香港電影と日本人俳優
香港映画には、これまで多くの日本人俳優が出演してきた。今回は、その人たちを紹介してみようと思う。
まずは、倉田保昭。ボクがこの人を初めて見たのは、「七福星」であった。この作品で唯一、ジャッキーは悪役に負ける。勝った人こそ倉田氏なのだ。このことは、ジャッキーも倉田氏に会うと「オレが負けたのは倉田だけだよ。」と言うそうだ。「フィストオブレジェンド」では、リンチェイとかっこいいアクションを見せてくれていた。この作品では、中山忍もヒロインで出演していた。「上海エクスプレス」では、3人の忍者の一人で、香港映画の白人といえばこの人、リチャード・ノートンと闘うのだが、やられまくりだった。闘い終わった後、同じ忍者のボスに「大丈夫か?」と聞かれて、「だいじょーぶだーい!」って答えてた(なんちゅう返事や..)(笑)。
倉田氏は、ブルース・リーによるカンフーブームによって、やたら似たような作品が作られた時に多く出演していた。「少林寺対忍者」「復讐のドラゴン」「無敵のゴッドファーザー ドラゴン世界を征く」「用心棒ドラゴン」など。今でもレンタル店で置いてるところあるのかなあ。「ドラゴン世界を征く」は、見かけたことあったけど..。
「上海エクスプレス」には、この作品で香港電影デビューの大島由加里が倉田氏と同じ忍者役で出ている。大島氏は、現在、シンシア・ラスターって名前で活躍している。ちょっと前にテレビで見たのだが、現在、フィリピンで大スターなのだそうだ。この大島氏、ミシェール・ヨー主演の「プロジェクトS」にも出演している。マニアックなところでは、香港に行く前に「超電子バイオマン」という東映ヒーロー作品の悪役ででていた。ちなみに「バイオマン」には、真田広之もゲスト出演している回があった。
真田広之も香港映画にはけっこう出ている。ミシェール・ヨー主演の「皇家戦士」(87)、コナン・リー主演の「龍の忍者」(83)。真田広之には、千葉真一が“ソニー千葉”って英名があるように、実は英名があったのだ。その名も“ヘンリー真田”!これは古本屋で見つけた香港市政局が出版した「第十五回香港国際電影節」って本に載っていたから確か。発見したときは、「なんで、ヘンリーやねん..」と、つぶやいてしまった(笑)。最近は、なんか全然、アクションスターってイメージがなくなってしまって非常に残念。ジャパンアクションクラブのスターだったのになあ。
「十福星」でサモ・ハンとラスト、死闘をくりひろげた松井哲也。印象に残ったシーンとしては、バック転をすばやく7回転くらい連続でやったシーン。「スゲー!」って何度が巻き戻して見た覚えがある。おまけにスローで見た覚えもある..(笑)。松井哲也は、これまたヒーローものだが、「仮面ライダーBLACK RX」の敵、ダスマダー役(なんで名前までおぼえとんねん..)で出演していた。たしか「仮面ライダーBLACK RX」が放送する前に、「十福星」を見て名前を覚えていたので、「BLACK RX」に出演したときは、なんだかうれしかった。
香港映画ではおなじみ、次にあげるは女性ボディビルダーだった西脇美智子。「大福星」ではシベール・フーと格闘。「ゴッド・ギャンブラー」では、ユンファとサイコロで対決。ラム・チェンイン主演の「新霊幻道士」にも出ていた。ボクは西脇さんって、なんだか妖術使いをしそうな顔で、睨まれたら何かにとりつかれそうなイメージがあって、中学生のころ「大福星」見たときから、ちょっとコワイ..。
後藤久美子の「シティ・ハンター」も取り上げねばならない。日本では宣伝の売り物だったが、香港ではそうでもなかったみたい。だけど、なんかゴクミ(なつかしい響き..)は、日本での作品とは全然違ってけっこういろんなアクションしたり、日本でのイメージとはちょっと違っていて新鮮だった。
時任三郎もでてたなあ。「男たちの挽歌V」では、ユンファと激しい銃撃戦。作品中、セリフは、ただ口をパクパクさせていただけだったとどこかで言っていた。「スパイゲーム」にも出演していたが、この作品はかなりE級だった覚えが..。
ボクは日本人として、日本ではあまり知られていないけど香港で活躍し、香港で有名になった人っていうのは、心から尊敬してしまう。初めは言葉もわからず、「なんだこの日本人は?」てな目で見られ、思うようにはいかなかった事も多かったにもかかわらず、それを乗り越えて頑張っているのにはほんとすごい!と思う。
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