古本探偵団(1950〜)

図1: S-451M

 
   

航空セミナー

?社刊1957年10月発行(200円)

謎の航空雑誌

普通出版物には奥付というものがあり出版社名とか書いてあるのですが、この雑誌の場合どこを探しても見あたらないんですね。これは謎だ。単なるミスか? でも、本文をよく読むと「航空ファン」という文字や本文記事云々(全部写真ページなのに)という記述があるので、航フの別冊というようなものなのだろうか? 各月のグラビアページのみを纏めたような編集だ。それはさておき結構面白い写真が見られるのがいいですね。自衛隊のアベンジャーや創成期のアメリカ陸軍爆撃機/戦闘機とか。アメリカにこんなにも複葉爆撃機があったのか。キーストン、パミリオ、ガローデッドetc.そんなメーカー聞いたこと無いよ。思うに最近の航空雑誌はニュース性や売れ線に偏っているような気がするな。昔の方が渋いところも採り上げていたような。母親が好きなものばかり食べずに野菜も食べなさいといっていたことを少し思い出した。面白いのはこれ(図1)。ユーゴスラビアの試作機でS-451Mという。ジェットなのに尾輪式で水平尾翼はストラットで支えられているというちぐはぐさ!どうなんだろうなあ、たぶん試作止まりだろうねぇ。