作:ジェフリー・アレン  訳: 小沢 正

絵:ジェームズ・マーシャル      童話館出版

 

あひるのメアリー・アリスは電話サービス会社の時報係。 いつも明るく、きびきびと正しい時刻を案内します。

ところがある日、風邪をひいてしまい、休まなければならなくなってしまいます。

「なに、たいした仕事でもないんだから」と、社長はメアリーの代わりを募集しますが、やってきたのは、個性的な動物達ばかり。なかなか適当なかわりがみつかりません。結局、この仕事を上手く出来る人はメアリーしかいない!というお話です。

このお話は、自分が必要とされることの喜びとか、人から見れば大した仕事でなさそうでも、やってみると大変なんだということ、そして、自分の仕事にやりがいを持つことの喜びを 教えてくれます。

読み聞かせてあげる対象の年齢は、6歳ぐらいからでしょうか。風邪で、学校を休んだ時などに読んであげると、喜ばれたという声もききます。

ジェームズ・マーシャルの絵が マンガをみているようで、とってもおもしろいですよ。