ユーレ・デュボワHD-45
1950年代に常識外れの大アスペクト比主翼を持った旅客機を作ろうとしたユーレ・デュボワ社ですが調子こいてジェット機の計画まで発表しちゃってました。ですが検討不足がめだつプランだ。ジェットエンジンの排気がもろに水平尾翼にかかるというのはいかがな物か。この主翼で高速飛行はフラッターが怖い。そもそも高アスペクト比による揚抗比改善で燃費を稼ぐというのは低速飛行が前提となるけれど、高速飛行のためのジェットとは相性が悪い。真意のほどはとりあえず時流に乗ってジェットもありまっせ的なものなんだろうな。「世界の航空機」1955年2月号より。