2003年12月


12月7日

キル・ビル Vol.1

KILL BILL Vol.1

監督:クエンティン・タランティーノ
脚本:クエンティン・タランティーノ
撮影:ロバート・リチャードソン
音楽:THE RZA
出演:ユマ・サーマン/ルーシー・リュー/栗山千明/千葉真一/ダリル・ハンナ
製作年:2003年
鑑賞メディア:映画館(梅田ブルク)

更新遅れてすんません。見ましたよ!
結論から言うと、面白かったです!
さんざんいろんな噂が耳に入ってきて、しかも賛2に対し否8くらいの割合だったので、だんだん萎え気味だったのですが、むしろそれで5割くらい期待減で見に行ったのが功を奏したのか、総じて7割くらい面白かった。
ちょっとラストのアクションがしつこいし、よくわからんアニメやギャグも首をひねること多々でしたが、…あれ、今流れ的に、でもここがよかった!て書こうとしたけどなにも思いつかない!
一体なにが面白かったんだろう?
不思議な映画です。


12月7日

風の輝く朝に

等待黎明

監督:梁普智
脚本:チェン・カンチャン
撮影:ブライアン・ライ
音楽:ヴァイオレット・ラム
出演:チョウ・ユンファ/イップ・トン/アレックス・マン
製作年:1984年
鑑賞メディア:DVD

ユンファ好きの友人に借りました。
あまり面白くなかったです。もう内容忘れました。
それだけ。
あ、来月公開のユンファ主演の映画「バレット・モンク」 は面白そうですね!
久々のジョン・ウーとのタッグ、悟りのパワーで宙を舞い、二挺拳銃振りかざすチベット僧!なんじゃそりゃ!弾丸坊主、要チェックです。


12月7日

阿修羅のごとく


監督:森田芳光
原作:向田邦子
脚本:筒井ともみ
撮影:北信康
音楽:大島ミチル
出演:大竹しのぶ/黒木瞳/深津絵里/深田恭子/仲代達矢/八千草薫/中村獅童/小林薫
製作年:2003年
鑑賞メディア:映画館(三番街シネマ)

ああ―これは面白かった! 森田芳光会心の一撃!
原作は未読ですが、やはりこれは元がいいからでしょうね。「愛」をモチーフに四人の姉妹の環境を交互に描いていくだけでどんどん相乗的に面白くなっていきます。
そこに芸達者な小林薫や、歌舞伎役者がこんな役やってていいのかバツグンのコメディリリーフ振りを見せる中村獅童がからみ、仲代、八千草の夫婦がまとめ上げる。
んーー計算されすぎ! 上手いなあ。
今年のハカタベスト、邦画部門第2位です(1位は「刑務所の中」)!


12月7日

再見

我的兄弟姐妹

監督:ユイ・チョン
脚本:ユイ・チョン
撮影:?
音楽:?
出演:ジジ・リョン/ジャン・ウー/シア・ユイ/チェン・シー
製作年:2001年
鑑賞メディア:映画館(梅田ガーデンシネマ)

映画の日だったので「阿修羅」とハシゴ。
いやはや、なんなの、このつまらなさは。
この映画を輸入した人、相当センスないと思います。
まず映画として技術的にまったくダメ。
感動的なシーンでスローになるとか、ビックリするくらい古い演出で、大真面目なんだろうけど呆れました。
キャストがまた全員見事に魅力なし。感情移入する気はさらさら起こりまへんわ。
この映画に普通に感動する人、っているんだろうか。よっぽど映画もテレビも見たことない人だろうな。


12月17日

ブレーキ・ダウン

BREAK DOWN

監督:ジョナサン・モストウ
脚本:ジョナサン・モストウ/サム・モンゴメリー
撮影:ダグ・ミルサム
音楽:バジル・ポールデュリス
出演:カート・ラッセル/J・T・ウォルシュ/キャスリーン・クインラン/M・C・ゲイニー
製作年:1997年
鑑賞メディア:レンタルDVD

「U−571」でハカタ評価を得て、「ターミネーター3」で見事に評価を落としたジョナサン・モストゥのこれがデビュー作です。ようやく見ました。
うん、面白かった!
車でたまたますれ違ったことをきっかけに執拗に追い詰められていくサスペンス・アクションという、「激突!」や「ヒッチャー」を彷彿とさせるありがちといえばありがちなネタなのですが、腰を落として基本をしっかりとマスターした上で撮っているのでいい出来です。
それにしてもこの邦題、なんのこっちゃですね。BREAKとブレーキは全然別な単語のはずですが。


12月17日

ラストサムライ

THE LAST SAMURAI

監督:エドワード・ズウィック
脚本:エドワード・ズウィック/マーシャル・ハースコビッツ/ジョン・ローガン
撮影:ジョン・トール
音楽:ハンス・ジマー
出演:トム・クルーズ/渡辺謙/真田広之/小雪
製作年:2003年
鑑賞メディア:映画館(梅田ブルク)

うわちゃーこりゃやられた、傑作だ。
いや傑作でダメなことは全然ないのですが、ちょっと意外だったもんで。
開国し、西洋式軍隊を育てるために日本政府に雇われたトム・クルーズが、反政府を掲げるサムライ軍団にとらわれ、彼らの村でサムライ思想に同調していく、というお話ですが、まさに正統派の大河ドラマ。
おそらく西南戦争をモデルとしているのでしょう(だよね?)。
とにかく驚いたのが、日本描写にまるで違和感がないこと。
細かく見たらいろいろあるんでしょうが、素人目には突っ込みどころはほとんどありませんでした(ニンジャはちょっとね…)。
「ヘンなニッポン」に笑ってやろうとか思っている人は見ないほうがいいです。
チャンバラシーン、そしてラストの壮絶な合戦シーンは、「こんなのアメリカ人に撮られてしまって俺は日本人として恥ずかしいよ!」と叫びたくなるような素晴らしい出来。
随所で柔術らしき動きなども出てきて、日本の形骸化したチャンバラとは一線を画した凄いものです。
渡辺謙はもう失禁しそうなくらいかっこいいし、真田広之も流石の殺陣っぷり。
素直に感動しました。これは見るべし!


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