尼崎市立開明小学校創立百三十周年記念事業実施

趣意書

我が開明小学校は、平成十五年で創立百三十周年を迎える事となりました。
     明治六年十一月十四日、尼崎の藩立学校.正業館のあとを受けて、正業小学校として 開校され、
それから転変の幾年月を経ましたが、明治、大正、昭和、平成の四代百三十年に
わたる歴史とともに、輝かしい伝統を築き、年輪を重ねて参りました。

然しながら、少子化の煽りを受け、平成十一年度から始まりました。尼崎市内
小中学校適正規模・適正配置の推進計画において対象校となり、くしくも百三十周年を
迎える、同じ年度の平成十六年三月で、長き歴史の幕を閉じようとしております。

万余の卒業生各位は、幼き日の幾年をこの母校で過ごされ、あの学び舎・あの友人・
あの恩師〜回顧と愛着の至情は、生涯にわたりいよいよ深まりゆくことでしょう。

私どもは、この千載一遇の機をとらえ、長きにわたる伝統と歴史を記念し
また閉校となりゆくこの開明小学校を、深く皆様の心に刻んで頂けますよう、幾度も協議を
重ね、次のような記念事業並びにさよなら行事を計画し、実行委員会を発足させる運びとなりました。
ここに地域関係各位、卒業生各位、元育友会関係各位、校区内外の篤志家の皆様に
本事業の期する所をご理解賜り、何卒ご芳志をお寄せ頂きたくお願い申し上げます。
私達は、この記念事業を実施する事により、皆様の深き想いが、これからの地域の子ども達へと
受け継がれてゆく事を、念願致しております。

平成十四年九月吉日


尼崎市立開明小学校創立百三十周年記念事業実行委員会