サモ・ハン・キンポー特集 VOL.2
サモ・ハン・キンポー特集 VOL.2

福星高照 (大福星)

おすすめランク    

出演
サモ・ハン・キンポー(洪金寶)
ジャッキー・チェン(成龍)
ユン・ピョウ(元彪)
エリック・ツァン(曾志偉)
リチャード・ン(呉耀漢)
フォン・ツイファン
チャールス・チン(秦祥林)
シベール・フー(胡慧中)
ラム・チェンイン(林正英)
ディック・ウェイ(狄威)
西脇美智子
チョウ・ダーワー(曹達華)
ジェームス・ティエン(田俊)
 監督:サモ・ハン・キンポー    製作:レイモンド・チョウ     
1985年度作品

なつかしーなー。はじめてみたのが中学生の頃だったから、10年以上ぶりに見た。
今見てみると、当時みたいに何の疑いもなく見ることなんてできず、さすがに突っ込むところが多かった。だけど、こうやってだいぶ前にみた作品を自分が成長してもう一度見るのもいいもんだなあ、なんて思い、楽しく見れた。あの頃は若かったなー。

まずオープニングからなつかしい..。♪〜一握りの愛に命を賭けるのも 大地を相手に戦い挑むのも〜♪って出だしを書けばわかる人も多いはず。謎のグループ「時代錯誤」による大福星のテーマ。はじめてみたときも「誰やねん、あんたら」と思ってしまった。10年たっていろんな情報が入るようになったけど、このグループについては、いまだに謎..。ちょっとでも売れたのだろうか..。

ジャッキーとユン・ピョウが都営新宿線の新宿駅に登場。ラム・チェンインら悪役をつけるがバレて、車で追いかける。途中で家の庭らしきところで行き止まりになる。ジャッキーは垣根を車で飛び越えるのだが、このシーンがおかしい...。どうみても普通の道路に垣根とちょっとした花壇をつくっただけ。よく見ると、庭のあたりに車線が見える。まあ、日本ロケだから警察がいろいろとうるさいから、こういうことしかできなかったのだろうけど..。

ジャッキーとユン・ピョウが着いたところは富士急ハイランド。(うーん..新宿からかなり距離があるような気が..。)ジャッキーとユン・ピョウはチェンインらをムチャクチャ広い遊園地の中でスゴイ確率で見つけ、追いかけ格闘。そこで登場は忍者さん。やじうまに取り囲まれながら、アクション。ユン・ピョウは刀で頭を殴られ気絶。連れ去られてしまう。ユン・ピョウはかわいそうに、ここからラストまで登場しない..。ジャッキーは家に戻り、香港の署長に報告する。このジャッキーの家も、ちょっと時代にあってない造り。今どき東京にいろりのある家なんてないやろー。

さて場所は変わって香港。この作品の真の主役といえば、サモ・ハン率いるサギ師5人組。サモ・ハンは刑務所にいたが署長の命令で刑務所から出されて、ジャッキーを助けるために日本に行くことになり、サモ・ハンは残りの4人を探すことになる。ハンサム(チャールス・チン)、ヒゲ(フォン・ツイファン)、クレージー(リチャード・ン)、チビ(エリック・ツァン)を集める。チビを見つけたときにチビがやってたトランプが訳わからん。4人にカードを配って、飛んでるハエがカードに止まれば勝ち。負けたとき「あいやー、いい手だったのにー」なんてチビが言ってる。(もう訳わからん)

5人集まり、ある家に。そこで署長から日本に行き、ジャッキーを助けることを命じられるが、4人は警察の犬になるのはイヤだと帰ろうとする。そこに現れたのは、この作品のヒロイン、フラワー警部(シベール・フー)。当然、誰も帰らず、日本へ行くまでしばらくその家で滞在することになる。

そこでこのシリーズのお決まりネタの始まり始まり−(笑)。みんなで順番にシベール・フーにいやらしいことしようとする。そこで考えたのが、一人ずつシベールの部屋に行き、しばらくすると、覆面をつけた泥棒が現れ、2人を1本のロープで体をくっつけさせて縛っちゃおうというもの。初めは泥棒だったのに徐々に「しばり組だ−」って名前までついちゃって、挙げ句の果てに、シベールまで「こいつらなんだ?」って聞かれて「しばり組よ」って答えてる。(どんな組やねーん!)(笑)

さて一行は東京へ。ホテルは1室しか取れなかったということで、これまたベット獲得で争う。このとき5人まるく輪になって ♪ルーララ ルーララ ルラルラルー♪って歌ってジャンケンしていくのだが、なつかしかったー。大の大人が輪になって踊りながら、くだらんことでジャンケンしているシチュエーションが子供心におもしろく感じたのを覚えている。

その後、なんやかんやしているうちに、敵にサモ・ハンらは捕まってしまって、敵のアジトに連れていかれる。(その辺の細かいことは、作品をみてくださいませ..)

ジャッキーは富士急ハイランドのお化け屋敷に敵のアジトがあるというので、ドクタースランプアラレちゃんの着ぐるみを着てお化け屋敷に潜入する。そのとき、どういう訳かアラレの声がジャッキーが入ってるだけなのに女の声になる。このへんがよくわからん。

ラストの入り乱れての格闘シーン。その頃のジャッキーの相手役といえばディック・ウェイ。日本のツメ入りの学生服を着てアクションしているんだけど、なんか似合ってた。ジャッキーが鼻を殴られて鼻血を出すシーンってこのころよくあったなあ..。

この作品を見て、ちょっと思ったのだが、このころお馴染みだった悪役の人たちって、今でも香港映画界で活躍しているのかなあ。ディック・ウェイなんて最近見かけたことがない。「サイクロンZ」のベニー・ユキーデもどこいったのだろう。 ジャッキーやサモ・ハンに刃向かって、映画界永久追放になっちゃった人もいたりして..。
夏日福星 (七福星)

おすすめランク    

出演
サモ・ハン・キンポー(洪金寶)
ジャッキー・チェン (成龍)
ユン・ピョウ (元彪)
アンディ・ラウ(劉徳華)
エリック・ツァン (曾志偉)
リチャード・ン(呉耀漢)
フォン・ツイファンチャールス・チン (秦祥林)シベール・フー (胡慧中)ロザムンド・クァン (關之琳)ジョン・シャム(岑建勲)倉田保昭ディック・ウェイ (狄威)ジェームス・ティエン(田俊)アンソニー・チェン(陳友)ビリー・ロウ (楼南光)ウー・マ(午馬)リチャード・ノートン/ 苗僑偉/ チョウ・ダーワー(曹達華)
監督:サモ・ハン・キンポー         
1985年度作品

福星シリーズ第3弾。サギ師5人組は、今回、ハンサム(チャールス・チン)に変わってプレイボーイ(苗僑偉)がメンバーに加わる。

5人組とフラワー刑事は、観光地パタヤに行くことになる。パタヤにいる、ある人物に接触することが任務だったが、その人物が倉田保昭、リチャード・ノートンら3人の殺し屋に殺されてしまう。その人物は死ぬ間際に、フラワーに重要な情報を書いた手紙を香港に送ったことを告げ、死んでしまう。

犯罪組織のボスは、殺し屋3人に、組織上不利な情報が書かれた手紙を奪い、受取人を殺すよう命じる。

場所は変わって香港。ペプシの倉庫でのシーン。ジャッキー、アンディ、ユン・ピョウ3人組が麻薬取り引き現場を取り押さえる。アンディ、若いなー。始めてみたときは、ただの新人の兄ちゃんとしか思って見ていなかったけど、けっこうアクションがかっこよかったので、いつかはスターになれるだろうなあと思っていた。
ジャッキーもユン・ピョウも軽やかなアクションを見せてくれている。ユン・ピョウ、この作品では出番が多くてよかったよかった。

サモハンたちは香港に戻り、手紙の受取人であるロザムンド・クァンに会い、彼女を危険から守るため、サモハンたちの家に来るように言い、ロザムンドと友人のジョン・シャムはサモ・ハンたちと暮らすことになる。

そこで今回のシリーズお決まりネタのスタート!今回は「火事だー」と言って寝ていたロザムンドを起こし、火につつまれる前に水を張った風呂にストローで息をしながら潜っておけと言われ、素直に従って、ロザムンドが潜る。5人組+ジョン・シャムはロザムンドの下着から透けるハダカを見てしまおうといういやらしい計画。これは見事に成功し、おまけに命の恩人ということで感謝までされてしまう。

それからそれから...いろいろとあって..
殺し屋3人組と、ジャッキー、サモ・ハン、ユン・ピョウの闘い!
サモ・ハンってあんなに太ってるのによくバック転とかできるよなー。この作品はほんとジャッキーよりサモ・ハンの方がアクションはすごい。ジャッキー作品を見まくっていた時は、ジャッキーが拳銃で肩を撃たれて、戦闘不能になる設定がかなり不満だった。でもああしないとサモ・ハンの活躍の場がなくなって、ジャッキーにいいとこ持っていかれちゃいそうだったから、監督のサモ・ハンとしては、「日本ではオレをデブゴン、デブゴンってバカにしてるから、ちょっくらここでいいとこみせとこーかなー」と思ったのかもしれない。だから大抵スゴイと思わせるシーンはスローが多かった。(笑)

ラスト、騒ぎに気づいて野次馬が「レモガウツォアー」と連呼しながらやってくるのだが、8割がた知ってる俳優さんばかり。このシーンしか出てこない人もいるがちゃんと特別出演扱い。ムーン・リー(李賽鳳)、タイ・ポー(太保)、ラム・ウェイ(林威)、マン・ホイ(孟海)、アルフレッド・チョン(張堅庭)、ジョージ・ラム(林子祥)、ナット・チェン(陳伯祥)、ディニー・イップ(葉徳嫻)、フィリップ・チャン(陳欣健)などなど...。この当時から香港映画界のボス的存在だったサモ・ハンの力量というべきだろう..。
最佳福星 (十福星)

おすすめランク    

出演
サモ・ハン・キンポー (洪金寶)
カール・マッカ (麥嘉)
シルヴィア・チャン (張艾嘉)
アラン・タム (譚詠麟)
アンディ・ラウ(劉徳華)
アンソニー・チェン (陳友)
ビリー・ロウ (楼南光)
ケント・チェン (鄭則士)
エリック・ツァン (曾志偉)
リチャード・ン (呉耀漢)
フォン・ツイファン
苗僑偉
チョウ・ダーワー(曹達華)
ジェームス・ティエン (田俊)
監督:エリック・ツァン(曾志偉)    製作:カール・マッカ/サモ・ハン・キンポー            
1986年度作品

福星シリーズと悪漢探偵シリーズが合体し、超豪華キャストとスタッフが結集した香港映画ファン必見の作品!

福星シリーズではチビ役、悪漢探偵では1と2を監督したエリック・ツァンが、この作品を監督しているので、実現できた作品であろう。

ある日、諜報部員が殺されるが、ある貴重な情報を残していた。日本赤軍が香港でテロ組織から武器を購入し、その支払いが香港で行われるというものだ。警察はこれを阻止するため、ある考えがひらめく。その考えとは、警察外部の人間に取り引きの金を盗ませようというもの。そこで登場はキッド(サモ・ハンキンポー)。キッドは協力を求めに、4人組に頼みに行くが、このシリーズからは卒業したいのか、断られてしまい、仕方なく新しいグループを作ることにする。警視の協力もあり、警察官の中から探すことになる。そこで、今回の新メンバーは、犬と話せるアラン・タム。警官の権利を悪用して金儲けするケント・チェン。優秀な機動部隊員アンディ・ラウ。強盗現場に出くわしたら、「強盗だー!」と逃げてしまう臆病者のアンソニー・チェンとビリー・ロウの5人組。

彼らはしばらくの間、新人ということでいろいろと訓練することになる。そこで先生の登場。今回のいやらしい犠牲者になるヒロイン、ミミ(役者の名前はワカランです)。今回のイヤラシ作戦は、ガスの入った風船でミミのいる部屋のドアからガスを送って、ガスくさいと思わせて、一人がガス漏れでみんなが気絶しているといって、かわりばんこに人工呼吸してもらおうという作戦。アラン・タムなんか、舌まで出しちゃってる。結局、パターンでアンソニー・チェンだけ人工呼吸してもらえなかったから、バラしちゃってに怒られちゃうという展開。

ラスト、日本赤軍のボス松井哲也と、アンディが死闘を繰り広げ、アンディががんばっているところに、カーッコヨクここぞとばかりにサモ・ハンの登場。もう、サモハン自身も、秘かに「カッコイー!」って思って鳥肌立ってこの作品を見たかもしれない。そして、これまたカッコよく、スローになって松井哲也を蹴り飛ばして、ノックアウト。サモ・ハンもさぞ満足でしょう..。

この作品での福星シリーズと悪漢探偵シリーズの接点は、サモハンと孤児院で一緒だったマリア(シルヴィア・チャン)が偶然再会し、一緒に話しているところをマリアの旦那のアルバート(カール・マッカ)が発見、勝手に不倫と思い、サモ・ハンにいやがらせをするってところ。サモハンとカール・マッカのやりとりが、ほんとおもしろい。他に共演作とかあったら見てみたいなあ。

この作品を思う存分楽しむには見るには、悪漢探偵シリーズも見てからの方がいいだろう。(悪漢探偵シリーズは近いうちに紹介する予定です!)

福星シリーズのおもしろいところは、5人それぞれが全く違ったキャラを持っているところ。これが、ストーリーを何倍も楽しいモノにしている。

悪漢探偵シリーズの主役だった大スター、サミュエル・ホイと福星シリーズのジャッキー、ユン・ピョウがこの作品に出演していたら、香港では超話題作となったであろう。まあ、この共演は不可能に近いとは思うが..。

ちょっと疑問に思ったのが、アンディ。七福星の時とは、役柄が違うのだろうか?続編なんだから、同じじゃないとおかしいんだけど、七福星ではジャッキーやユン・ピョウに隠れて、存在が薄かったから、誰もアンディが出ていたなんて覚えちゃいないと思って、別役で出してしまったのかなあ。今を輝くアンディの当時の存在っていったい...。           
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