どうも、凡蔵です(^^)

今回は、今まで撮影に行った場所で割と印象的だった「水道記念館」に
ついてのお話しと、写真のテーマについて。

ワタクシ凡蔵は「オブジェ・カメラマン」として認知され、すっかり定着した感が
ありますが、普通の写真も撮ります(^^;

山や海の美しい風景。街角や路地裏、行き交う人々も、老若男女を問わず
スナップします。あと、空や雲なんかも・・
それに動物や乗り物も種類にかかわらず撮りますね。
犬に猫、牛、馬、象、猿、羊、イノシシ、アヒルにオウム、ウォンバットまで!
乗り物は、車はモチロン、飛行機、船、バイクからSL、戦車まで!

そしてもう一つ重要なのが「洋館」です。

明治の中頃から昭和初期にかけて建てられた西洋館を撮るのが、ワタクシ
の主なテーマの一つなのです。
「近代建築」「モダン建築」や「レトロな館」など様々な呼び方があります。
有名なモノでは神戸の異人館街や大阪の中ノ島公会堂などですね。
アーチ状の門や鉄格子、赤レンガで出来た壁や塀、丸窓やステンドグラス
シャンデリアに暖炉がある洋室、見晴らしの良いテラス、広い庭園。
そして長い時間と歴史を積み重ねてきた、そのなんとも言えない怪しくも
勇壮な雰囲気! 無人なのに誰か「いる」ような不思議な空間・・・ 
「妖館」とでも表現しましょうか。
そんな西洋館や洋風建築が昔から好きだったので、よく撮っています。

しかし、先述したように大阪や神戸は有名なので、ガイドブックなどの情報
も豊富にあるので探すのには苦労しないのですが、こと「阪神間」となると
その資料や所在地などの情報は限りなく少ないのが現状です。
オブジェ探索といっても、やみくもに走り回るワケにはいかないので
一応の目的地を決めなければなりません。最初のうちは楽だったのですが
元々情報が少ないので、今ではケッコウ大変です(^^;
最近では、古い倉庫や工場、橋や塔などの「近代化遺産」。そして廃墟など
も範疇に入れて検索し探索、撮影しています。心霊スポットも兼ねますが・・
なにせ古い建物(構造物)なので、苦労して探し出しても、取り壊されて
いたり、撤去されていたりで、スカをくらう時もあります(T-T;
でも、そこへたどり着くまでの「ドライブ道中」が楽しかったりもします。

さて、そんなワケで目的地が、淀川沿いにある「水道記念館」と決まった
のは’01の夏真っ盛りのことです。
真夏なのに全身黒ずくめでシックにキメたぴくみん君と共に場内を散策。
場内がとても広いのは大阪市のポンプ施設内にあるため。
記念館まで到達するには結構歩かねばならない。すると見えてきました
赤レンガと大理石の調和が美しい記念館の本体。大正3年に建てられた
とは思えないみごとさ!日没後にはライトアップされるそうです。
入館無料の内部はというと、琵琶湖・淀川の自然環境や水道の歴史の
説明の数々。他には天然記念物のアユモドキやビワコオオナマズ!
夏休みだったので、小学生やちっちゃい子供が来ていた。課題研究?
昔の水道作業者の長屋が再現されていて、中にはロウ人形が・・!
その再現小屋を見てちっちゃい子供が「お化け屋敷だ!」と言っていた
のが印象的・・・ 確かになんとなく(^^;

外部正面の広場は「憩いの場」になっており、家族連れがたくさん。
そこにあった「八角堂」を見学している時に、ポンプ場の作業員のおじさん
に記念写真を撮ってもらいました。おじさんが、
「1、2、3!で撮りますから」といってくれたので、準備してると
「はい、じゃあ撮ります。1、2、パシャ!」
「え?!」「3はナイの?」とかおもいつつ・・・(タイミングがズレた^^;)
作業員のおじさん、どうもありがとう!

さらに、本館とは別に「淡水魚コーナー」もありました。琵琶湖・淀川に生息
する淡水魚を飼育し展示していました。
生物学に造詣の深いぴくみん君も、かなり真剣な眼差しで観察!
ゲンゴロウブナやかわむつA型(なぜA型?B型とかもいるの?)などが
泳いでいました。しかも室内は魚に良い環境をつくるため低温に保たれ
ていて涼し〜(^^v
ここで一番印象的だったのがイシマキガイ(タニシみたいなヤツ)どの水槽
にも入っており、プレートにも「ドンコ イシマキガイ」「フナ イシマキガイ」
と書かれている!
「なるほど、イシマキガイには水槽を浄化する能力があるんだな。」
と話してたところで、イシマキガイしか入っていない水槽も発見!
どんな意味があるんだ「イシマキガイ専用水槽」に・・・
小さな疑問を残しつつ、水道記念館探訪は終わろうとしていた。

駐車場への帰り道で、天敵の「バッタ」さえ現れなければ結構楽しい旅だっ
たね〜、ぴくみん君!

また訪れてみたいイイ場所ですね〜(^^)

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