北京原人の逆襲
北京原人の逆襲

おすすめランク 
原題:猩猩王
出演
ダニー・リー (李修賢)
イヴリン・クラフト
ゴッ・フォン (谷峰)
ツイ・シュウケン (徐少強)
ユン・ケイ (元奎)

監督:ホー・メンホア
武術指導:ユエン・チョンヤン (袁祥仁)
1977年度作品


(「水曜スペシャル・川口浩探検隊」の田中信夫のナレーションで・・・)

ガガーーーーン!!!!!!!!!!!!

「ヒマラヤ奥地3000キロ!!!!幻の巨大怪獣“ペキンマン”は実在した!!!!」

「迫りくる象!!!!隊員に危機が迫る!!!!」

「危ない!!!隊員が底なし沼に!!!!」

「残虐!!!隊員が人食いトラの餌食に!!!!」

「美人!!!ブロンドはやっぱりいい!!!!」

「ついに見た!!!これが“ペキンマン”だ!!!!」

ガガーーーーン!!!!!!!

・・・・・・・ということで・・・・。

北京原人といえば、緒方直人、ジョイ・ウォンが共演し、ごく一部で話題になり、金券ショップで500円で購入し、 見に行って激怒してしまった「北京原人」を思い出してしまい、「絶対おもしろくない!」と思いながら見たのだが、その予測は大間違いであった!!これはすごいですぞ!!!

ヒマラヤ奥地で15年前に発生した大地震の際に出現した巨大北京原人の目撃情報を入手したルー(ゴッ・フォン)は、探検家のジョニー(ダニー・リー)を誘い、探検隊を組織してヒマラヤへと 北京原人捕獲に向かうのだった。

探検中、隊員は数多くの危険にさらされるのだが、やっていることは「水曜スペシャル川口浩&藤岡弘、探検隊」とほとんど一緒。でも、こっちのほうが死人もでちゃって大変な状態。 まず、象の大群に襲われ、底なし沼では隊員の一人がハマってそのまんま沈んでいっちゃうし、トラと格闘し、脚を食いちぎられちゃうし、崖のぼって落ちてっちゃうし、「藤岡弘、探検隊」でも ここまでやってほしかった!と思う状態が連発するのだった(笑)。

ルー(ゴッ・フォン)は多くの犠牲者が発生したので、急遽、ジョニー(ダニー・リー)には内緒で、彼一人を残して香港に帰ってしまうのだった。残されたジョニーの前に現れたのは、捜し求めていた北京原人。 ジョニーは気絶してしまうが、そこに「アーアーアーーーー!」と女ターザンが登場するのだった。

ジョニーが目覚めると、女ターザン、サマンサの住む洞窟だった。彼女は子供の時に、飛行機事故でヒマラヤ奥地に不時着し、両親を失ったのだった。その時、彼女を救い、育ててくれたのが、 北京原人だったのである。

ジョニーとサマンサは次第に愛し合うようになり、ジョニーはサマンサと北京原人を香港に連れて行くことになり、誰もが想像のつくとんでもない事態になるのであった・・・・。

原人がジョニーとサマンサを手にのせて、インドの街中に登場するシーン。エキストラのインドの民衆が、原人にビックリするんじゃなくて、サマンサの格好にビックリ というか興奮しちゃって大変だったらしい(笑)

原人が香港の街で大暴れしちゃう理由が、サマンサがルーに強姦されちゃうのを原人が目撃しちゃったから(笑)。原人が香港に連れてこられちゃったのは、サマンサがエッチ 覚えちゃったからやし・・・・・原人、他人のエロ行事のみで不幸になってるなあ・・・(笑)ほんまに、男女関係は誰かを不幸にするなあ・・・。(特に深い意味はない(笑))

“女ターザン”サマンサがすごい色っぽくってあんな格好しちゃってるから、ブロンド美人好きのボクにはたまらんかった。走ってるシーンで胸がボヨンボヨン揺れちゃって、 肝心なところが見えそで、見えない、見えたーーー!って時は、中学生の時の純真なエロ心時代の胸の高ぶりを思い出してしまった(笑)。まあ、ジャングルに長年暮ら しているのに化粧をしっかりしているのはどうかと思ったけど(笑)

ストーリー展開も早くて、飽きさせないつくりだった。ラストの原人への総攻撃は、痛々しかった・・・。かなり哀れみを感じてしまったのは、ボクだけだろうか。

この作品の特筆は何と言っても、日本を代表する特撮スタッフ11人が香港へ渡り、特撮シーンを担当したことであろう。DVDの特典ディスクのインタビューで彼らが語ったエピソードは 非常に興味深かった。ミニチュアセットの精巧さがほんとーーーにすごい!細部までこだわっていて、日本の特撮技術のすばらしさを再認識し、ひさしぶりに特撮モノを 見たくなってきてしまった。

北京原人が最後にビルの上で燃やされるシーン。スタントマンで原人を演じているユエン・チョンヤンが「ぎえーーー!!!着ぐるみに火つけるんかい!!いやー!!!そんなことできへん!」と 拒否してしまったため、原人の造型を担当した村瀬継造氏自ら、原人の着ぐるみに入り、演じたそうだ。

今回のDVDには、1981年に「ゴールデン洋画劇場」で放送された日本語吹替え版も収録されていて、そっちで見たのだが、つくづく今ではありえない作品が 地上波で放送されていた80年代がうらやましく思ってしまった。

もともとショウブラザースはハリウッドの「キングコング」の公開前に上映する目論見だったが、日本の特撮チームの撮影の遅れにより、「キングコング」の上映2ヶ月後に 上映したので、興行的にヒットしなかったらしい。もし、大ヒットしていれば、近年まで香港でも怪獣特撮モノというのが作られ、違った歴史があったのかもしれない。



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