□作者名/ 江波光則 -(2012/04/22(Sun) 18:34:56) [ID:iW6XxIUE]
| 「ストレンジボイス」 (過去ログ番号はNo1440) を読んでその尖った作風に惹かれて買いました。
面白かったです。 楽しかったと言うより興味深いと言う意味で。 よりレアなものが味合わせてくれた。 ガガガ文庫ならではの作風でしょう。 こんなん他のレーベルじゃ殆ど見かけないもんな。
また「ストレンジボイス」にはカタルシスが欠けていたが この物語には一応の結末があり、充足感があった。
でもオビの煽りも表紙絵も完全に意図的な釣りですよね。 こんなん全然恋愛話じゃないもの。 個人的に一番印象に残ったのは物語終了後の頁をめくると出てくる、
※本作はフィクションであり、実在の人物・団体・事件・地名とは 一切関係ありません。
と言う一文ですな。 なんという皮肉な注意書きであろうか。 むしろこの一文こそがフィクションではないか。
うがった見方をすると本作は一見、 苛めへの嫌悪や弱者の救済に対するある種の偏向や、 左翼教師が割と美味しい役割をしていたり、 オカルトや信仰を否定している様な内容なので、 作者は隠れ左翼なんかもしれないなと思ったり。 主人公の胎教めいた行動はオカルト的でしたが。
サギ宗教と弱者救済はベクトル次第で紙一重なので本作を読んで 影響されてヘンな方向に行く読者がでないかちょっと 心配になったりしてしまいます。
それだけ惹かれる作品ではあります。
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