070815 其処に在るリアル
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これまで書いていなかったけれど、彼は8つ下の大学生です。

年下好きと自負してるわたしですが、さすがにこんな展開は想定していなかった。でも、年齢を超えてでも彼と一緒にいたいと思えた。 彼はわたしが夢見て思い描いていたような男子だった。話す言葉を共感し合えた。そして、好きなことも共有し合えた。 夢の夢のまた夢だと思っていたような男子といっても過言ではないくらい。

でも、年齢差というのは事実そこに存在していて、それは現実問題としてわたしに降りかかってくる。

こんなわたしですが、人並みに結婚したいという欲求がある。 だから、彼との付き合いはスペインにいる間だけなのかもしれないと覚悟している。 先を見据えた付き合いなんて不幸だなあと思うけれど、20代での8歳という年齢差は、人生設計という観点でどうしても考え方に差が生じてしまうと思う。 わたしには出産のリミットもあるし、よい相手を見つけるには若い方が可能性が高いということも知っている。 彼の大学を卒業後にまっている、新しい人や新しい世界もわたしにとっては恐怖だ。 彼のわたしを見る目が変わらないと思い込むことなどできない。 たとえば30歳と38歳なら、ちゃんとお互いの将来のことを考えることができるかもしれない。 でも今、20歳で大学生である彼に、わたしとの将来を考えさせるのはとても酷なことだと思うのだ。

前の恋人とはスペインに来る前にわたしから別れを切り出した。 甘やかされることにただ溺れていたけれど、絶対的な価値観の違いは埋められず、好きという気持ち(恋心)は最後まで生まれなかった。 結婚できないと思っている人とずるずる付き合うのはお互いによくないと思った。彼のためにも自分のためにも。 そんなだから、次に付き合う人はちゃんと結婚を考えられるような人と。と思っていたのに、彼に出会ってしまった。 理想どおりの男子と出会い、その人がわたしを好きだと言ってくれた。そこに断る理由など存在しなかった。 これまでの不幸をすべてチャラにできるくらいしあわせだと思えたのだから。


人生はいつも思い通りにいかない。

わたしにできることは、ただ前を見て進むことだけだ。


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