080608 あれから |
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前回、携帯のアドレスを消した。 と言っておきながら、女々しく2回ほどメールをした。 さらに昨夜、20往復くらいメールを続けてしまい、 メールで会話するのに疲れて、電話までしてしまう。 そして、彼の現状を知ることになった。 サッカーについてだけ話すつもりだったのに、 彼は自分のことを少しずつ話し出した。 わたしへのサービス精神なのか、 少しの沈黙に耐えかねたのかはわからなかったけれど、 彼のぽろりと零した言葉に、わたしはああやっぱり、と思い、 小さな絶望感も感じた。 今、薬を処方してもらっていると彼は言った。 精神を落ち着けためのる薬なのだと言った。 たぶん、彼は今、ずたぼろだ。 親友さえも救えないわたしに、 彼を救うための言葉など見つけられなかった。 無限の言葉を操れる能力がほしい。 大切な人に、どれだけ大切と思っているか、 恩着せがましくなく、ささやかに、それでいて心に残るような、 言葉を伝えられればどれだけいいだろうと思うのに。 うまく言葉を見つけられないまま、 彼からの、じゃあまた、と言う言葉で電話は終わった。 わたしのできることはなんなのだろう。 どう動けばよいのだろう。 すきだという気持ちだけでは、 立ち向かえないこともあるのかもしれない。 でも、考えるしかない。 わたしは諦めない道を選んだ。 諦めることなんて、いつだってできる。 この2ヶ月で自分の中のある部分が、大きく変わった。 簡単に言えば、恋愛に対することなのだけど、 大袈裟に言えば、人との向き合い方。 信じたいと思う人は1ミリも疑わず信じてみるということ。 自分の気持ちよりも先に相手の気持ちをまず考えてみること。 そういうの。 最近立て続けに読んだ本の影響を受けている感も否めないけど、 でも、ネガティブなときより、ずっと気持ちが楽なのも事実。 大切に思える人に出会えただけでもいいなんて、 綺麗ごとは言いたくないけど、 出会わなければよかったなんて思う気持ちは、 全くないよ。 |
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