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あんた誰? 、 何これ? といった魚が釣れていませんか?
もし釣れたら写真を送って下さい。名称不明、珍しい魚を身元調査致します。
 

採取状況 播磨さん。 2009年11月28日
    明石本荘の船着き場にて。
  クロソイでしょうか?


カサゴ目 フカカサゴ科 メバル属

タケノコメバル

  生息域は、北海道〜九州まで。浅海の岩礁帯に生息し、
  40cm前後まで成長。名前の由来は、模様が竹の子の皮
  に似ているから。別名ベッコウゾイとも呼ばれています。
  たしかにメバルというよりは、ソイですね。
  昭和40年代まで瀬戸内海でも普通に見られたそうですが、
  近年では激減しているそうです。筆者も初めて見ました。

 

採取状況 関戸さん。 2010年9月25日
   福井県 音海漁港にて。
ヒイラギの様な、海タナゴの様な。何でしょう?


スズキ目 クロサギ科 クロサギ属

クロサギ

  生息域は、房総半島〜南日本まで。沿岸の浅い砂底に生息
  し、汽水域にも進入する。25cm前後まで成長し、体色は、
  銀白色で腹、臀、尾ひれの下縁部が鮮やかな黄色を呈する。
  口は、前下方に突き出す事が出来る。食性は底生動物など。
  よく似た種にダイミョウサギがいますが、こちらは体高が広い。
  どちらも瀬戸内では見かけません。

 

採取状況 門野さん。 2010年10月2日
 淡路島大磯港にて。
 何の幼魚でしょうか?


スズキ目 イサキ科 コロダイ属

コロダイ

  生息域は、本州中部以南に分布し、沿岸の岩礁帯や砂泥底
  を遊泳している。60cm前後まで成長する。写真の個体は、
  幼魚ですが、成魚は青灰色の地色に黄橙色の斑点が体全体
  に散在する。幼魚とのあまりの模様の違いに同種の魚と同定
  出来る人は、かなりの通である。食性は甲殻類、多毛類、
  小型魚類の動物食性。
  コロダイ属は、この一種のみ。水産上重要種。

 

採取状況 関戸さん。 2011年3月26日
 淡路島 浦一文字にて。
 何フグでしょうか?


フグ目 フグ科 トラフグ属

ナシフグ

  生息域は、瀬戸内海、九州西岸で内湾的な環境を好む。
  体表は円滑で腹部には、クサフグのような小棘が無い。
  ショウサイフグに非常に似ているが、胸ひれ上部後方の
  暗色班に白い縁取りがあることで区別出来る。
  写真の個体は大型または老成魚で、斑模様が途切れて
  いる為、識別出来ないが、生息域からナシフグで間違い
  ないと思います。

 

採取状況 播磨さん。 2011年5月7日
 徳島県 津田一文字にて。
 たまに釣れますが名前は?


カサゴ目 カジカ科 アナハゼ属

アナハゼ

  生息域は、北海道を除く日本各地。日本固有種でもある。
  沿岸の岩礁域や海藻帯に生息。見た目は、アイナメ
  とハゼを混ぜたような姿。体色は、黄色、褐色、青緑色
  と変異に富むが、口の中、内臓、身に至るまでソーダ色。
  また、魚には珍しく交尾を行う体内受精型。
  たまに釣れますが、あまり興味がなかったので名前は、
  筆者も知りませんでした。

 

採取状況 関戸さん。 2011年5月28日
 淡路島 土生港にて。
 これは何ですか?


スズキ目 ベラ科 オハグロベラ属

オハグロベラ

  生息域は、新潟県、千葉県以南の岩礁域や藻場に生息。
  容姿は、頭部がカンダイの幼魚、体形はガシラっぽく、
  体色はベラといった3種混合的な姿で、20cm前後まで
  成長する。体色の変異に富んでおり、特にオスは派手である。
  オスは背ひれの第1.2棘膜が糸状に長く伸びているので、
  雌雄の区別が出来る。従って写真の個体はメスです。

 

採取状況 播磨さん。 2011年9月23日
 福井県 音海漁港にて。
 何でしょう?


スズキ目 テンジクダイ科 テンジクダイ属

クロホシイシモチ

  生息域は、本州中部以南で、外洋の岩礁域に群れで生息
  する。夜行性で10cm程度まで成長する。頭部と尾柄部に
  黒色円斑があり、第一背ひれの先端も黒い。ネンブツダイ
  によく似るが、ネンブツダイには頭部の円斑がなく、体側上
  方に黒色細縦帯がある。

 

採取状況 播磨さん。 2011年9月23日
 福井県 音海漁港にて。
 何ハタですか?


スズキ目 ハタ科 エピネフェルス属

アオハタ

  生息域は、新潟県、東京都以南の南日本で、沿岸浅所の
  岩礁域や砂泥底域に生息。小魚や甲殻類を捕食する。
  体側には明瞭な5本の暗色横帯があり、生鮮時には黄色
  小斑がある。ひれは青っぽく、背ひれや尾ひれの先端は、
  黄色くなる。体長は40cmまでで、やや小型種である。
  ハタ科の中では安価だが、高級魚ではある。

 

採取状況 播磨さん。 2012年5月4日
 明石本荘 神鋼ケーソンにて。
 ガシラに似ていますが何ですか?


カサゴ目 フサカサゴ科 メバル属

ムラソイ

  生息域は千葉県以南。沿岸の浅い岩礁帯に棲む。
  ガシラに混ざって釣れるが広い分布域の割には個体数は
  少ない。ムラソイはメバル属、ガシラはカサゴ属と種別され
  ているが間違いなのではないかと思われる程、メバルには
  似ず、ガシラに酷以している。2種を並べて比べると顔つき、
  鰭、鱗の大きさ等、違いが判るが単独では判別しにくい。
  違いは胸鰭の形がガシラの菱形に対し、ムラソイは丸みが
  ある。また腹部には黒い斑紋があるがガシラは黒くない。
  体色は灰、黒色が多いように思われるが、棲家によって変わ
  るので体色による識別は避けるべき。

 

採取状況 門野さん。 2013年10月14日
 福井県 音海漁港にて。
 イサキに似ていますが何ですか?


スズキ目 フエダイ科 フエダイ属

ヨコスジフエダイ

  生息域は琉球列島を除く南日本、山陰地方。
  フエダイの仲間では珍しく温帯性で琉球列島などでは破産
  しない。 岩礁帯を好み、小魚や甲殻類を捕食する。

  体形はイサキのようで背びれは、スズキに似ている。
  体側には頭部から体後方に至り、太く明瞭な黒色縦帯があり、
  その中央付近に黒色斑がある。 この斑でタテフエダイと区別
  が出来る。 体長は35cmに達する。

  また、歯は2本のみで、上あごに細長く、鋭い歯を持ち、
  噛まれると穴が開き、痛そうなので注意が必要です。

 

採取状況 門野さん。 2013年10月14日
 福井県 音海漁港にて。
 チヌの子に似ていますが何ですか?


スズキ目 フエフキダイ科 フエフキダイ属

フエフキダイ

  生息域は新潟県〜鹿児島県、瀬戸内海、日本海、沖縄、
  小笠原諸島で岩礁域の砂泥底に棲み、小魚、甲殻類を食す。
  成魚は水深100m前後で見られるが、幼魚は浅瀬に多い。
  標準和名フエフキダイだが、日本の太平洋沿岸にはあまり
  多くなく、東シナ海や日本海西部などに比較的多く見られる。

  フエフキダイ属は、タイ属にくらべ、口元が前に突き出して
  いるのが特徴。 名の如く、まるで口笛を吹いているようだ。

  本種は、他の日本産フエフキダイ属とくらべ、体高が著しく
  高い。  背びれ、腹びれの先端が赤い。

  鰓ぶたの先端が赤いものとそうでないものについては,
  現在研究中だそう。