SPL 狼よ静かに死ね

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原題:殺破狼
出演
ドニー・イエン(甄子丹)
サモ・ハン・キンポー (洪金寶)
サイモン・ヤム (任達華)
ウー・ジン(呉京)

監督:ウィルソン・イップ(葉偉信)
2005年度作品


ドニーVSサモ・ハン!!こんな夢のバトルが実現するとは!!!

「マッハ!!!」に触発されまくったドニーがやってくれました!!ボクがここ数年待ち望んでいた“香港映画のガチンコバトル”を 見事に復活させてくれた!!

ある日、チャン刑事(サイモン・ヤム)は黒社会のボス、ポー(サモ・ハン・キンポー)の犯罪を証明するべく、重要な証人を車で移送していた。 すると突然、横から激突され、証人の夫婦は死んでしまう。証人が死んだことで、ポーは証拠不十分として釈放されてしまうのだった。 チャンは同乗していた証人の娘、ホイイーを養子にすることにする。この事故で頭に傷を負ったチャンは、医師から検査結果を聞き、自分が 悪性腫瘍を脳に発症していたことを知るのだった。

3年後、チャンは数日後に引退する時期にきていた。後任に決まったのは以前、犯人を殴り脳障害を負わせたことで有名なマー(ドニー・イェン) だった。引退までにチャンは何としてもポーを逮捕したかった。ある日、チャンが3年前に潜入捜査を命じた部下が 遺体で発見される。怒りに燃えるチャンの元に偶然殺害の模様を撮影したと住民からビデオテープが届けられる。映像にはポーがゴルフクラブでボコボコに した後、ポーの部下が拳銃で殺している模様が映し出されていた。チャンは部下たちとポーが殺害したようにでっちあげる策を考えるのであった・・・。

サモ・ハンが息子が産まれた1ヶ月目のお祝いに病院にやって来るシーン。ここでドニーVSサモ・ハンの1発目のバトルがはじまるのだが、 「うおーーーーーーーー!!!」と叫び、鳥肌がたってしまった!!このバトルシーンでラストのバトルがとんでもないものになると思い、 ワクワクしまくってしまった。

殺しまくりのウー・ジンの笑みはコワかったなあ・・・。容赦なさすぎ!チャンの部下が娘からもらった父の日のプレゼントの中身を見る前に 殺されちゃったのはマジでかわいそうだった。

ドニーVSウー・ジンのバトル。警棒と短刀をそれぞれが使い、至近距離で激しいバトルを繰り広げるのだが、ほんまに目にも止まらぬ速さ!! サモ・ハン登場までの前哨戦ではあるが、ボクのボルテージはこのバトルでかなり高まった!!!ドニーとここまで壮絶なバトルを繰り広げた ウー・ジンには注目ですよ!!

ついにやってきたドニーVSサモ・ハンのバトル!!興奮しまくり!!サモ・ハンすげえ!!!ドニーと互角に戦ってますよー!しっかし、 ドニーの動きはほんま綺麗だね。3段蹴りや、跳び蹴りは芸術ともいえる美しさ。ただ、バトル時間が4分もなく、意外とあっけなく決着が ついてしまったところは不満が残った。それとパウダー使いすぎ!(笑)

「父の日」という行事の中で、人それぞれ境遇は違えど父と子というかけがえのない存在について描いたエピソードはよかった。チャンの部下の一人が ひさしぶりに母親に電話し、いがみあっていた父親の様子を聞き、先月死んだことを知ったシーンはなんともいえない感情になってしまった。(別に 父親と仲が悪いわけではない。(笑))

ラストのバトル前にサモ・ハンが「天は公平だな。過ちを犯せば報いがある。」と言ったセリフが最後の最後で自分に降りかかってくる悲劇を予告 しているようで、まさに因果応報。人生で人はいろいろな選択肢の中でその一つを選択し行動していくわけだが、その一つ一つの決断を安易にしていると 後で手痛いしっぺ返しをくらってしまうのだから、何かを決めるときは一呼吸置くことが必要だなと思った。

ドラマ部分でのメインはサイモン・ヤム。サモ・ハンへの怒りや、復讐、刑事として逸脱した行動にでてしまうまで、観客が感情移入できた役柄はサイモン だけだったと思う。だからサモ・ハンをブチ倒すのもサイモンであるべきだった。ドニーのキャラに対しては、ただ強いというだけでどうしても感情移入 できなかった。ドニーだけを見てみたら、“赴任してきて、今度から部下になる奴らがいきなり惨殺され、チャンがポーのところに捕らわれてるから 助けにいった。”ただこれだけ。この中に“愛する者を亡くしたから復讐する”だとか、ドニーの内から溢れる怒りみたいなのが感じられず、薄っぺらい 人間関係と刑事という職務ってだけだったところが残念な部分ではあった。

ストーリーの結末。ここまで悲しい終わり方にせんでも・・・と思ってしまった。この作品、エンディングが違うものもあるようで、もう一方の方は、 ドニーがサモ・ハンをブチ倒して酒をグラスに注いでいるシーンで終わるそうだ。

メイキングシーンで、サモ・ハンのスタントやってる人がうつってたけど、デブでした(笑)。

日本語吹替え版のサモ・ハンの声はやっぱり水島裕。でも、「大福星」の頃のハイボイスだとどう考えても今のサモ・ハンには合わないから、シブい 声にしてたけど、なんか今のサモ・ハンには合ってなかった気がした。

仕方のないことだが、先日、ボクよりかなり若いヤツにこの作品をムリヤリ見せた時、「あのデブのボス、めっちゃつよい!!」と言い、 あのサモ・ハンを“デブのボス”と片付けられ、ボクは心の中で「こやつにいつか“デブゴンシリーズ”をオールナイトで見せてやる!!」 と心に誓ったのであった!!(笑)


(2006年6月30日更新)

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