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すると なんだか 目の前の けしきが、ぐるぐると まわりだし、ぱっと あたまが まっ白になりました。
「うわっ すごいわっ!!」
ききおぼえの ある声で、いるかは、そっと 目を あけてみました。
すると 海には、自分のからだが、ぐるぐると うれしそうに およいでいるのでした。
そして 海にうつる 自分の すがたを 見ました。
「うわっ!! かもめがぼくだ!!!」
すると いるかになった かもめが、うれしそうに 言いました。
「だいせいこうよ!! わたし、いるかに なって 魚を おなかいっぱい たべてみたかったの!! 日が、しずむ少しまえに ここに もどってくるわね! この実の ききめは、お日さまが 上っている あいだだけ だからね。じゃあ またあとで!」
そう 言いのこすと、あっというまに 海にもぐっていきました。
かもめになった いるかは、大きく はばたくと すぅ〜っと 空に うかびあがりました。
「うわぁっ! なんて きもちいいんだ!!」
いるかが、かんがえていた よりずっと 空を とぶことは きもちよかったのです。
「ぼくは、とんでるんだ。」
もう うれしくて うれしくて たまりません。
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