ソ連の新型戦闘機
謎なソ連戦闘機3題ということで。冷戦最中の5〜70年代のソ連機って秘密のベールに包まれていて謎の存在だったんですね。虚実取り混ぜた機体が当時の航空雑誌に発表されていた。一番普通な右上の機体はMig-19とのキャプションがありますがI-320ですね。開発がうまくいって採用されたらMig-19になっていたかもしれないので、まあ無罪放免ということでいいと思うのですが、右下のYak-21の正体とされている機体は、はっきり言ってナッター(の成長版)に思える。現在ではYak-21とはYak-15の複座型ということになっているのですが、どこがどうなってこれなのか?で、最大の問題作は右上のミコヤン設計と言われる菱形翼機。これまでの技術の流れから外れた菱形翼、別資料では墜落事故の映像もあるという。誰何できる人がいたら一報ください。「航空ファン」1955年4月号より。