晴れ
晴れという定義は空の中で雲が30%以上70%未満の時のことを指すらしい。
それ以上が快晴でそれ以下が曇りだというが、その30〜70って結構アバウトじゃないか?
話をナミに聞いたとき、そう思ってすぐにナミに言ったんだよな。アバウトだって。
でも、決まりごとって結構そんな曖昧なものよ、と笑ってナミは答えたんだよな。
まあ実際オレも少し雲があったほうが好きだ。
時々なら『雲一つない快晴の日』も拝みたいけれど、青い空に白い雲がたなびいてるほうが実際好みだ。
それが30%以上かどうかは、素人のオレには関係ない、ちょっとでも雲が見えれば『晴れ』という認識でいいだろう、とも思ったりもする。
しかし天気図記号を見せてもらって、その30〜70という曖昧な領域を縦1本で表しているのはすごいと思った。
快晴でも曇りでもない、晴れという日。同じ晴れでも雲が31%と70%では全く空模様も違っているはずなのに、全てを包み込んでしまう定義とそれを表す記号。
どちらにも感嘆してしまった。
その幅をどっちつかずといったら悪い言い方だ。両方のいいとこ取りのという考え方がいい、この『晴れ』という天気。
どっちか一方を思い込むのではなく、中庸なものの考え方をするのが大事なんだといわれたように思えた。
オレらの旅は、運命が勝手に色々と難題を降りかけて、それをみんなが何とかしてくれる。
ゾロが敵をなぎ払ってくれて、ナミがちゃんと目的地へつれてってくれる。ご飯はサンジが作ってくれる。病気や怪我はチョッパーが治してくれる。その他色々と、きっとこう誰かがしてくれるって思ってた。
そして最強の敵はルフィが何とかしてくれる、って思ってた。
思い込みだけでは何もなさない。
実際何とかならない時になって初めてそういう思い込みが根底にあったんだって気づいた。
勿論、自分は何でもできるというポジティブな思い込みも必要だけど、だめな時を想定してしまうネガティブな気持ちもクルーに必要だったと思う。
この2つをバランスよく持っていたのが、クルーの中ではオレだと思うし、それがオレの強みだと今ならより理解できる。
あいつらは何でもかんでもできると思い込みすぎてて、それで失敗したところがあると思う。
今まではそれで何とかなっていたけど、これから新世界を旅するにあたってはそれだけでは行かないのだと、解らせてくれたのがあのシャボンディでの結末なのだろう。
あいつらは単純だから29%の雲があってもその天気が『快晴』を示すなんて思わないかもしれない。
でも実際はそうなのだから、それを知り理解することも大事なのだ。
この曖昧なバランスを理解するオレの持ち味を、バランス良く伸ばす。それがオレの約束の日までの課題だ。
まあ、このだぶついた体を元に戻した上でより筋力をつけること、そしてこの島から出ないとどうしようもないけれど。
まあこれは楽観的なことでなく「きっとやり遂げる」。
青い空に漂う雲の量が30%以上なのか以下なのかと思いながら、改めて心に誓った。
晴れと上手くリンクが出来ない・・・だめだ私
