ロッキード社のX翼型機
X翼型というのはヘリのロータとして回転させて離陸して固定して固定翼になって高速飛行をするというアイデアなんですがシコルスキーで試験機を作ってみたけどうまくいきませんでした(今の所)。
で流石にロッキードですからシコルスキー機にあった固定翼もやめちゃいました。ヘリから固定翼に遷移するときに固定翼に揚力を担保させておけばなんとかできそうな気がしますが、固定翼なしとなると、アニメのロボットじゃないんだからロータを空中でいきなりガキーンと固定はできない訳で、ゆっくりとローターを止める間の左右の揚力不均衡をどうするのでしょうか(その辺の解説はありません)。まあ固定翼があるんじゃX翼と重畳となってあまり高性能は望めないけど、コンピュータ制御しても技術的ハードルは果てしなく高いとおもう。
航空ジャーナル1979年8月号より。