SPY_N
SPY_N
おすすめランク B
原題:雷霆戦警
出演
アーロン・クォック
藤原紀香
ワン・リーホン
マーク・ダカルコス
クーリオ
ルビー・リン
ロー・ワイコン
監督:スタンリー・トン2000年度作品
この作品、予想外に客の入りが悪かったみたいだが、アクション映画としてはかなりいい出来だった。そりゃ、監督がジャッキーも
認めた「レッドブロンクス」「ファイナルプロジェクト」のスタンリー・トンなんだから。日本の配給会社の戦略ミスでは
ないかなあ。
“藤原紀香主演作の香港アクション映画”ってこれだけ聞いた人たちのイメージって「ああ、どうせ紀香はゲスト出演で
ちょっとセクシーポーズして、ぬるーいアクションするだけやろ。」ではないだろうか。おまけに邦題を「SPY_N」なんてそのまんま
「NORIKAがスパイする話かーい!」と想像がついてしまうタイトルにし、ポスターも“藤原紀香”というブランドをイメージ
したオシャレな感じにしちゃって、作品そのものと、表現はむずかしいがちょっとズレたものにしてしまったのが敗因の一つでは
ないかと思った。
僕であれば、この作品の話題の一つとなっている“世界のスターが集結!”(←ほんまかどうか知らんが・・)ってところを出して、アーロンと紀香、ワン・リーホンと
クーリオの4人を並べ、後ろに壮絶なアクションシーンを散りばめた感じのポスターを作り、“監督はあのスタンリー・トン!!”
ってジョン・ウーみたいに監督を前面にだして、もしできることなら、予告編やテレビCMでムリヤリジャッキーを出さして
「見てください!」と日本語でベタなことをさせれば、ちょっとは来場者も増えたかもしれない。
申し訳ないけど、意外と
テレビで人気の芸能人が映画で主演してもヒットしないのって、「金払わなくてもいつもテレビでその人見れるから。」
って思う人々が多いからなのよ。テレビで見ている以上のすごいことを映画でやってるってことを人一倍大々的にアピールしなければ
ダメなわけ。
で、藤原紀香はテレビで見ている以上のすごいことを映画でやったかというと・・・・・やりました!(笑)
やったから、逆にヒットしなかったことがかわいそうになっちゃうのよね。僕は感心したというか、「スゲー!」と
思っちゃったわい。アクションもかっこよかったし、お色気ムンムンのシーン満載やったし。(笑)テレビであそこまで
やってないで。
日本公開版は英語版。すごいのは口を見ればわかるけど吹替えではなく、全員ちゃんと英語でしゃべってたこと。広東語版も
あるみたいで、そっちは英語版より若干長いらしく、すごいアクションシーンもまだあるみたいだ。VCD買っちゃおうかなあ。
スタンリー・トン監督。アクション演出なかなかやりますなあ。僕がニヤリとしてしまうツボを心得とる!しょっぱなから
ワイヤー使ったアクションを爆発させ、バイクで敵の乗るバスにウイリーしながら90度駆け上ったり(←ムリムリ!)、
公道をレーシングカーでカーチェイスして走行しているコンテナ車の下を潜り抜けたり、アーロンとワン・リーホン二人で
一人を倒す時のアクションなんかも「かっこええ!」と思いながら見てしまった。
最大の見せ場は地上172メートルにクレーンで吊るされたガラス板上でアーロン、紀香、クーリオが闘うシーン。ガラスだから
ツルツル滑る、吊るされてるからどっちかに重さが加わると傾いてしまうという想像しても「こわー!」と思われる状況で
3人ともノースタントで挑戦したそうだ。当然、ワイヤーで3人とも吊るされてるだろうけど、ここでも紀香の演技はなかなか。
「マジでやべえ。落ちちゃうよう!」って感じの顔の演技がいい!ま、女優だから当たり前か。敵役のクーリオがワイヤーに
吊るされて安心なのか、何にも怖そうにしてないのが最大の問題(笑)。
アーロンの相棒役のワン・リーホンは最近公開されたサモ・ハン、ユン・ピョウ共演の「拳神」に主演した人。1976年生まれ
で95年に台湾で歌手デビューしたそうだ。アーロンのプロフィールも見たけど、1965年生まれかい!香港映画の謎の一つ
だけど、あの顔立ちは20代やろー。
上映時間は90分くらいあったと思うのだが、あっという間だった。やっぱアクション映画って“このあっという間”がポイント
だと思う。ま、ビデオ化されたらぜひ見てみてください!
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