次の日、いつもどおり いつもの ばしょで 空を ながめていると きのうの かもめが、また やってきました。
「こんにちは!」
いるかは、ぷいっと かもめから 目をそらしました。
「まぁ、そう つんつん しないでよ。」
そう言って かもめは、赤い実を いるかの ちかくに ぽ〜〜んと はきだしました。
「なに これ?」
いるかは、かもめに たずねました。
「この実を たべると、おたがいの からだを かりることが、できるの。」
「??」
「わたしの ぶんは、まだ 口のなかに のこっているわ。せーので たべると わたしが いるかで あなたが かもめに なれるって わけ! どう? あなたの のぞみが かなうわよ。やってみる?」
いるかは、目を きらきら かがやかせながら こたえました。
「ぼく、とべるんだね!! もちろん たべるさ。」
「じゃあ、いくよ。せ〜の!」
いるかは、赤い実を のみこみました。