作:筒井頼子 絵:林明子    福音館書店

 

五歳のみいちゃんは、ママにたのまれて はじめておつかいに行きます。

みいちゃんのドキドキする心情が、この絵本を読んでもらっている子供にも伝わってきて
みいちゃんと一緒になってドキドキしながら聞いているようです。

林 明子さんの描く、人物の表情の豊かさに惹かれて買ったのですが、どこか懐かしい
感じがする絵の中に、細かい書き込みがあり、それを発見するのが面白くて、子供と何度
も読みました。
 
例えば、逃げたインコがすずめにまぎれて電線に止まっていたり・・・。 
子供の発見に、子供はこんなに細かい部分までよく見ているのだなと、驚かされました。

同じ林さんの書かれた絵本が、まだ他にも当院の待合室に置いてあります。

「あさえとちいさいいもうと」 「とん ことり」 「はっぱのおうち」 「おふろだいすき」「こんとあき」

「きょうはなんのひ?」

どれも、表情ゆたかでかわいい絵のなかに、ちょっと遊びがあって 楽しい本です。

林さんの、他の作品に出てきた人物が登場していたりして、それを見つけるのもまた,
楽しみです。