ジャダー防止! クラッチ・ディスクの組替え


約6000km走行したあたりで、ジャダー発生です。
ちなみに、’02 SS900 は乾式クラッチです。   
 だからカバーを取り外すだけですぐにメンテできます。

 

’94 あたりからは “ジャダーしにくい” と聞いたことがあるので安心していたら、ジャダー発生です。
ジャダーとは言っても ’91 900SS で経験したほど強烈なものではなく、また、’93 888SP5 ほどでもないです。
どちらかというと、“クラッチ滑り” といった方がいいくらいのものでしたが、気になってのでメンテすることにしました。


  

カバーを開けてみてビックリ! 
クラッチ・ダスト がびっしりと付着しています。 

しかも油分と合わさって、ねちゃねちゃ・・・
こんなのが ディスクに付着したらそりゃ
ダメです。 乾式クラッチってのは、常にドライ
じゃなくっちゃね!

はい♪
こちらが、 “新品のカバー” です。 めんどくさいから、
交換しちゃいました・・・・・・・・ってな訳ないです。
水洗い ⇒ 洗剤洗い ⇒ スプレーワックス で、
こんなに綺麗になりました。 

 

乾式クラッチ の特徴として、 スパッ! と繋がるし、フリクション・ロス が少ないので レーシング・ユース に最適などと言われますが、
その反面、弱点として ジャダーしやすい、内部にダストが溜まりやすい・・・などがあります。

ちなみに ジャダーというのは、熱による プレートの歪み などにより、フリクション・ディスク と クラッチ・プレート の当り面が波打ち、
 クラッチ滑りのような症状を伴う現象のことをいいます。 通常の “クラッチ滑り” よりも ガガガガガッ! と断続的に ショック があるのが特徴です。
しかも大きな音を伴う場合が多いので、「えっ!」 っと振り向かれることも多いです。
僕も最初、バイクが壊れるかと思いました・・・

乾式クラッチ の場合、放熱性に欠けるので、ジャダーが起こりやすく、特に DUCATI は多いと言われます。
対策としては様々なものがありますが、完全に無くすことは難しいらしいです。
今回は、走行約6000km の新車でもありますし、『クラッチ・ダスト の清掃』 『クラッチ・ディスク の組替え』 で対応してみたいと思います。


 

’02 SS900 のクラッチ・プレートです。
フリクション・プレートは 7枚!
耐磨耗性向上のため、厚くして枚数を減らしてるのでしょう。
上が、サーフレックス です。
下は、’93 888SP5 のノーマルです。
フリクション・ディスク のメタル部分が SS900 と
微妙に違います!
 気になる “クラッチ・アウター” の打刻痕です。
 わずかに凹んでいますが、許容範囲内です。


プレート を取り外してみて “あれっ?” と思ったのが、アフター・パーツ では共通のはずなのに、ノーマルは枚数に違いがあります。
フリクション・プレートが 1枚少ない 7枚、クラッチ・プレートも 1枚少ない 9枚です。 アフター・パーツ が共通だから、クラッチ・ハウジング 自体は
変わっていないでしょうから、たぶん 厚みを増して耐磨耗性を向上させているのでしょうね。 たぶん。

今回、発進時に “ジャダー” というより “クラッチ” 滑りが起きていましたが、やはり数枚の プレート と ディスク が偏減りしていました。
そして、2枚ほどきちんと当たっていない プレート がありましたので、クラッチ・ディスク の順番を組替えました。

組み付けて試走の結果、バッチリと “滑り” は解消しました♪ 
やっかいな、“OIL の滲み出し” の症状はなかったので、脱脂の必要もないので、10000km くらいまでは、このまま走って様子をみたいと思います。

 

 

どの年式からかは知りませんが、上の写真のように カバー の下に ダスト・ホール(粉塵排出穴)
があいています。(たぶん、SS900 になったあたりからかな?)

粉塵は排出されていますが、穴が小さく、“ゴムの音止め” がある関係であんまり機能していません。

下の写真は、888SP5 の “カーボン製のカバー” です。
いかにも! ・・・って感じでかっこいいですが、雨などが直接当たるので、内部が錆びやすいです。
回転部分に直接足などが当たらないように、最小限の部分を ガード しているのですが、転倒すると
ハウジング を破損することが多いそうです。
知人が仲間とツーリング中に1台転倒し、この部分を損傷し自走不能になってしまったそうです。

お世話になっているショップで製作している レーシング・マシン は、上の丈夫なケースを加工して使用
しているそうです。(穴開けではなく、ゴム部分を取り去り、スペーサーを入れて浮かしているそうです)

けどウチのマシンの場合は、あくまで “一般街乗り主体” ですから、“穴あけ” で対応しようと思います。
諸条件を クリアー し、デザイン的にも センス あるものになる?予定ですので、お楽しみに!
(赤丸のあたりに・・・)


チェック してると、いろんなのが発見できます。
タンク・ブリ-ザーホース が、ぺったんこ・・・です!
取り回しに少し無理がかかってしまってたようです。
きちんと ライン を換えておきました。

 

やっぱり、ちょこちょこ メンテ をするってことは大切です。 傷んだ部分の早期発見や、不具合が見つけられますからね。
それにしても、今までは 大きく カット された クラッチ・カバー の マシン に乗っていたので、内部の清掃はしたことがなかったです。
今回、初めて見ましたがけっこう クラッチ・ダスト って出るもんです。 清掃して 50km くらい走行して チェック すると、すで薄くですが・・・


湿式クラッチ の場合は、この クラッチ・ダスト は OIL によって除去されますが(そのぶん OIL は汚れる)、乾式クラッチ の場合は、
溜まってしまうのです。 大きく開口部のある カバー は、その問題はクリアーしますが、内部が丸見えなので “錆が目立つ” とか、
“もしもの転倒時に内部まで破損するかも?” といった問題点もあります。

どんな感じがいいか、構想を練ってみますね!

 

 

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