5/24日(土) 春も終盤、日中は暑いくらいですが、朝晩はひんやりしています。過ごしやすい気候ですが、海の中はイマイチ。今年は特に水温が上がらず、 魚の種類や活性が上がってきません。 そんな中、播磨さんと筆者は新規開拓の為、播磨さんの希望で福井県の越前海岸を北から南にランガンするという 大規模メルヘン釣行に出掛けました。日本有数のリアス式海岸の釣行に胸が躍ります。結果はいかに。 まず北陸自動車道で福井まで北上。九頭竜川河口の福井港を北に上がると東尋坊。これでは完全に観光旅行になります。ですので福井港南にある鷹巣漁港 からスタート。 海岸に沿って305号線を南下、道中にある漁港に立ち寄っていく予定です。 7時すぎ出発。13時頃到着。 さすがに景色は良いのですが、 堤防外側は高さが10m以上あり、大型テトラが乱雑に切立ったように入り怖くて行けません。逆に内側は穏やか過ぎて波気もなく、水溜りのよう。海底まで 丸見え、生物反応がほとんど見られません。 播磨さんが数投メバリングをして撤収。 次に向かいます。 鮎川、国見白浜、大丹生、茱崎漁港をのぞき、 越前岬を越え、玉川、梅浦、新保・宿、小樟、高佐、米ノ浦、甲楽城漁港と廻り、釣れたのは、メバリングの小メバル、小アブラメ、アナハゼのみ。 夜釣りをかければ良型も出そうですが、雰囲気がイマイチなのでパス。 こちらの漁港はどれも堤防が小さめで、外向きはそびえるような壁と大型テトラで 冬の日本海の荒波を防ぎ、内向きは漁船の係留所で漁船だらけ。波気がなく水溜まりのようといった感じです。 とても竿を出す気になりません。 瀬戸内堤防のマルチアングラーにとっては全く不向きな環境ですね。 自磯も多いのですが、どうも釣り荒れしていて魚が居そうにありません。 結論としては、 越前海岸の釣りは、磯への渡船か船釣りがメインでそれ以外ではちょっとリフレッシュ出来そうにないという事でした。 越前の旅もそろそろ終盤、 敦賀湾に入ってくると堤防も低くなり、良い感じになってきますが、やはり人だらけでパス。 敦賀新港も同様。 本港は埠頭で水が汚い。 これでギブアップ。 18時頃、越前の旅は妄想で終わりました。 敦賀本港で、播磨さんが竿出ししている中、筆者はのんびりおじさんの釣りを見ながら弁当休憩。 すると突然、体に物凄い衝撃を受け、びっくりしてひっくり返りそうになりました。 その瞬間はスローモーションのように見えました。 私の胸元にローソン唐揚げ弁当。→ 箸で唐揚げ摘まむ。→ となりのおじさんを見る。→ 何者かに弁当箱を叩かれ、衝撃と箱が割れる破壊音を聞く。→ 弁当に目を戻す。→ 大きな茶色い影が胸元に。 と同時にバサッと風圧。→ 獣臭が漂う。→ わり箸が1本回転しながら宙を舞っている。→ 摘まんでいた 唐揚げが無くなっている。→ びっくりしてヘタる。 と、こんな感じでした。 犯人はトンビ。 釣り場でトンビはよく見かけます。が普通は近づいて来ません。 しかし油断すると襲うんですね。 驚きました。 トンビにあげとは良く言ったものです。 皆さんも注意して下さい。 あの鍵爪で口でも引っ掛けられたら大変! 釣りどころか釣られになっちゃいます。 日没が近いので新規開拓は終了。 いつもの若狭湾に戻り、夜間は上瀬漁港、夜が明けて音海漁港でタコ狙いに。 筆者ここまで竿出さず。えらい事になりました。 21時頃、上瀬でガシラ、アジ1匹を釣ったところで強風の為、休息。 5時頃音海へ。 播磨さんは大波止でタコを狙うも不発。 2連タコジグの人は播磨さんがやった後で2匹も釣ったそうで、やはりド派手なジグが良いと痛感したそうです。 永田さんも去年そう言ってました。 筆者は自作ウキの試釣中、置き竿にランカーのギンポがHIT。 見た目はグロですが江戸前では高級天ぷらネタです。 11時納竿。 次回はいよいよタコ本番。 がんばります。
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