2005年2月
2月1日
野田正彰
犯罪と精神医療
岩波書店(岩波現代文庫)
半分ネタ本、半分興味、て感じで読みました。
えっと、だいぶ以前(元版発行は1982年)の本の再刊らしいんですが、データがほとんどそのままで更新されていないので、どの程度現在に援用できるのかがわからないのが難点でした。
参考になる話は非常に多かったのですが。
精神医療の体制はこのころからどの程度改善されているんでしょうか。暗澹とした気持ちになります。
2月1日
喜国雅彦
本棚探偵の冒険
双葉社(双葉文庫)
だっはっは!おもしれー!
ミステリ古本マニアである漫画家の喜国雅彦がそのマニアッぷりを発揮したオタク魂溢れるナイスなエッセイ。
そもそも僕が高い金だして稀覯本買ったりする趣味がまるでないので、単行本のときにはその装丁に注目しつつも読んでいませんでした。
まず本人と、それ以上に周りのマニアが面白い。デパートの古本市の陣取り合戦など涙ぐましいです。
そして文章が相当に面白い。この人こんなテンポよくて面白い文章書けるんだ。
やはり漫画を描ける人は他にも才能がありますね。「漫画家=総合芸術家」であるというぼくの持論が証明されました(笑)。
これはオススメです。
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