ではあるのだが、
コメディっぽいところがあるにはあるが、まだまだシンチー本領発揮というわけでは全くない。なんかこのころのシンチーって楽しいことしてても
暗い感じがするんだよな。影があるというか・・・。
作品自体がジャンルをどこに位置づけたいのか、この作品を通して何が言いたいのかわからん作品。復讐モノでもないし、サクセスストーリーでもないし、
ほんまに香港映画によくある撮影現場で脚本考えちゃう状態の悪い見本ですなあ。
ちょっとうれしかったのは、ひさびさに挿入歌なんてある作品が見れたこと。80年代は挿入歌があって当たり前の作品多かったけど、最近、見かけな
くなったもんなあ。あとは、今や世界が認めるアクション監督ユエン・ウーピンの演技が見れたこと。だいたいの監督やアクション監督は劇中にも登場
するけど、ユエン・ウーピンはめったにでてこないのよね。どうせならアクションしてる姿みたかったなあ!
なんか、この作品を「伝説の初期傑作」なんて書いているところがあったけど、傑作は余分よ・・・。これが傑作だったら、どの作品も大傑作に
なっちゃうよ。
93年に本作品の続編が当時、“ポスト・チャウ・シンチー”と言われていたディッキー・チョン主演で製作されたが、ストーリーはつながりはない。
(2006年4月9日更新)
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