チョウ・ユンファ特集 VOL.3

辣手神探 (ハード・ボイルド 新男たちの挽歌)

おすすめランク    

出演
周潤發 (チョウ・ユンファ)
梁朝偉 (トニー・レオン)
テレサ・モウ
陳欣健 (フィリップ・チャン)
黄秋生 (アンソニー・ウォン)
監督:呉宇森 (ジョン・ウー)
1992年度作品

いやあ、何度見てもカッコイイ映画!
映画館で見終わった後、「スゲー!スゲー!」と友人と興奮しまくってしまった。しかし、映画館の人からパンフレットもチラシもないって聞いたときは、かなりショックだった。まったく..。おまけに例の如く、観客はほとんどいなくて、寝てるサラリーマンばかり。なんで、眠れるねん!ボクなんか見た日は眠れんかったぞ!

しかし、ジョン・ウーもハリウッド行く前にやるだけやってしまえ!てな感じでムチャクチャしまくったなあ。鳥かごがたくさんある屋台のシーン。銃撃戦がはじまり、たくさんの火花が飛び、紙キレが舞い、逃げまどう客に「ジャマだ!」なんて言って殺しちゃってる。そしてユンファお得意の2丁拳銃!今回のシチュエーションは、階段の手すりに寄り掛かりながらのアクション。あの時、バックの音楽が「ジュワーーン」(表現がむずかしい..)と消えるところがこれまたカッコイイ!

ユンファ行きつけのバーでのシーン。マスター役が今では世界の巨匠と呼ばれ、世界中の人々から絶賛されるようになったジョン・ウー!(前置きが長いなー。)ユンファとジョン・ウーが語り合ってるシーンなんて、ファンには失神モノ(笑)

兵器庫での銃撃戦はすごすぎた!まともに火をかぶっちゃってる人もいたし、あれはケガ人続出だっただろう。
トニー・レオンも危険なシーンを自分でやったりしていて、すごかった。このシーンのユンファの登場シーンは、ここぞとばかりって感じ!ヘタするとねらい撃ちされそうな登場の仕方だが、これが一発も当たらないんだなあ。(笑)

トニー・レオンのヨットでのシーン。人を殺す度に一羽ずつ折り鶴を折るというエピソードもなかなかいい。

ラストの病院での銃撃戦は、「ここは香港なの?」って感じのまるで戦争状態。敵なんか人情もあったものじゃないくらい、逃げまどう患者たちを殺しまくってる。(オイオイ..)

ユンファが赤ちゃんを抱きながら、ラップ(あれはラップなのか..)を歌うシーンは笑えた。あの赤ちゃん、すごいなあ。けっこうよく見ると、眉をしかめたりしている。将来、大スターになったりして。なにせユンファに抱っこされてるわけだから..。(笑)

ユンファが病院から脱出する大爆破シーンでは、ユンファ自身が爆風に煽られたりしていて、かなり見応えがある。

この作品は、ジョン・ウー、チョウ・ユンファファンはもちろん、アクション映画好き、モデルガン好きの人々にも満足できる作品でしょう!

鳥かごがたくさんある屋台のシーンでユンファと壮絶な銃撃戦をした人物。NHKの連続ドラマ「ふたりっこ」で将棋会館のシーンでよくでてきた国村準さん。「ふたりっこ」を見たとき、「どっかで見たことある人だなあ」と考え続けてしまった。関西系の作品によくでている俳優さんだが、ジョン・ウーとなんか関係があるのだろうか。ジョン・ウー製作、アーロン・クォック主演の「野獣の瞳」にも出演していた。どこかの雑誌でユンファ特集かジョン・ウー特集かなんかして、国村さんに撮影でのエピソードとか語ってもらいたいなあ..。

数年前、フジテレビ系の正月番組「かくし芸大会」で、映画対決ということでマッチ(マッチっていう歳ではないが..(笑))が主役で「折り鶴」というタイトルで「ハードボイルド」のリメイクをやっていた。マッチが「香港映画の「男たちの挽歌」のリメイクをやります!」と言ったが、司会の堺正章(たぶん..)がまるで何の映画か理解していないようだった..。 まあ、作品自体もその場にいる出演者、スタッフたちの自己満足の世界というか、見ている側からすると迫力なんてまるでなく、日本で作ったらここまで落ちるかーという感じだった。
龍虎風雲 (友は風の彼方に)

おすすめランク    

出演
周潤發 (チョウ・ユンファ)
李修賢 (ダニー・リー)
呉家麗(キャリー・ン)
張耀揚 (ロイ・チョン)
孫越 (ソン・イェ)

監督:林嶺東 (リンゴ・ラム)
1987年度作品

潜入捜査官と強盗団幹部のあつい友情を描いた傑作。
テディ・ロビンによる都会の哀愁を感じさせる音楽と、マリア・コルデロの歌声がこの作品にかなりマッチしている。

ユンファはこの作品で2度目の香港電影金像奨主演男優賞を受賞している。リンゴ・ラムもこの作品で監督賞を受賞した。

この作品はリンゴ・ラム監督による「風雲シリーズ」の第一作。他に風雲シリーズと呼ばれるものはユンファ主演の「監獄風雲(プリズン・オン・ファイヤー)」と、ラム・チェンイン主演の「学校風雲」、そしてダニー・リー主演の「聖戦風雲」。

ダニー・リーがほんとめずらしく、悪者を演じている。彼は、いっつも熱血警官ばかり演じていて、まるで香港警察の広告塔って感じの役が多かったから、この作品を見たとき、一瞬、混乱してしまった。

ボクはユンファの最高のパートナーはやっぱりダニー・リーだなあと思っている。「狼」の印象が強すぎるからだと思うが、もしユンファがまた香港で映画を作ることになったら、共演してほしい。

ユンファに意地悪(笑)するジョン警部を演じたロイ・チョン。風雲シリーズにはよく出演しているが、ボクはあまり好きではないタイプ。出てきた途端に、嫌悪感を抱いてしまうんだなあ。この作品のラスト、ラウ警部を演じるソン・イェが石でロイ・チョンを殴りつけたときは、「ヤッター!ヤッター!ヤッターマン」(なつかしい..)と喜んでしまった。まあ、人にこういう感情を抱かせてしまう演技をするっていうことは、俳優として素晴らしいことだと思う。ハリウッドでも一人、登場しただけで、嫌悪感抱いてしまう俳優さんがいる。ケヴィン・ベーコン....。「スリーパーズ」でも「激流」でも「アポロ13」でも出てきただけで、「また何か悪いことするんちゃうんかい!」と、すぐ疑いの目で見てしまう..。(笑)

クエンティン・タランティーノの「レザボア・ドッグス」は、本作品をインスパイアしたことは、あまりにも有名。

ストーリー
女人街である男が殺される。彼は潜入捜査官で、宝石強盗を企む犯罪組織の調査をしていた。男の上司だったラウ警部(ソン・イェ)は、甥で、同じく潜入捜査官であるチョウ(チョウ・ユンファ)にやむなく組織への潜入を命じる。チョウは、銃の密売人を装い、犯罪組織の幹部であるフー(ダニー・リー)と接触する。そんな事情を知らないラウ警部の後任、ジョン警部(ロイ・チョン)は、執拗にチョウを追うようになる。やがてフーの信用を得たチョウは、一味のボスに紹介され仲間に加わることになる。やがてチョウとフーの間に友情が芽生えていくようになる..。

八星報喜 (僕たちは天使じゃない)

おすすめランク 

出演
周潤發 (チョウ・ユンファ)
張學友 (ジャッキ−・チュン)
鄭裕玲 (ドゥドゥ・チェン)
黄百鳴 (レイモンド・ウォン)
袁潔瑩 (フェニー・ユン)
鐘楚紅(チェリー・チェン)

製作:黄百鳴 (レイモンド・ウォン)
監督: ジョニー・トー
1988年度作品

恒例のレイモンド・ウォン製作の正月映画。必ずハッピーエンドで終わり、また豪華スターが競演するので、ボクは、けっこうレイモンド・ウォン正月作品はお気に入り。しかし、毎年作られているにもかかわらず、あまり日本に入ってこないのが残念。たぶん、張國榮(レスリー・チョン)が出演したモノとかは、ビデオ化されるだろうと期待している。

ジャッキー・チュンが歌う主題歌がなんか楽しい。

ユンファはあいかわらずコメディ作品でも魅力を発揮させている。
ユンファが、家でズボン履かずに指揮棒振ってる。この状態を「挽歌」とかのイメージでユンファを見てしまうと、「ユンファ、そんなはしたないことしないでー!」といいたくなる人もいるかもしれないが、こういうことができて、知らないうちに楽しく見れてしまうところがユンファのすごいところ。スティーブン・セガールがパンツで踊ってたら、一瞬はおもろいかもしれないが、だんだん「おい!あの張り倒しアクションはどうした!」といいたくなるはず。やっぱり、ユンファはジャンルにとらわれることなく、どれもジャンルにあった素晴らしい演技をしていてスゴイ俳優さんだと、つくづく思う。
ユンファがチェリー・チェンの金持ち男と張り合うシーンはおもろかった。しっかし、バカカップルやなー。

この作品で子役をしてかわいい演技をしていた黄坤玄(ウォン・コンユン)は、、素人の中からオーディションで選ばれ、本作品でデビューした。他にも「過ぎゆく時の中で」「ゴールデン・ガイ」などにも出演している。午馬(ウーマ)主演の「上海の休日」(91)で久しぶりに見たが、だいぶ成長し少年らしくなっていた。

けっこう、香港映画ファンにはうれしいゲストが多数出演している。
広東オペラが終わった後、観客が拍手しているしているところが写るのだが、そこには、びっくりしてしまう香港映画関係人がいる。まずは、カール・マッカとリンゴ・ラム。そしてジョン・シャム。極めつけは、ユンファが何かしている。これは見てのお楽しみ!(←ボクは見たとき、うおー!と叫んでしまった!)
ラスト、タクシーのシーンで現れるレイモンドの恋人フォンの旦那役がテディ・ロビン。ほんま、プロデューサーの黄百鳴ってスゴイ。テディ・ロビン(泰迪羅賓)は、「友は風の彼方に」などの作曲や、プロデューサー、監督、俳優など何でもこなす人。香港映画で名前が漢字で4文字を見かけたときは、ほとんどこの人でしょう。

よく考えたら、ユンファはおそらくハリウッドでは、こういう作品は作ることなく、アクションスターってイメージになってしまうんだろう。ちょっと残念。香港でも映画出演して年1回くらいコメディを作ってほしいなあ。

ストーリー
性格の違う3人兄弟の恋愛模様を描いたラブ・コメディ。長男のファイ(レイモンド・ウォン)は、テレビ番組の人気司会者で、番組で知り合った子持ちの女性フォン(フォン・ボーボー)と恋に落ちる。次男のロン(チョウ・ユンファ)はプレイボーイなのだが、ガールフレンドのハン(ドゥドゥ・チェン)と結婚して身を固めようとしていた。ところがデパートの店員をしていたビューティフル(チェリー・チェン)に一目惚れしてしまう。三男のサン(ジャッキー・チュン)も、公園で出会ったイン(フェニー・ユン)との間にほのかな恋が芽生える。3人はそれぞれの恋を成就しようと努力するのであった..。



おまけ:チョウ・ユンファ「リプレイスメント・キラー」画像!
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