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いるかは、はじめて 海のやさしさに きがつきました。
時には あたたかく、時には つめたく、そして ここちよく、いつも いるかを つつんでいて くれたことを・・・。
「あ〜ぼくは、バカだった・・・。ぼくは、いるかなんだ。空に あこがれるばかりで、いるかで いることの 幸せをちっとも かんがえていなかった。」
いるかの 目からは、ポロポロと なみだがあふれだしました。
そして、つかれきった からだは もう空に うかぶことができず、とうとう、海のなかに 落ちて しまいました。
「ごめんよ、かもめさん。ぼく このまま海に しずんじゃうよ・・・・きみに からだを かえしてあげないと いけないのに・・・・ぼくがわるいんだ・・・」
なみだが、とまりません。
と、その時 なつかしい あたたかな ものに、いるかの からだは つつまれました。
「かあさん・・・・」いるかは、そのまま 目をとじました。
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