チョウ・ユンファ(周潤發)特集 VOL.9
ゴールデン・ガイ
おすすめランク B
原題:吉星拱照
出演
チョウ・ユンファ (周潤發)
シルヴィア・チャン (張艾嘉)
ニナ・リー (利智)
ローレンス・チェン (鄭丹瑞)
ウォン・コンユン (黄坤玄)
ウォン・サン (黄新)
ウー・フォン (胡楓)
BEYOND
レイモンド・ウォン (黄百鳴)
製作総指揮: レイモンド・ウォン (黄百鳴)
監督:ジョニー・トー
1990年度作品
【ストーリー】
大金持ちの跡取り息子が、親の決めた嫁と結婚したくないと家を飛び出し、ひょんなことから街のレストランで働くことになり、その店の社長の妹と恋に落ちるという、エディ・マーフィの「星の王子ニューヨークへ行く」にかなり似ているストーリー。
【感想などなど..】
レイモンド・ウォン製作の旧正月映画。筋書き丸わかりのストーリーだが、当時、人気絶頂だったユンファのカリスマと旧正月映画ということで90年の興行収入8位にランクされるヒット作になった。
ニナ・リーのあの歩き方はなんなんだ?あれが上流階級のお嬢様の歩き方なんだろうか?(笑)
レストランの社長とローレンス・チェンがカンフーのポーズをした後、「ターンターンタンタンタンタンターン」とウォンフェイフォンのテーマを歌いながら手を振り回したところは、ちょっと笑った。
舞台になったレストラン「東東雲呑麺」は香港に実際に存在するチェーン店だそうだ。香港に行ったときは探してみましょう
。
ユンファが金持ちユンファとタクシー運転手の二役を演じているが、運転手役をほんとに楽しく演じていて、「やっぱユンファはコメディが好きなんだろうなあ..」と感じてしまった。
ユンファと社長とローレンス・チェンが、体のツボに電気流してマッサージする機械(あれってなんて言うんだっけ..)で、3人そろってマッサージしているところは「何やってんだか..」と思ってしまった。あんなに歯を「イーッ」ってむきだしにしてしまうツボなんてあるのだろうか..(笑)。
ニナ・リーとブチューッとキスしまくっていたローレンス・チェン(鄭丹瑞)は、テレビ歌番組の司会やDJを経て映画界入りした。この作品では主役がユンファだけに活躍の場が少なかったが、数多くの都会派コメディモノで主役をしている。彼の主演した「小男人周記」は香港で大ヒットした。ボクはスタープラスで「小男人周記」を見たが、チェリー・チェン、ドゥドゥ・チェンら豪華スターが共演し、けっこうおもしろかった。
始めて見たときはまだ高校生だったから、かーなりおもしろく感じていたが、どうも今になって見てみると、金持ちユンファが「お金は重要じゃない。どんな仕事にも学ぶところがある。」と言ったところに、「しょせんはカネやで..。金持ちだからそんなこと言えるんや..。」などと突っ込んでみたり、タクシー運転手のユンファが金持ちユンファの家に養子になったのを見て、「うらやましいのー」と思ってみたり、素直に純粋に楽しく見ることができない自分がちょっとイヤだった..。(笑)
超人気バンドBEYONDが、全員出演し、歌も歌ってくれているところが、今となってはかなり貴重。この作品の後、メンバーの一人、黄家駒が日本のバラエティ番組収録中、大道具の倒壊事故で亡くなってしまう。この事件は香港の人々には衝撃的で追悼番組も放映されたそうだ。その後、BEYONDは活動休止していたが、残った3人で復活し、現在も活躍している。
サイキックSFX 魔界戦士
おすすめランク C
原題:奇縁
出演
チョウ・ユンファ (周潤發)
エミリー・チュウ (朱寶意)
ディック・ウェイ (狄威)
ナム・キットイン (藍潔瑛)
監督: チン・シウトン (程小東) 1986年度作品
チャイニーズ・ゴーストストーリーなどを監督したチン・シウトン(程小東)の監督第2作目。あいかわらず、チン・シウトン監督作品は荒唐無稽すぎ!この作品も、超能力ネタだけにやりたいほうだいで、なんか別の意味で「すごい!」って感じがした。
【ストーリー】
高度な技術の発達した現代においても、科学では説明のつかぬ現象が数多くある。超能力もその一つ。ヒマラヤ山脈の奥地に住む部族の指導者は超能力を持ち、神の使いとして崇められていた。そこに、今まさに恐ろしい悪の手が忍び寄ろうとしていた...。
その指導者は悪魔(ディック・ウェイ)との戦いに破れ、巫女のシーラ(エミリー・チュウ)に、自分のあとを継いでくれる者が東から現れるからその男を宮殿に連れてくるよう命じる。
ジョー(チョウ・ユンファ)は恋人のアイーダ(ナム・キットイン)と香港からネパールに旅行にやってくる。ある日、象に乗って楽しんでいると象が暴走し、ジョーは象の背中から転落し、足を複雑骨折してしまう。気を失ったジョーを助けたのはシーラだった。
ジョーは香港に戻り、入院する。シーラはジョーを追い、飛行機に隠れて香港へやってくるが、空港で倒れ、ジョーと同じ病院に収容される。シーラはジョーを見つけると、自分の超能力を見せ、ジョーの骨折を治してしまう。ジョーは退院するが、シーラのことが気になり、病院を訪れると、移民局に捕まりそうになり、シーラが逃げているところだったため、助けて家に連れてくる。シーラはジョーに全ての理由を打ち明け、ジョーの中に潜む超能力を開発していく。
ちょうどそのころ、シーナの持っている神器を求めて香港に悪魔がやってくる。シーナは悪魔と戦うが、殺されてしまう。悪魔との戦いを宿命だと悟ったジョーは、悪魔を倒すため立ち上がった!!
【感想などなど..】
ユンファはこの作品と「セブンス・カース」が東京ファンタスティック映画祭で上映されたことがきっかけで、日本に初紹介された。しかし、注目されたのは香港SFXアクションと、エミリー・チュウで、ユンファが本当に日本で知られるようになるのは「男たちの挽歌」であった。
ユンファがエミリーに香港の街を案内している、というかデートしているシーン。超能力によって、送電線を切ってその電気で夜空にハートマークを作って、その下でキスしまくってる。おまけに超能力開発にシーナと愛し合うことが入っているのかしらんが、愛し合いまくってる。こんなのユンファの恋人が見たら、キレまくるやろー、と思ってしまった。
ラストのユンファとディック・ウェイの戦いは、何やってるかわからんが、たぶん壮絶な戦いだったのだろう。ユンファは敵の超能力でビルからビルへ飛んじゃうし、ディック・ウェイは、歯がボロボロになって皮が剥げてガイコツになって大爆破!このシーンは一瞬にして終わってしまうから、まばたきせずに見ましょう..。(笑)
密会
おすすめランク D
原題:初一十五
出演
チョウ・ユンファ (周潤發)
オリヴィア・チェン (鄭文雅)
メルヴィン・ウォン
ポーリン・ウォン(王小鳳)
監督:テレサ・ウー
1986年度作品
オリヴィア・チェン演じる人妻の揺れ動く心を描いた作品。女性監督テレサ・ウーのデビュー作。
【ストーリー】
メイ(オリヴィア・チェン)は、毎日不満な日々を送っていた。夫のフィリップが、仕事が忙しくいつも夜遅く帰ってくる日々だったからだ。だが実際は、メイは薄々感づいていたが、夫は浮気をしているようだった。
ある日、メイとフィリップは友人のリン(ポーリン・ウォン)たちとテニスをやりに行く。そこで、テニスのコーチをしていたリンのいとこのピーター(チョウ・ユンファ)に出会い、ピーターは、メイに一目惚れしてしまう。
フィリップがまた夜遅くなることを知ったメイは一人で映画を見に行くと、偶然、ピーターと会い、一緒に映画を見る。それから、二人はつきあい始める。メイは、リンが1日と15日はフリーの日で彼氏に束縛されず、遊べる日がある事を聞き、自分もそうしたいと思い、フィリップに相談して、フリーの日を得ることができる。しばらくフリーの日は、ピーターと遊ぶ日々が続き、ヨットに乗る約束をする。その当日、メイの浮気を心配したフィリップがやけにやさしくなり、メイのために一日開けて出かけると言いだし、断りきれずに、夫と一日を過ごしてしまう。一日待ちぼうけをくらったピーターは、夜、メイに電話し「明日またここで待ってる。」と言い、電話を切る。
次の日、メイはピーターに会い、「もうこんなことはやめましょう..。」と会えないことを告げ、ピーターに「なんで自分を抑えるんだ!」と言われながらも彼の元を離れる。
しばらくしてメイの両親がアメリカから帰ってくることになり、空港へ迎えに行くことになる。フィリップも必ず行くと言っていたが、案の定、女性のクライアントに日本の会社と商談があると誘われ、すっぽかしてしまう。メイは両親をホテルに送った後、行きつけのナイトクラブに行く。そこでリンたちとピーターに出会い、しばらく話をしていると、その店にフィリップが女性クライアントとイチャイチャしながら入ってくるところをリンが見つける。オリヴィアにその現場を見られないよう努力するが、フィリップがナイトクラブを出ようとするとき、メイに見つかってしまう。
メイとピーターがフィリップを追いかけていくと、ホテルに入っていった。2人の入った部屋を探そうとするメイを、ピーターは落ち着かせる。メイは、ピーターの愛を受け入れようとするが、やはり夫を裏切ることはできず、二人は一晩語り明かす。翌朝、メイが部屋をでたとたん、フィリップたちに遭遇。フィリップに「浮気したな!」と問いつめられたメイは、真実を言うが信じてもらえず、家を出て、ピーターの元に行くのだった...。
【感想などなど..】
ユンファもちょっと自分勝手やなー。だんながいる女性を一目惚れして、つきあっちゃって、「オレのこと好きなんだろ?だったらだんなと別れてしまえ!」ってな感じで、結局、二人を別れさせちゃってる。子供がいなかったから、まだいいものの、いたらかなりまずいことやでー。
ビデオのパッケージがすごかったなあ。「女性自身」とかの表紙みたいでユンファとオリヴィアのスキャンダルをスッパぬいたってな表紙だった。ストーリーが今どきこんなありがちなものでいいのか!と思ってしまう単純なラブストーリーだっただけに、客引きのために考えたんだと思うけど、あのパッケージのにぎやかさと、内容とのギャップはちょっとどうかなあ..と思った。
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