ずいぶん長い年月がすぎた。
僕はいつしかプロのヴァイオリニストとなっていた。
大きなステージでヴァイオリンを弾くことが愛音の夢だったから。
そして僕がヴァイオリンを奏でると愛音があらわれる。
美しい天使の姿で僕の奏でる音楽にあわせて歌っている。
きっとこの姿も声も僕にしか見えないのだろう。
けれど、よく人からこう言われる。
「君のステージは輝いている。まるで天使がいるようだ」と。
愛音が僕に残してくれたもの・・・。
それはあまりにも美しい思い出と大きな夢と希望だった。

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