ツイ・ハークの霊戦英雄伝
ツイ・ハークの霊戦英雄伝
おすすめランク D
原題:Tsui Hark’s Vampire Hunters
出演
チー・チュンホワ(計春華)
ユイ・ロンクワン(于榮光)
ケン・チャン
マイケル・チョウ
ラム・シュー
ダニー・チャン
アンヤ
チェン・カンタイ(陳觀泰)
リー・リクチー(李力持)
製作: ツイ・ハーク (徐克)
監督:ウェルソン・チン
2002年度作品
東京国際ファンタスティック映画祭2003出品作品。ツイ・ハークが製作、脚本を担当し、数々のブームを作り上げてきた
ツイ・ハークだけに、キョンシーブームの再燃か!?と思われたが・・・・・・・・・・・。
“欧米に中国のホラーモノを・・・。”という意図で製作されたのだろう。出演者も漢字ではなく、アルファベット表記に
なっており、欧米人にしたら黄色人種はどれも同じ顔に見えるということなのか、キャストがある意味、マニアックというか、
売れてないというか、なんでこんなキャストなの?と疑問を感じてしまった。リンチェイ好きなら知ってる「少林寺」や
「方世玉2」の年齢不詳のチー・チュンホワ(計春華)が主役でっせ。脇役で、ユイ・ロンクワンやチェン・カンタイも
出てたけど、一見では誰だかわからなかったし。どう考えたって、「キャー!チュンホアー!!」ってリンチェイさしおいて
熱狂的なファンは香港映画ファンの中で1%もおらんぞ・・。
肝心のストーリーだが、これまった退屈極まりない!!師匠(計春華)と4人の弟子、風、雷、雨、電が、キョンシー退治の旅を
続け、最強キョンシー王と壮絶な戦いをしてしまうという、おはなし。
キョンシーも「霊幻道士」みたいな感じではなく、ただのバケモノ。「霊幻道士」では、首のあたりを噛んで血を吸うってパターン
だったが、この作品のキョンシー王は、相手を引き寄せる能力を持ち、近づくと目と口から血や体液を吸い寄せてしまうという
状態で、噛まれないように逃げるだの、息をしないでバレないようにするだの、コミカルな要素は全くといってなかった。
カンフーアクションは、それなりに見ることはできたが、「すげえ!」と思わせる立ち回りはなく、“それなりに・・・”レベル。
キョンシーと闘うわけだから、もっと違った闘い方をしてくれてもいいはずなのに、ラストのキョンシー王を倒すやり方なんて、
王道パターンで、「やっちゃったよ・・・」状態。ここまで、予想通りの展開を脚本しちゃう、ツイ・ハークの本当の実力を
疑ってしまう。ツイ・ハークって企画力はあるけど、過去の作品を見て監督、脚本した作品って、そんなにパッとしてない気が
するのはボクだけだろうか・・。そりゃ、「ワンチャイ」とかすばらしい作品もいくつかあるけどね。
ツイ・ハークが表現したかったのは、リアルなキョンシーだったのだろう。キョンシーは化け物なんだから、ホラー映画に
決まってるわけで、フレディやジェイソン、バタリアン系と同系列なわけで、そんなモノにコメディ要素はいらないと・・。
だったら、マジで観客もビビるくらいの演出をもっとしてほしかった!今までのキョンシー映画を全否定する勢いで!
といいながらもキョンシーものって、日本であれだけブームになってしまい、「霊幻道士」「幽幻道士」シリーズのキョンシーのイメージが
定着しすぎているので、この作品は、おそらく日本では受け入れがたいと思う。キョンシーといえば、やっぱり、ラム道士or
テンテン、スイカ頭、チビクロ、トンボ、ベビー・キョンシーでしょう!キン・トーじいさんも忘れずに!(笑)
TOP