チョウ・ユンファ(周潤發)特集 VOL.8
誰かがあなたを愛してる
おすすめランク A
原題:秋天的童話
出演
チョウ・ユンファ (周潤發)
チェリー・チェン (鐘楚紅)
ダニー・チャン (陳百強)
製作総指揮:ディクソン・プーン
製作:ジョン・シャム (岑建勲)
監督:メイベル・チャン
1987年度作品
【ストーリー】
ジェニファー(チェリー・チェン)は演劇の勉強と留学中の恋人ビンセント(ダニー・チャン)に会うためニューヨークに向かう。ニューヨークでは遠い親戚のサンパン(チョウ・ユンファ)がジェニファーの面倒を見てくれる事になっていた。サンパンはレストランで働き、2階建ての小さなアパートに暮らしており、ジェニファ−はその2階に住むことになる。
早速、ジェニファーはビンセントに会いに行くが、彼が別の女性と付き合っていることを知り、ショックを受け、しばらく涙に暮れる毎日を過ごす。そんなジェニファーを励ますためサンパンは彼女の部屋に本棚を作ったり、部屋をきれいにしたり、料理を一緒に食べたりして元気づけるのだった。ジェニファーはそんなサンパンの優しさにふれ、好意を持ち始め、サンパンもだんだんとジェニファーを好きになり始めていたが、互いに自分の気持ちに素直になれないでいた。
ある日、二人で散歩をする。通りかかった店でジェニファーは、自分の持っている時計にピッタリあう時計のバンドを見つける。しかし高くて買うことはできなかった。その後、二人は海岸を歩く。サンパンは水上レストランをこの場所に作ることが夢だと、ジェニファーに告げる。
サンパンは自分の誕生日にパーティーをひらくことにし、ジェニファーを誘う。しかしジェニファーには「楽しければ、理由なんてどうだっていいじゃないか」と、自分の誕生パーティーだとは言わなかった。サンパンはその場でジェニファーに自分の気持ちを告げようと思っていたが、そこにビンセントがやってきて二人が仲良くしていたため、サンパンは家を飛び出し、翌朝まで酒をあおる。ジェニファーが家に戻り、サンパンの部屋に入ると鏡に誕生日が書かれ、それが今日だったことを知る。
サンパンが家を飛び出した後、ジェニファーは以前、ベビーシッターのバイトをしていた家の家族に再会し、ロングアイランドで一緒に住んでくれるよう頼まれる。その間にサンパンが家に戻ると、鏡の前にジェニファーが作ってくれた自分の人形が置かれていた。サンパンは喜び、改めて自分の気持ちを伝えるためにジェニファーが欲しがっていた時計のバンドを買いに行く。一方、ジェニファーはこのままサンパンの家に暮らすことがつらくなり、出ていく決心をする。荷物をまとめ、車に乗ろうとしたところにサンパンが戻り、ジェニファーもサンパンも互いにプレゼントを渡す。
ジェニファーの車が走り去った後、突然、サンパンは追いつくことができないことはわかっていながらも走りはじめる。車の中でジェニファーはサンパンのくれたプレゼントを見て、彼の気持ちを悟り、涙する。サンパンもジェニファーのくれたプレゼントを見ると、ジェニファーが愛用した時計で、しかもバンドのついていない時計だった....。
【感想などなど..】
ラストはあえてSTORYには書かなかったけれど、終わった直後に、ほんとに「よかったー」と思えたラブストーリー。ラブストーリーもの大好き人間は必見!の作品!
ユンファとチェリーの共演はやっぱりいい!数多く共演しているからかもしれないけど、息があっているというか、見ていて「いいなー」って思いになる。
互いに好きなのだけど、相手は自分をどう思っているかわからない。自分の心の奥底では好きなのに、どうしてもそれを認めたくない気持ち。自分が告白しようと思ったときに、相手が他の異性と楽しそうにしているのを見て、告白する勇気がなくなってしまう。などなど、過去を振り返ると誰しも同じ想いをしたことがある感情を、すばらしい演出で表現している。
チェリーが自分で魅力がないとか言ってるけど、美人だしカワイイやん。ユンファもチェリーをブスなんてなことおっしゃってるけど、きっと二人とも目の調子が悪かったのでしょう...。(笑)
多くの映画会社がこの企画はヒットするはずがないと断わったが、ジョン・シャムが企画を買い、大ヒット。ジョン・シャムって「五福星」や「七福星」の演技を見てると、とても頭良さそうに思えないが、数多くの作品を製作をしている。あの伝説的映画「風の輝く朝に」も製作している。
タイガー・オン・ザ・ビート
おすすめランク B
原題:老虎出更
出演
チョウ・ユンファ (周潤發)
コナン・リー (李元覇)
ニナ・リー (利智)
ツイ・シュウケン (徐少強)
リュウ・チァフィ (劉家輝)
ジェームズ・ウォン (黄霑)
ジョン・チャン
ティ・ロン (狄龍)
リディア・サン (沈殿霞)
シン・フイ・オン (成奎安)
トン・ワイシン(唐偉成)
監督:ラウ・カーリョン(劉家良) 1988年度作品
【ストーリー】
リー刑事(チョウ・ユンファ)とマイケル刑事(コナン・リー)は、上司からタイ人殺しの犯人を逮捕せよという命令を受ける。この殺人事件は、麻薬密売に関係があるようだった。捜査をしていくと、麻薬の大物ディーラー、ピンがあやしいと思い、探し始める。ピンはボスでもあるジョニーのブツを盗み、妹のマリー(ニナ・リー)を取り引き場所に行かせる。取り引き場所で張り込んでいたリー刑事たちは、マリーがトイレでかばんをすり替えたことを察知し、マリーを追いかける。
マリーがピンの隠れ家についた途端、リーたちは、ピンを逮捕しようとするが、逃げられてしまう。警察でマリーを尋問し、ピンの居所を吐かせようとしたが、なかなか白状しなかったため、リーの上司は、リーにピンと同棲するよう命じる。
ある日、マリーの通っているジムにジョニーの部下がやってきて、マリーを脅し、麻薬で取り引きしたカネの入ったかばんを
奪われてしまう。かばんの中にはピンの居所を記したメモが入っていたため、ジョニーによってピンは殺されてしまう。
捜査の結果、ジョニーらが取り引きする現場を突き止め、見事、一網打尽にし、ジョニーも逮捕する。一件落着と思いきや、ジョニーの部下が、まだ逮捕されずにいたため、その部下によってマリーは殺され、リーの妹が誘拐されてしまう。部下たちはジョニーと妹を交換するよう要求したため、リーとマイケルは妹を救い出すため、アジトに乗り込むのだった!!
【感想などなど..】
ユンファが食堂で生卵をグラスに入れて飲むシーンは「ウエー!」って感じだった。生卵と一緒に頼んでいた豆乳。これが、
ボクは大の苦手。以前、マレーシアに住んでいた時、牛乳かと思って飲んだら、あの臭いと味が突然グワーっと来て吐き出してしまった以来、豆乳と聞いただけで嫌悪感を抱いてしまう..。
上海エクスプレスでリチャード・ン(呉耀漢)の奥さん役だった太った体格とメガネが印象的なリディア・サン(沈殿霞)。本かなんかでみたのだが、娘の体格も「子は親に似る」の如く、リディア・サンをそのまま小さくした状態だった。(笑)
特別出演のティ・ロンが、ちょっとだけコナン・リーとカンフーアクションで対決してくれている。
ユンファ、ニナ・リーに対してすごいイジメ方だったなあ。蹴り飛ばしたり、突き飛ばしたり、足を引っかけてガラスに突っ込ませたり。「ニナ・リー、よくがんばった!」と言ってやりたくなってしまった。
コナン・リーは「リーサル・ウェポン4」でリンチェイの兄貴役で出演していた人。この作品では、「リーサル〜」で見せなかったすばらしいアクションを披露している。
ラストのチェーンソーを使ってのアクションは見応えがあった。敵のリュウ・チァフィ(劉家輝)もしぶといなあ。あれだけやられとったら、ふつう死んどるで..。リュウ・チァフィって丸坊主のイメージが強いから、髪が生えてる姿はどうも似合わなかった(笑)
ニナ・リーってすでに今は実業家に転身してしまっているが、出演したほとんどの作品が巨乳をネタにされてしまう役ばかりで、女優として評価される作品が少なかったのがかわいそうな気がした。
この作品は後に続編が作られ、主役がユンファからダニー・リーに変わった。
挽歌を吠う狼
おすすめランク D
原題:執法者
出演
ダニー・リー (李修賢)
チョウ・ユンファ (周潤發)
ン・マンタ (呉孟達)
ディニー・イップ (葉徳嫻)
ティエン・ファン (田豊)
クワン・ホイサン (關海山)
チョン・プイ
監督:チェン・チャン
1981年度作品
【ストーリー】
ロン刑事(ダニー・リー)とリー刑事は、密入国事件の捜査で、マイ・チ(ン・マンタ)を取り調べ、ボスのファンを不法入国者教唆の容疑で逮捕する。マイ・チはファンの逮捕で、自分が何者かに殺されると思い、逃げ出す。やがてファンの裁判が開かれるが、証拠不十分ということで保釈金を払ってファンは釈放されてしまう。ロン刑事たちは、証人になるマイ・チを全力で探し始めるが、見つかったときは殺し屋(チョウ・ユンファ)によってマイ・チは殺された後だった。
マイ・チを殺した犯人を捜査するうちに、エン刑事(チョン・プイ)とソン弁護士が事件に深くかかわっていることが発覚し、彼らを逮捕する。彼らを裏で操っていた大物サンエ(ティエン・ファン)は、殺し屋ユンファに邪魔なロン刑事とリー刑事を殺すよう命じる。
ユンファはまず、ロン刑事を襲い、重傷を負わせ、次々と警官を殺していく。復讐に燃えるリー刑事は、ユンファとサンエを殺すため、立ち上がった....!
【感想などなど..】
みんな、若い!ユンファ、細すぎ!ン・マンタなんて、まだ腹がでてない!
オープニングの唄、なーんか聞いてから、ボクの中でお気に入りになってしまって、ボーっとしてる時にデタラメ中国語で口ずさんでしまう..。
ユンファがダニー・リーに重傷を負わせるシーン。殺し屋にしてはちょっと卑怯。ダニーを手錠で手出しできない状態にして、「ハハハハハー!」とか笑いながらボッコボコにしてる。実は弱いんじゃないの?しかしユンファは、どうみても細すぎて強そうに見えないのだが、ユンファより体格がいい警官もあっさりやられちゃってる。
ラストのリー刑事との殴り合いは、少々残酷だった。リー刑事が目をむきだしにして、斧でユンファを何度もぶった切ってる。いくら復讐といっても警官がそんなことしていいのだろうか..。
相変わらず、日本のタイトルはひどすぎ!「挽歌」と「狼」くっつけてるだけやないか。
この作品、やったら古い感じがするが、それでも81年の作品。「男たちの挽歌」が86年、「狼」が89年だから、この80年代はユンファにとっても香港映画界にとっても、すごい速さで変わっていった時期であろう。
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