2004年4月


4月2日

きょうのできごと a day on the planet


監督:行定勲
原作:柴崎友香
脚本:行定勲/益子昌一
撮影:福本淳
音楽:矢井田瞳
出演:妻夫木聡/田中麗奈/伊藤歩/柏原収史/三浦誠己
製作年:2003年
鑑賞メディア:映画館(テアトル梅田)

いやーおもしろかった!
行定監督の作品を観るのは「GO」に続いて二作目ですが、すごいですね、この人。演出力が並じゃありません。
大学生達の、ほんとに他愛もない、なにげない一日。その一日だけを描写しているのに、まったく退屈させずに、引っ張りまくる。
自分の京都時代を思い出してなおさら胸が熱くなります。「そうそう、こんなだらけた飲み会ようやったなあ…」って。
的確な演出に引っ張られたおかげもあるでしょうが、また役者が皆、上手いんです(妻夫木以外)。
妻夫木と田中麗奈以外ほとんど知らない人たちでしたが、若手にもこんな上手い人はたくさんいるんだなあ、と新鮮な思いでした(僕が知らなかっただけでしょうが)。
皆が一丸となって「なかなか上手く言い表すことのできない何か」を確かに見せてくれます。
とにかくいい映画でした。ギャグもかなりツボ。


4月17日

コールドマウンテン

COLD MOUNTAIN

監督:アンソニー・ミンゲラ
原作:チャールズ・フレイジャー
脚本:アンソニー・ミンゲラ
撮影:ジョン・シール
音楽:ガブリエル・ヤール
出演:ジュード・ロウ/ニコール・キッドマン/レニー・ゼルウィガー/ナタリー・ポートマン/ドナルド・サザーランド
製作年:2003年
鑑賞メディア:試写会(IMPホール)

試写会が当たらなければ、おそらく見てはいないでしょうね。
ベタベタのラブストーリーです。
二時間半とかなりの長尺ですが、やってることは要するにハーレクインです。
運命的な出会いをした美男美女が、戦争で引き裂かれ、男はボロボロになって帰還して涙の再会、という。
そんな定番な展開の中で、レニー・ゼルウィガーの位置付けがちょっと面白くて飽きさせませんでした。
それにしてもジュード・ロウ、男前ですなあ。二コールも綺麗ですなあ。
二人が綺麗すぎるのが話をハーレクイン的に軽くしてしまった一因かもしれません。
というふうに冷静に見てました。まあまあでしたね。


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