航空ジャーナル
航空ジャーナル社刊1974年7月号(630円)
今は亡き幻の航空誌5
航空ジャーナルって凄かったんだよ。何があったのか航空情報からオン出て創刊。各スタッフが思いの丈をぶつけるような熱い紙面だった記憶があります。こんなのが作りたいんだ、読みたいんだってのが本づくりの基本ですよね。面白かったです。
美麗な空撮、ジャーナリスティック、マニアックな話題。個人的には断片的な情報しかなかった古典機のレストアラーやユーザーについて取材した記事が興味深かった。こんなこと出来るんだやる人がいるんだ!
ソ連が秘密主義に凝り固まっていた頃だったので、漏れ出てきた情報を青木日出雄氏が読み解くという記事も面白かった。
80年代後半から苦しくなったかなと思っていたら青木日出雄氏の死去とともに廃刊。充分やり尽くしたってことでしょうか?
で、この創刊号ですが内容は航空情報プラスという感じで、まだ独自の色を出すところまで行っていないというのが正直な感想です。創刊ですからね。