ぎゃらりーまどべ

気ままに綴って

マイペース奮闘記(XP、ルーター、LAN)        2002年 2月12日

昨年暮れ、DynaBookG3が届いた。年末年始は忙しい時期なので、ゆっくり触れるのはお正月明けということになったのだが。
新しいPCでまずインターネットの設定をしてケーブルモデムに繋いでみた。
ところが繋がらない。もう一度インターネット接続ウィザードを使って設定してみたら、「すでに接続されています」というメッセージが出る。 
「嘘つき」と独り言いいながら、トラブルシューティングにしたがってケーブルモデムの電源を一度OFにしてからONにすると、これはあっさり繋がった。
ところがそのあと旧PC(98SE)に繋ぎかえると、今度はこちらが繋がらなくなってしまった。 もう一度モデムをOF、ONに切り替えてもぜんぜん。
IPアドレスを見ると、210・・・から169・・・に変わってしまっていた。これはLANカードを抜いて入れなおすことで解決。でもこれに気がつくまでにはずいぶん時間がかかった。ルーターで接続がうまく行かなかったのもきっとこれだったのかもしれない。IPアドレスを確認して、繋がらないはずだということはわかったけど、これを手動で設定すれば繋がったかも知れないけど、DHCP機能があるのだから自動で取得できるはずなのになんで?・・・と思ったので自動取得で通そうと思った。初期状態に戻して自動取得をやり直せば、そして初期状態に戻すには、これまでやったルーターやモデムのリセットだけではなく、あの時もLANカードの抜き差しをすればよかったのではないだろうか。

新PCが届く少し前に無線ブロードバンドルーターを購入したのだった。まず有線での接続からはじめたのだが、うまくいかないのでルーターのメーカーのサポートに問い合わせて状況を説明したところ、初期不良が考えられるので販売店に返品するようにと言われて返品したのに、向こうでテストしたら正常に動作するという。ネットワークの設定に問題があるのだろうと言う。 でもそれは納得がいかなかった、それまでケーブルモデムに繋いでその設定で使っていたのだし、状況を説明したときに設定内容の確認もしているし、そんなにややこしい設定でもないのに。返送されてもこれ以上どうしたらいいものかと途方にくれていたところである。だからこのことで何かが見えてきたような気がした。
ケーブルモデム直で繋いでいるのでセキュリティが気になる、早くルーターが戻ってきて欲しい、戻ったらこれでうまく行くのかもしれない、はやく試したい。

待ちに待ったルーターが返ってきた。
慎重に、すべての電源をOFにして、LANカードも入れなおして・・・いとも間単に繋がった、うれしい!
でも、LANカードを抜き差しする、こんな簡単なことを最初に問い合わせたときにどうしてサポートが気が付いてくれなかったのだろうか。

インターネットには繋がったけど、http://192.168.1.254 と入力してもルーターの設定ユーティリティの画面が表示されない、どうしてだろう? また考え込んでしまった。インターネットには繋がるのだから別に差し支えはないのだけれどどうも気になって、今度は販売店のサポートに電話してみた。
ルーター、モデムのリセット、インターネット一時ファイルの削除、再起動、言われることは「既に何度も試し済みです。」というと、「PCの設定が思わぬところで間違ってるんじゃないですか」という、またこれ。その思わぬところを教えてよ。
「それがわからないからお尋ねしてるんですけど・・・初心者なもので・・・じゃ、どうしてこの状態でインターネットには繋がるんですか?」と訊くと、「わかりません、力不足ですみません。」
でまたメーカーのサポートに問い合わせてみた。
インターネットオプションで「LANにプロキシサーバーを使用する」のチェックをはずせばあっけなく設定ユーティリティの画面を出せることがわかった。ただしセキュリティ上、普段はチェックをつけて使用した方がいいとのこと。また、インターネットには繋がっているということは、もう既に設定は終わっているということで(ルーターを使用する前からケーブルモデム直で接続できていたのだから)、この画面で設定する必要はないとのこと、・・・明快な答えに、な〜んだ、だった。
販売店のサポートに教えてあげたい。
ルーターを介して有線でのインターネット接続は2台ともこれでOK。

次はLANでホームネットワークを組むことにした。
ルーターを介して2台のパソコン、単純な構成なのにこれまた苦労。
思案尽き果てて、最後の頼みの綱とばかりにPCメーカーのサポートを頼った。
私が出来なかったのは当たり前、サポートとの電話でのやり取りは昼3時半ごろから始まって夜の7時半ごろまで続いても解決しなかった。途中で担当者が上級者に交代したようだった。電話も向こうからかけ直してくれた。
私がやったのと同じ設定を繰り返し・・・設定は間違ってなかったんだ。
ネットワークセットアップウィザードを使って設定するとブリッジが出来る、これは余分なものだということで削除したり、言われるままにDOS窓を開いてpingで検証、答えが返ってくる、IPアドレスは通っていることがわかる、でもコンピュータ名が通らないのである。ネットワークコンピュータを開くとお互いに自分の姿しか、相手のコンピュータ名がどうしても見えない。もちろんXPでのファイアウォールは無効にしてるし、ソフトも入れていない。
遅くなったのでこの日はこれで打ち切り、翌日続きをやることになった。
夕食の支度が大幅に遅れ、夫の機嫌は悪くなるし、家庭内LANならぬ家庭内乱が起きるところだった。

翌日サポートの方から約束の時間に電話がかかってきた。
この日にやったのは、前日にXPでいじくり回したネットワークアダプタをすべて削除、再起動でもとに戻すということだった。それで今度はクロスケーブルでLANが組めるかどうかを試してみてそれでもうまく行かなければまたご連絡ください、で終わった。

二日後、クロスケーブルを買って来てやり始めたが、やはりうまく行かない。
XPのネットワークセットアップウィザードを使ってディスクを作成して98SEの設定をそれでやると同じワークグループ名が自動的に入る。これぐらいなら手動でもたいした手間ではなさそう、どちらにしても簡単にできるはずなのに。
手動で設定したり、ウィザードで何度もやり直したりしているうちにまたブリッジが出来てしまった。 98SEのネットワークコンピュータを開いてみると、共有プリンタのアイコンが増えている。XPのこのウィザードのディスクを使うと、その度に増えているようである。もう一つ気が付いたのは98SEのプログラムに、アクセサリ→通信→ゲートウェイ というのが追加されていた、これ要るんだろうか? クリックしてみるとエラーメッセージが出る、なんだろう?

頭を冷やすために、ひとまずこれは置いて、ルーターと一緒に買っておいた無線LANカードをXPの方に取り付けることにした。添付のCD-ROMに入っているドライバがXPに対応していないことは先に聞いていたので、メーカーのホームページからダウンロードしてインストール・・・無線での接続は即OK。

再び有線でのホームネットワークの構築を・・・このときにはもうネットワーク関係のフォーラムを読んだりしても内容が大体理解できるようになっていた。
設定が正しく、pingが通っているのに繋がらない場合・・・これだと思って、検索で相手のコンピュータ名を検索してもだめ、「ファイル名を指定して実行」で「¥¥相手のコンピュータ名」を実行してもだめ・・・ん〜ん、迷路真っ只中。

そうこうしているうちに、せっかく無線で接続できていたインターネットが接続できなくなってしまった。その接続のプロパティを調べてみると、4つのコンポーネントの項目のチェックがすべてはずれてしまっている。チェックを入れてOKを押しても二つの項目しか入らない。「ネットワーク用クライアント」と、「ファイルとプリンタの共有」の二つの項目にはどうしてもチェックが入らない。修復ボタンを押してみたけどだめだった、何のための修復ボタン?
でもとりあえずはこれでインターネットには繋がる、ホームネットワークに繋がらないだけということなのだろう。でも4つの項目にどうしてもチェックを入れてみたくなった。該当のネットワークアダプタを削除して再起動、入れなおしてみた、プロパティで確認、すべての項目のチェックがON・・・やった!  
でもこれは後で考えると、アダプタを削除しなくてもコンポーネントの追加でドライバのファイルの場所を指定して実行してもよかったのではないかしら? それとも無線LANカードの抜き差しは? どうかなあ、試してみてからでもよかったのではないかしら、もう済んだことだけど。

98SEでのネットワークコンポーネントをもう一度見直してみた。セキュリティのためということでTCP/IPのバインドの項目をOF、NETBEUIのところでONにしている、XPにはNETBEUIがない、これじゃないかな!?
そのことをもう一度PCメーカーのサポートに訊いてみた。やはりNETBEUIが原因だったようである。NETBEUIはXPには対応していなくて不具合がおきやすい、余分なコンポーネントはない方がよい、接続も単純な方がよいということで、XPでは無線接続のLANカードも抜いて、98SEでは言われるままに不必要と思われるコンポーネントを削除したら、必要なコンポーネントまで消えてしまうというハプニングがあったが、これは簡単に追加できるものだったから。
これで98SEでのネットワークコンポーネントは「TCP/IP」、「Microsoftネットワーククライアント」、「BUFFALO Ethernet Adapter」、「Microsoftネットワーク共有サービス」、の4つだけになった。
XPでのファイアウォールも無効になっているのを確かめてマイネットワークを開いてみた・・・期待しながら、どうかな・・・しばらくしてから二つのコンピュータ名が浮かび上がってきた、98SEの方でもばっちり、ばんざ〜い!!

でもこれも後から考えると、コンポーネントの削除をしなくてもTCP/IPのバインドの項目をONにするだけでもできたのではないだろうか・・・サポートに言われてそうしたけれど、試してからでもよかったのかも・・・わからないけど。
それからXPのネットワークセットアップウィザードのフロッピーディスクを作成して98SEで使った後に出来た変なものについて訊いてみた。サポートの指示どおり、アプリケーションの追加と削除のWindowsコンポーネントから検討をつけて、それらしきものを一つ選んで削除してみたらそれは消えていた。
あれはなんだったのだろう、そのときに訊いておけばよかった。

これで終わり? いえいえまだ。今までは有線同士の構築、無線有線混在でやってみよう。
と思ったら、XPの無線接続のネットワークコンポーネントのチェックがまたすべて消えてしまっていた。でもこれはもう楽勝で解決できるようになっていたから。
今後はネットワークセットアップウィザードで設定するのは止めよう、必ずブリッジが出来てしまうし、他の接続のチェック項目が外れてしまう。
サポートでは一つのPCに無線、有線の2枚のカードが入ってるのは不具合が起きやすいと言われたけれど、だめかどうかためしてみよう。
XPの無線LANカードの設定がインフラストラクチャモードになっていることを確かめてマイネットワークを開く・・・二つのコンピュータ名が見える、OKだった。今度はファイアウォールを有効にしてみた、これはXP側から98SEのファイルは見えたけれど、98SE側からはだめだということがわかった。 
うん、これで完了かな、この次は98SEの方に無線LANカードを入れてみよう。

そうだ、まだ一つ気になることがあった。 あちこち読んでいるうちに、「ブリッジを削除してもリソースは消費し続ける」とどこかに書いてあった、どこだったのだろう? 
でもまたの機会にしよう、そろそろ絵が気になってきた。

XP同士、98SE同士なら何の疑問を持つこともなく簡単にできてたのだろうと思うけれど、苦労したおかげでまったく未知の分野での知識が、ほんのさわりの部分だと思うけれど得られた。

1月22日にルーターが戻ってから約一週間のマイペース奮闘記でした。

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