L-1200ランサー
これは割と有名な機体。F-16が出来るかって頃に、軽量戦闘機ならマルヨンでしょということで(多分)、ロッキードがF-104の近代化案をぶち上げたんですね。ですがやはり既にマルヨンの時代ではなかったようだ。高翼にしたのは大型化した主翼を左右結合して軽量化を図る意図かなと思うのですが、丸胴との相性は悪い。取って付けたようなフェアリングが無理筋を物語っている。F-16のブレンデッドウイングボディと較べると時代が違うって感じだね。F-104のカスタマー向けにいろいろプレゼンしていたようですが実現はしなかった。「航空情報」1970年10月号より。