「バイオパズラー魔獣結合体」とは?
****概要

「バイオパズラー」
は、カバヤ食品株式会社から、おまけ付菓子、
いわゆる食玩と表現される形態にて発売された商品です。
組立モデル、ストーリーの紹介カード(表に魔獣やキャラクターのイラスト
、裏にストーリーと挿絵が描かれている)が
ガムのおまけになっており、200円もしくは300円で店頭に並んでいました。

バイオパスラーは既存のアニメキャラクター等をセールスポイントにした
それまでの組立モデル系食玩とは異なり、
ファンタジー世界観を基盤とするオリジナルストーリーでの展開が特徴でした。

「科学と魔法が入り乱れる魔界ゾーンと呼ばれる世界で
魔獣を操る能力を持つバイオハンター達が魔王を倒すために戦う」


という典型的な魔王退治ストーリーを背景として
登場する神話・伝説の幻獣(ドラゴンやグリフォンなど)を原典にした
「魔獣」の組立モデルは、別の魔獣のパーツ同士をつなぎあわせて(結合させて)
自分だけの魔獣が作り出せる、という触れ込みでした。

「自分だけのオリジナル魔獣を作ろう!」という企画は
一時は小なりとはいえブームを巻き起こし
コロコロコミックで特集も組まれ、雑誌主催のイベントで
専用ブースも設けられてしたりもしたのですが、
購買層である子供たちに単価200円以上の高価な「おまけ」の「収集」は
負担が大きすぎたのか、
それともストーリーが続く中での「飽き」が原因だったのか、
本編8シリーズと外伝2シリーズ、計10シリーズ
この商品は店頭から姿を消す事になります。

****販売形態

シリーズは必ずしも同一価格、名称で販売されていたわけではなく
200円で販売されていた
「バイオパズラー魔獣結合体」
「バイオパズラー魔獣結合体NEO」
300円で販売されていた
「スーパーバイオパズラー聖魔獣伝説」「バイオパズラー魔獣結合体NEOZ」
と四種類の商品形態でストーリーが展開されていました。

****宣伝

バイオパズラー販売開始以降、その人気が高まると、
コロコロコミックなどで特集がくまれるようになりました。
パート3、スーパーバイオパズラーパート1が発売されたときは
シリーズがもっとも白熱し、
ちょうど開催されていたコロコロフェスティバルでは
バイオパズラーのコーナーも出展されるようになりました。
製作担当会社のデザイナーが自作したビデオが流されたり、
それまでのカードの紹介が記載されたチラシやポスターが配布されたり、
1/100スケールのルシファーが制作されたりと、
ファンにとっては(「小さなお子様」から「大きなお兄様」まで)
かなり貴重な展示の数々が行われていたようです。
また、テレビでもパート3、パート4、NEO1、NEO2の
4種類のCMが放送されていました。
コロコロコミックでバイオドラゴンとバン(?)のナンセンスギャグ漫画と
(竹村よしひこ氏によるものと推測される)
バイオヘラクレスをメインにした(これもナンセンス系だったのでしょうか)マンガが
掲載されていたようです。


****遊び方

意外にわすれられがちなのですが
バイオパズラーはモデルを組み立てるだけではなく
カードゲームとしても遊ぶことが出来ます。
「2枚で同じ枚数のカードを持って好きなカードを一枚ずつ出し合います。
結合ポイントが高いほうが勝ちとなり、相手のカードをもらうことが出来ます。
手持ちのカードがなくなるまで繰り返しましょう。
(一度使ったカードは、使えません)」
<説明書より>


色々と工夫すれば面白い遊びに
成長するかもしれません。
(バイオハンターになりきった
インディアンポーカー風とか)

個人的にモデルについていた人形を使って
チェスをしても面白そうだと思います。

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