香港映画界の闇

香港映画界では、かなり前から、いわゆる黒社会がいろいろと関係していて、90年代、その介入が盛んになり、映画製作にも乗り出すようになる。黒社会系の映画会社が数多く作られ、俳優は脅迫などをされて、出演していた。

俳優が脅されて、作られた作品で代表的な物をあげると、アンディ・ラウ、ジョイ・ウォン主演の「暗黒英雄伝」。この作品では、アンディのマネージャーがコワイ人たちに銃を突きつけられ、アンディが数週間、ある島に監禁させられて作られた作品だそうだ。以前、こんな事実を知らない時、レンタルして見たがどうもおもしろくなかった。事実を知ったときは、「おもしろくなくて納得!」などと思い、「アンディもコワかったやろーなー。」と、同情しまくってしまった。

また、ジャッキー、サモ・ハン、アンディ、レオン・カーフェイ豪華スター競演の「炎の大捜査線」。この作品は、映画界、黒社会の大物、王羽(ジミー・ウォング)が製作したもの。どうも見たとき、出演者がやる気なく、ジャッキー、サモ・ハンの今までのスタイルとは到底言えず、何だか暗ーい感じがしていたのだが、この作品も裏で、コワイことがあったらしい。後に、レオン・カーフェイは「この作品には出演したくなかった。」と語ったそうだ。

ジャッキー、ブリジット・リン共演の「ドラゴン特攻隊」も製作、出演が王羽で、ブリジットは毎日、家にコワイ人がやってきて、脅しまくられて出演した作品だそうだ。

何年か前、BS7のワールド・ニュースかなんかを偶然見たら、ユンファやジャッキー、ツイ・ハークら香港の映画人が道路を行進していて、「ジャッキー、ユンファ夢の共演?」などと、一瞬喜んだのだが、これは、反黒社会をスローガンにしたデモ行進だったのだ。大スターがデモ行進に参加するほど、香港映画界への黒社会の介入が大きな問題になっていたのだった。

最近ではゴールデン・ハーベストに並ぶくらいに成長した映画会社「永盛電影公司」も黒社会系の会社で、この会社のトップの向華勝、向華強(ゴッド・ギャンブラーのドラゴン役)は黒社会の大物だそうだ。チャウ・シンチーはこの映画会社から、多くの作品を出していたので、カナダ政府から移民を拒否されたそうだ。また、チョウ・ユンファも向華強と仲がいいということで、ハリウッドで何か問題があったらしい。まあ、黒社会でもムチャクチャするところと、そうでないところがあるみたいで、 「永盛電影公司」は、作品の娯楽性が高く、おもしろいものが多いので、そうでないところだと、ボクは思っているのだが..。

ブルース・リーは、病気で急死したのが通説となっていて、ボクもそうだと思っていた。しかし、香港では当たり前らしいのだが、ブルース・リーは黒社会の言うことを聞かなかったとかで暗殺されたらしい。だが、香港では黒社会というものが、生活のいたるところで何かと関与しているようで、真実を報道したら、コワイ報復があるとかで、出来ないでいるらしい...。ブルース・リーの息子のブランドン・リーも映画撮影中に実弾に撃たれて死亡し、事故死と報道されたが、これも何かの組織によるものだと、ボクは思っている。

今回の文は「らしい」とか「だそうだ」っていう文面が多かったのですが、香港の俳優でさえ、あまり語りたがらない内容のことですので、一応、“噂”ということで...。


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