街を歩くときはどんなカバンが安全?
 
ベトナムは治安はさほど悪くありませんが、引ったくりなどの軽犯罪が多いので、街歩きには十分注意が必要です。
といっても、警戒ばかりしていると旅を楽しめませんので、警戒する必要のない格好で歩きましょう。

●本当にとられて困るものは肌身離さず

とられたら旅を続けるのが困難になるものは、パスポート、現金、航空券の3つでしょう。
パスポートは宿によってはレセプションで預けなればいけませんが、預けてしまったほうがかえって安全です。預けた結果パスポートがなくなってしまったというのは、私の知る限りきいたことがありません。
また、部屋やレセプションにセーフティボックスがあれば、そこに預けるのが賢明です。
しかし、チェックアウトしたあとなど、預けようの無い場合はどうすればよいか。腰巻状の貴重品入れに入れて、肌身離さず持っているのが賢明でしょう。空港でも販売しています。

●カバンはどうする?

よくガイドブックでは「なるべく手ぶらで」「現地の人は手ぶらで歩いている」と書かれていますが、これは旅行者の特に女性には真似できないことだと思います。
私もカバンを持たずに外出するなんて考えられない!化粧道具にデジカメに辞書に仕事の書類、携帯電話、タバコ、もろもろ入れているとすごい量になっちゃいます。
現地では女性でも手確かにぶらが多いです。でもこれはお化粧もしない、ガイドブックも必要としない、カメラも無い、お金は数枚お札があれば十分、という状況だからなせる業なのです。
手ぶらが無理であれば、持つカバンに注意を払う必要があります。
狙われやすいカバンは、
@ウエストポーチ → ここに貴重品が入っていることを知らしめているようなもの。ポーチの上に本や地図を広げて、その下でチャックを開けて盗む手口が頻発している。
Aディパック → 後ろにしょっていると、チャックを開けられても気がつかない。鍵をしていてもナイフで切られることがある。しかも、ホーチミンでは暑すぎるし、市場で歩く時じゃま!そして前にしてしょっていると、ベトナム人に陰で笑われる。。。
B紐の長いショルダーバッグ → 引っかけやすいので、引ったくりにとってはいいカモ。紐は簡単に切られる。斜めがけにしていると、引きずられて怪我をする恐れもある。(現地では長い紐のショルダーバッグの人が結構いるがたいてい学生で、盗られて困るようなものは入っていない) 紐が一本であることも狙われやすい。
Cハンドバッグ → 手で持っているだけだとひったくりやすい。
といったところでしょうか。


後ろに背負っていて切られたデイパック。
中身は無事でも、精神的ショックは大きい。

Fionaがおすすめするのは、上にチャックのついている、持ち手の短いショルダーバッグ
ひったくりにくいし、脇に抱え込む形になるので、チャックを開けられる心配もありません。市場でもじゃまにならず、中のものも簡単に取り出せます。そして何より見栄えが良い。(見てくれを気にする人間なんです!)
もしくは、すっごくかっこ悪いですが、斜めがけのバッグの紐を一番短くして、前にバッグを持って歩くこと。ただしこの場合、ウェストポーチ同様の手口で盗まれることがあるので、チャックが胸のあたりにないと意味がないです。(よく現地の闇両替やさんが、このスタイルをしてます)

下の画像は私が愛用しているバッグ。参考にしてください。
こんな風に脇にかかえられるものがいいでしょう。上にはチャックがついていたほうがよい。 イスラエルで買ったベドウィンバッグ。後ろに背負う形になるが、背中にあたるところにチャックがついている。前に抱くようにもっていてもあまり格好悪くない。外のポケットにはティッシュだけ。生地が編みこまれていて切りにくく、2重になっている。

そして何より重要なのは、保険に入ることです。これならたとえ盗られても現金以外の携行品は保障されます。
ですから、代替がきかないものは、バッグの中には入れないこと。
でも一番肝心なのは、とられたら潔くあきらめるってことでしょうかね。

※Phuctravelでは、盗難にあわれた方の被害届けなどのお手伝いもいたします(1時間2ドルの費用がかかります。帰国後のお支払いも可能です)。万が一の時には携帯電話:090-3376644までご相談ください。