9/6日(金) 今回は、少し異色の釣行記です。 OBの柳瀬、池田両先輩と筆者に加えて永田さんが参加した、昨年から始まった城崎 温泉旅行。 旅先での空き時間に釣りでもと安易な発想から出た暇潰し釣行です。 釣り場は、温泉近くの手軽な所を選択。 円山川の 最河口部に位置する気比の450m防波堤をチョイス。 堤防の西面は円山川、東面は海水浴場という特殊な環境です。 水深は浅く、 堤防の根元から中腹部までは1m前後。 昼前後の釣行とあって、スーパーで弁当とビールを購入。 ついでに釣った魚をその場で刺身 にしてしまえと包丁、醤油、わさびも追加。 軽い気持ちが、だんだん本気の釣りに高揚します。 昼前到着。 数日続く悪天候の影響で 波は少し高く、濁りがかなり入り、釣り人は皆無。 それでも海面では、イワシのような小魚が跳ねていました。 太公望の狙いは、ズバリ! ヒラメ、マゴチ、スズキです。 適当にサビキを始めた柳瀬さんにウグイが連発。汽水域ならではの釣果です。 キスが居るようなのですが、 当たりなし。 永田さんのメタルジグにも当たりなし。 仕方がないのでサビキに専念。 結果、サッパ(ママカリ)、アジ、サヨリが釣れ出しま した。 筆者は堤防際の探り釣りでガシラ、ソイ、ギンポ等をGET。 約2時間、程良く遊んだので昼食タイム。 刺身で旨そうなサヨリ、ママ カリを残し、他はリリース。 3枚におろし、試食開始。 ”どうや?”、”うまいか?” 等の問が聞こえますが、なぜか誰も言葉で応じる者は 居ません。 口をモグモグさせながら、宙をにらみ、目を泳がせる者、 うつむき、目の光を消す者。 その刹那、筆者は悟りました。 表情 や言葉には出せない、拷問に耐えている事を。 凍てつく昼食タイム! この均衡を破るべく、勇者は立ち上がります。 ”何じゃこの にがみ。今まで経験した事ないぞ。”、 ”この臭さは刺身で喰う魚じゃない!”、 ”サッパなぞ猫も喰わぬわ!” 等々。 爆笑です。 昼食タイムは破綻したかのように思われましたが、さすがエリートは違います。 調理方法を改善すべく、なぜなぜを繰り返し、1時間に及ぶ 大検証を実施した結果、2つ重要な事が解りました。 その1、内臓を取った後、腹の廻りに付いている黒い膜は絶対にとる事。 その2、皮は絶対に剥がす事。 以上2点を守れば、寿司屋で食す刺身になります。 皆さんもこれを参考に気をつけて下さいね。 だが、調理法改善前に喰った我々4人の傷は深く、致命傷だった。 すでにサヨリは完全にトラウマとなってしまっていた。
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