罵詈淘奴の部屋

ここは、他の部屋に入りきらないネタ、というか、
なんでもいいから思いついたことをグダグダと書く、
文字通り何でもありの部屋です。




2004年5月


5月6日

さて、先日、僕の初の単行本、「誰もわたしを倒せない」の著者献本十冊がついに送られてきました。
こんな感じの本です。感無量です。
いろんな人の協力なしにはとてもじゃないけどできませんでした。
その中でも特に、東京創元社の戸川安宣さんには甚大なる協力、理解をいただきました。本当にありがとうございました。
どう考えても普通新人のこのレベルの作品を二年も三年も待ってはくれないでしょう(笑)。
最初の短編(作中第四話の原型)を読んでいただいて、「連作でいきましょう、たまったら本にします」と言っていただいたときの感激は忘れられません。
装丁も、岩郷重力さんという大好きなデザイナーにやっていただいて光栄でした。
抱腹絶倒の暴走解説(?)を書いてくださった笹川吉晴さんにも大感謝。
いつも真っ先に読んでくれて的確な批評をくれた友人の赤江さんや増田さん、大挙作中に登場する(というほどでもないか)シネ研軍団、いつもありがとう!
皆さんのこの恩に報いるには、もっと面白い本をガッツンガッツン書いていくのが一番です。…それはわかってるんですけどね。はは。
いまんとこ、正直絞りカス状態です。一冊ですべてを出し切りました(情けない…)。
どうもコンスタントに出す職業作家にはなれそうもないですね。
しばらくはちょこちょこと短編を書きます。ある程度の目算がついたら懸案の長編に着手したいと思っていますが、何年先のことやら。
というわけで、5月11日発売。みんな買ってね〜。


5月9日

さて、少しですが、サイトをリニューアルしてみました。
これを機に、こちらでは名前を「伯方雪日」に統一することにします。
どっちつかずの感があったもんで。
以前にあった「ガンダム」「メタル」「格闘技」の部屋は、更新が滞っていたのでリストラしました。
これらのネタで書きたいことがあれば、今後この「罵詈淘奴」の部屋にまとめます。
今後ともご贔屓に。よろしくお願いします。


2004年6月

6月5日

すみません、どうでもいいことですが、最近気になる疑問点についてどなたか御存知なら教えてください。

(1)ほのぼのレイクのCMで、ヒールが折れた女の子に、おもむろに曙が自分のドデカイ靴を差し出すのですが、次のカットではその靴を履いた女の子を、曙が肩車して裸足で歩いているのです!
それじゃ靴をあげた意味がないだろ!

(2)吉野家の豚丼は「並盛」と「大盛」があるのですが、なぜかカレー丼は「並盛」と「中盛」なのです。大盛はありません。並と中はどう違うんだよ!
ちなみに豚丼の並と大は百円差ですが、カレー丼の並と中は五十円差です。

以上。なにか情報を握っている方がいたら御一報ください。推測でも可です。


6月21日

皆さんプライドGP二回戦見ましたか? なかなか面白かったですね。
まあ試合自体はここではあまり語らず、ちょっと気づいた点をいくつか。
DSE(プライドの主催会社です)、K−1、フジテレビのビミョーな引っ張り合いがなんかきな臭くてよかったですねー。
フジ的には一般的知名度のある小川をメインで引っ張りたいため、一回戦も今回も放送は小川がメイン扱い。実際試合自体も最後に放送。
しかしDSEは明確に過去の実績から序列を作っていて、会場での試合順はまったく違う。今回でいうと、メインはヒョードル(王者)、セミはノゲイラ(暫定王者)、ついで吉田、小川の試合はその前です。
どう放送で入れ替えられるかわからないので、実況・解説の人たちも大変でしょう。他の試合の結果を匂わせちゃいけないんだから。
で、今回K−1からマーク・ハントが参戦しましたが、これがまた今のDSEとK−1の対立っぷりをよく表わしていた。
「K−1王者が参戦!」的にフジは煽りたいんだろうけど、なんとハントのK−1での試合映像がいっさいなし。K−1で優勝したときもフジで放映したんだからいくらでも映像あるはずなのに、K−1側が絶対禁止したんだろうね。ベースボールマガジン社から借りた静止画映像のみ。うわーあからさま。
それにしても今回ダイジェストだったハリトーノフ対シュルト、ジャクソン対アローナの二試合が一番面白そうに見えたのは僕だけでしょうか?
ジャクソンのあのパワーボムはシャレにならん強烈さ!
さあ、決勝大会はどうなるんでしょうか。とりあえず両者ベストコンディションな準決勝で小川対ノゲイラ頼むぜ! 優勝はヒョードルでしょうが(強すぎです、こやつ)。


9月26日

特にプロ野球に興味はないし、全然今の選手の名前とかも知らないのですが、昨今の騒動でちょっとよくわからないことがあります。
合併でパリーグが5球団になったら1チームあまって日程組みにくいでしょう、そりゃ。
それでも、大幅な赤字のまま合併せずに無理やり維持するよりは、よっぽど小さな問題だとは思います。
赤字の会社が合併というのはきわめて自然な流れで僕は賛成です。というか当たり前でしょ。
チームが減ると日程が難しいでしょうが、じゃあ新規参入を受け入れて十二球団にせよ、というのも僕にとっては次の疑問が出てきて首を傾げてしまいます。

古田と選手側が危惧しているのは、「球団数が減ること」なのか「球団数が奇数になること」のどっちなんでしょうか。

もちろんこの二つはまったく別のお話ですよね。
要するに、合併でひとつ減って、ライブドアと楽天の二つが入ったら結局十三球団で奇数になる。それはいいの?
ニュースなんかも時たま見るだけなんで見逃しているかもしれませんが、この点について言及されているのを見たことがないんです。
どなたかその辺わかりやすく教えていただければうれしいです。いや、興味がないといえばないことなんで、いいですけど。
なんだかテレビに映るファンの反応があまりにも古田賛美一辺倒で気持ち悪くて書いてみただけです。


12月29日

今年最後の更新です。
今年もフィクション、ノンフィクションそれぞれの今年読んだ本、および今年見た映画のベストを挙げておきます。
対象は基本的に今年の新刊、今年封切りの映画ですが、さほどこだわらずに面白かったら入れることにします。


まず、読書部門の別格ベスト1は「電車男」(新潮社)です。
別格になってる理由は、フィクションかノンフィクションかが判然としない、紙媒体では読んでいない、などの理由によるものです。
読後の感動ではこれがもっとも大きいものでした。では、通常ベストをどうぞ。

<フィクション>

1位「愚か者死すべし」原ォ(早川書房)
2位「ダ・ヴィンチ・コード(上・下)」ダン・ブラウン(角川書店)
3位「暗黒館の殺人(上・下)」綾辻行人(講談社)
4位「蛇の形」ミネット・ウォルターズ(東京創元社)
5位「万物理論」グレッグ・イーガン(東京創元社)
6位「犯人に告ぐ」雫井脩介(双葉社)
7位「イデアの洞窟」ホセ・カルロス・ソモサ(文藝春秋)
8位「魔術師 イリュージョニスト」ジェフリー・ディーヴァー(文藝春秋)
9位「臨場」横山秀夫(光文社)
10位「珈琲相場師」デイヴィッド・リス(早川書房)


<ノンフィクション>
今年はあまり読んでなかったので5位まで。

1位「新・脳の探検(上・下)」フロイド・E・ブルーム(講談社)
2位「下山事件」森達也 (新潮社)
3位「数奇にして有限のよい週末を」森博嗣(幻冬舎)
4位「文学賞メッタ斬り!」大森望/豊崎由美(PARCO出版)
5位「世界が完全に思考停止する前に」森達也(角川書店)


さて、映画部門の別格ベストは「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」(ピーター・ジャクソン)です。
これは三作通じての評価、という意味で別格にしました。では、どうぞ。

<映画>(タイトルのあとの名前は監督)
1位「殺人の追憶」ポン・ジュノ
2位「マッハ!!!!!」プラッチャヤー・ピンゲーオ
3位「血と骨」崔洋一
4位「スパイダーマン2」サム・ライミ
5位「きょうのできごと」行定勲
6位「ドーン・オブ・ザ・デッド」ザック・スナイダー
7位「ゴジラ FINAL WARS」北村龍平
8位「インファナル・アフェア 無間序曲」アンドリュー・ラウ/アラン・マック
9位「オールド・ボーイ」パク・チャヌク
10位「下妻物語」中島哲也


以上です。来年もよろしくお願いします。


過去の罵詈淘奴

[2001年8月]
[2001年9月]
[2001年10月]
[2001年11月・12月]
[2002年1月]
[2002年4月]
[2002年7月〜12月]
[2003年1月〜12月]

[トップへ戻る]